リソース配分再考のすすめ
僕はいままでhotmailを中心に使っていたが、一気にgmailに移行しつつある。会社を辞めてから作った名刺がhotmailだったからhotmailを使い続けていただけど、gmailの圧倒的な使いやすさと軽さが移行の面倒くささに勝った、ということだ。あと、MACからhotmailへのメールがかなりの確率で文字化けするので、これも耐えられん。gmailだとそれがなくなる。しかし、googleはさすがである。mailやカレンダーのように日常的にユーザーが使うツール系のサービスがずば抜けて使いやすい。gmailとメッセンジャーの組み合わせ方も実にセンスいい。それに比べて、infoseekやY!はここ数年ユーザーツールの開発がほぼとまっているように見える。hotmailもバージョンアップをしているものの、やっぱり使いづらいことこの上ない。結局、Y!やInfoseekは近視眼的に金が稼げる方向での開発にリソースを割いており、ユーザービリティをあげユーザーを中長期視点で増やす方向での開発へのリソース配分が足りないのではないかと思う。一方でgoogleはそのバランス感がよい、ということだろう。これはトップマネジメントの明確な視点の相違が表れていると思う。サイト自体の力をつけるために何をすべきかという視点の違い。ユーザーが本当に求めているものは何かの視点の違い。そもそも「ユーザー」「お客様」の定義の違い。きっとおのおのの会社でそれぞれの見え方がかなり違うのだと思う。僕はメールやカレンダー、ML、グループ系といった多くのユーザーが日常的に使うサービスの開発は、短期的に広告を入れやすい各種特集といった中途半端なコンテンツ開発よりもずっと大事だと思う。そういったサービスは中長期的に見れば他サービスに対して差別化をはかりやすく、またよいものを提供できれば、中長期的には安定的にトラフィックもUUも稼ぐことができる。またそういったツール系は検索なんかよりもずっとユーザーが乗り換える可能性が高いことが自分の行動パターンを見ると証明されている。個人的にはML系がねらい目。FreeMLはなんだかSNS系に走ってしまいどんどん使いづらくなるし、ログインを求めるタイミングが変。Y!groopsも使い勝手がいまいち。遅配も多い気がする。Infoseekにいたっては5年前からバージョンがほぼ一緒で話にならない。googleは機能未提供。MLを作るとき、いっつもどこで作るか迷ってしまう。まあいまんとこY!が一番いいかな、という感じだが、まだまだ改善の余地があると思う。もはやgoogleに使い勝手のいいMLサービスを提供してほしいと思ってしまうけど、やっぱりほかにもがんばってほしいものですよ。各社のみなさん、リソース配分をもう一度考え直すべきです。※28日修正すでにgroup機能はgoogleも提供済みでした。失礼しました。そしてすごい便利だそうです。早速使ってみます。というわけで、各社の参入余地がどんどんなくなっていってますね。。。