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今日は広島に原爆が落とされた日。
一瞬で平和な町が地獄と化した日。 私の父は若かりし頃、 船の特攻隊に志願し訓練を経験している。 私が子供の頃、 よく父に、 当時の様子を聞かされたものだ。 私の手帳にはいつの時代も セピア色した軍服姿の父の写真がはさまれている。 この写真を見るたびに 「父が生きていてくれたからこそ、今の自分があるのだ。」 そんな思いを抱いてきた。 今朝は子供達と黙祷し、 そして戦争について話をしながら朝食をとった。 私も含め子供達は戦争の悲惨さを知らない。 テレビから日々送られてくる悲惨な映像も 子供達にとってはテレビの中のお話にしか思えない。 それを自分自身のものとして 捉える事ができるようになるには どうしたらいいのか? いつも悩むところである。 先日ビデオに収めた レモンが観たがっていた「さとうきび畑の唄」。 子供達が夜卓球を終えて帰ってきたら みんなでビデオ鑑賞会をしよう!と約束。 ミカンは恐いからいやだと抵抗したが、 「戦争は現実。どんなに悲惨なものか知っとかなきゃいけないの。二度と戦争をしないためにね!だからミカンも一緒に観るの!」 しかし、ミカンは途中で睡魔に覆われ昇天。 またの機会と言うことで安らかに眠らせる事にした。 レモンは時々コメントを加えながら 最後まで鑑賞。 現実に今現在も 世界の至る所で起こっているであろう 現実が垣間見えた。 信じたくないと目を背けてしまうような現実である。 このドラマとは比べものにならないくらい もっと悲惨で もっと残酷な戦争が この地球上で繰り広げられているのだ。 そう思うと胸が苦しくなった。 子供を失う親の苦しみ。 死と向かい合わせの恐怖。 想像することはできても その痛みを知ることなど到底無理だ。 戦争のない平和な時代が 一日も早く来ることを願わずにはいられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.08.11 09:32:34
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