9月22日23日 伊東・熱海・三崎港
相変わらずのパックロッド釣行。先週は以下のセットで2日間釣りへ。パックロッドは2を除いて全部持って行っている。つまりこのセットで5本も釣りざおが入っているのですよ。もちろん6本でもいけなくはない。これに折りたたみバケツ、おにぎり数個、ぞうきん、デジカメ、日焼け止め、ペットボトル500mlのジュース、リールが2つ(スピニングと6の両軸リール)。そしてメタルジグ、ミノー、トップ、ワームなどなどが入ったケース、小物仕掛け入りケースが入っている。ハンドギャフや夜釣り用のライトもあったな。本当はコンパクトロッド並に仕舞えるタモがほしいんだけどなあ…ヘチ釣り用で近いのはあるんだけど、あと15センチぐらい短いといいんだが…自作しかないかなあ。んで、22日は東伊豆の伊東に行ったんですが、相変わらず人が多くてね。人気ありすぎだよ…見た感じ小魚とボラを釣った人しかみなくて、やろうと思った場所に割り込むオッサンがいてうんざりしてやめた。せっかくの休日を嫌な思いをしながらできんわーそんなわけで伊東をぶらぶらして、熱海へ場所替え。そしたら熱海の釣り公園が台風で被害を受けていて休止状態。そのせいか、周辺の岸壁はちょー満杯。「ここもかよー」とうんざりして、しかしそれでもこれ以上場所替えはしたくない。なにしろ雨降りそうだし…隙間みたいなところが人いないので開始。少しは静かに釣りできそうだが、魚もいなさそー。岩壁の際には小メジナやメバルらしき魚がいたのでプロックスを使って、ラパラのアイスジグで狙ったが寄ってくるだけ。周辺を見ると、トリック仕掛けやサビキが多く、小魚爆釣かと思いきや、小魚もスレているみたいでポツポツとしか釣れてない。ま、こんだけ人がいりゃあ腹いっぱいかもなーと思う。しばらくやっても釣れないが、なんとなく集中力はある。いい感じかもーと思ったら、オッサンズがどかどかと…挨拶もなしかよ。一言ニッコリ笑顔で「釣れますかー」「隣で釣らせてもらいます~」って言えばいいじゃないかー、それだけで全部解決するんだよーそれが嫌なら別のところ探せよ~俺は釣り場の人付き合いが嫌いだから人のいないところ探してたのにぃ~釣り人の場合「いまどきの若者は」というよりも「いまどきのオッサンは」と思うことが割と多いんだよな…あうあう。心底うんざりする。オッサンズは投げウキ。俺がルアー投げてる所にも普通に投げ込む。その際、こちらの様子を伺っているのがわかる。だからそこで一言あれば全部解決するのにーーーーー選択肢。注意する。→喧嘩になるだけ。怒る。→わりと早めに喧嘩になるだけ。ぶっとばす。→犯罪者になるだけ。やめる。→負け犬になるだけ。続ける。→嫌な思いするだけ。負け犬になりました。翌23日。やはり人の多いところはダメだ。そんなわけで昨日のままの状態で三崎港へ。ここも人多いけど、すさまじく広いからどこかしら釣りができる。もし三崎港がむりでも城ケ島とか油壷とかいっぱいあるからな。イワシは前ほど釣れなくなったみたい。人は多いのに暇そうだ。岸壁からパックロッド1でメタルジグを投げる。まーったく反応なし。朝じゃないとダメ?しばらくしても、周辺で小魚が釣れてるくらい。仕方ないので場所を変えつつ、ワームに変更。底付近にシーバスとか、コチとか、ヒラメとか、マダイとか、クロダイとかありえないけど釣れないかなあと思う。人が少ないところでしばらく続ける。いつもはボラとか小魚が見えるのに、本日はあまりいない。ただしゴミとかも少なく釣りやすい。集中する。なんだかいい雰囲気だ。グイと重くなる。合わせる。重いだけ。ゴミだ。かなり重い。即「ビニール袋」と結論。その先々週に近くで大量のゴミを釣ったのだ。ふっ、俺は今や重さでゴミの区別がつくのだ…空しい…えんやこらーと巻いてくる。んで、最初の異常。ゆっくりポンピングしてくると、時々メチャメチャ重くなる。大きいゴミをかけるとわかるが、海底から浮き上がらせると、ラインが緩んだときに沈んでいく。それがメチャ重い。ゴミとの判断は変わらない。第2の異常。ラインの先で水面が泡立つ。私はゴミ袋内の空気が上に上がってきたのだと思った。そのためゴミとの判断は変わらない。第3の異常。グイグイと竿が引き込まれる。「へ?」それでもゴミとの判断は変わら…グイグイ「魚だぁああああ!!!!」さすがに魚と判断する。なんだよ、最初にかけてから何分か経ってるよー!まったく気付かんかった。しかしこの時点でもゴミ+魚だと思っていた。それが少し巻いたらグイグイジーーーーーッドラグからライン出たーーーーー!!!!どんだけーーーー!!!!流行のセリフが頭に浮かんで、もはや頭の中は見たこともない80センチ級シーバスが目の前に浮かびあがってくる瞬間に支配された(笑ま、ラインは少ししか出てないけどね。しかしこの重さ、ドラグを鳴らすという状況、リールを巻けない、パックロッドとはいえ、まかりなりにもシーバスロッドがぐんにゃり。とりあえずラインは8ポンド直結。しかし強度に関しては絶大な信頼をもっているソルトルアー用のラインなので、ドラグを使えば切られるとは思わん。下手なことはできんが幸いにも、その場所は障害物とかはない。それにそんなに”走らない”←ポイント。オイラは戦える!←笑ってやってくださいじっくり無理せずリールを少しずつ巻いて寄せてくる。めちゃ重いわー時々突っ込まれてドラグが鳴る。グイグイ引っ張られる。うれぴー←失笑してください。おっちゃんが近寄ってくる。「あらゴミでもかけたんかー」「い、いいえ! 大物ですっ!」どんだけ爆笑コメントだよ。自分で自分にツッコミ入れたかったよ。一度は言ってみたいコメントだけどさ。ここで言っちゃったよ…もうひとりのおっちゃんが近寄ってくる。ギャラリー2名、と思いきや、対岸でも見られてるー計ギャラリー5名。一進一退。「ボラじゃないの」おっちゃんが不吉なことをいう。「そうかもしれんけど顔が見えないと…」と俺。だけど心の中では「絶対ボラじゃねえ!」と確信。ゆっくり巻いてくる。時々抵抗。もう足元まで寄せている。そこそこ水深があるのと、水の透明度がないので魚の姿は見えず。ゆっくり上がってくる。あ、あああああああああ気づいてしまった。「エイだ!!!!!!」「エイなんていないよー」「あ、エイだよエイ」「ああ、本当だエイだ。珍しいな」終止符打たれる。戦闘終了。でかいエイでした。いや、デカくても尻尾なしで5,60センチってところ。もっとデカイのもいるしな、なにが80センチのスズキだよ。ラインを切ってサヨウナラ。その後もワームやルアーを投げるがなーんも釣れず。それでもいいんです。エイでもいいんです。ちょー久しぶりに「大物」の手ごたえを感じたから。エイでも腕が震え、ちょっと足もガクガク。幸せだねーおれ。エイごときでこんなに満足なんて。はあ…情けないねえ(笑ま、夢を見させてもらうとやめらんないんだよなあ。