1月27日 岩港~真鶴港
前から一度ヒラメ狙いに行きたかった場所が、真鶴にある岩港。前に一度観光で行った時にその圧倒される景色に驚き、さらにどこかで似たような景色を見たなあ、と思ったら宮城県の雄勝町にある荒浜海岸を思い出した。あそこはヒラメがいるっつー話で、大昔に一度釣りに行ったが夏休みでものっごっつ海水浴客がいてルアーどころじゃなかったのだ。それで航空写真の釣りガイドを見ていましたら、まさしく岩港のところにヒラメの文字。仕事中にネットで調べたら(オイ)、エサ釣りで狙っている方もいるとのことで、これはルアー投げにいきたい! と思ったわけですね。さらにヒラメがダメでも、真鶴港でメバル狙いが面白そうだ。磯・投げ情報の今月号に書いてあるし。昼間はヒラメで夜はメバルだな、と決定。しかもトイレもある。実にありがたい。いつものパックロッド1とパックロッド7のネオバーサルを引き連れて出発。横浜から東海道本線で約1時間。意外と近いな。真鶴駅に到着したのが午後1時くらい。相変わらずのんびり屋な俺。駅から出て、、、うーん、バスがない。がらーんとした駅前。よくいく三浦半島三崎口駅よりも周囲に店、人家がありながら、バスの数、運行数も圧倒的に少ない。人もいない。 珍しくバスが集合した真鶴駅前。これは16時過ぎの光景だと思われる。 役場前だろうが、岩海岸だろうが、バス停を見ても1時間に1本しかとおってない… 運行しているのは伊豆箱根バス。なんと三浦半島でお世話になっている京浜急行バスですら導入していない「PASMO」対応バスなのだ!! この写真中央にあるのが読み取り端末だ!(大げさ)。いや、まさか対応しているとは思わず、普通に整理券をとる俺なのだ。しかも京浜急行バスが対応しているバスカードには対応していない(写真はデカイ文字だなあ)。PASMOに対応していながら…そのへんの事情は大人の事情があるのだろう、たぶん金とか(ぶっちゃけすぎ)。ま、バスがないので徒歩30分で岩海岸へ。真鶴駅からひたすら下り坂なのですが、帰りが無茶苦茶恐ろしい。帰りはバスにしましょうね。バスなら5分くらい、早い… 岩港のこの光景。なんなのあのデカイ橋は。横浜のランドマークタワーのような畏怖を感じる建造物である。こういう建造物に惹かれる俺である。海岸には投げ釣り師1名、ルアー?の親子連れがおりまして、なんか小さい海岸はそれくらいで丁度いいんでは?という感じ。ま、流れ込みの脇でルアーを投げてたんですが、流れ込みはくせえし、波が妙に怖いし(凪ではあるんだけど、沖からうねりが入っているような)、なんか赤土っぽい濁りが波打ち際にあって、やる気ゲージが低下。 こっちの岩とか多いほうでルアーを投げる。こっちは雰囲気はあるけどねー…浜辺で遊んでいる人も多いし、海藻多いし、なんだか集中できなかった。 さらに移動して、漁港側へ。港内は釣り禁止と書いてあるので、先端のテトラのほうへ。ものすごく海藻があるけど魚の気配なし。安定しない場所で釣りするのはイヤ。深いしルアーよりエサ釣り向きかなあ、と思う。そんなわけで場所移動。夜のメバルに備えて真鶴港へ。バスで真鶴駅までいったん戻り、そこから徒歩で真鶴港へ。これもやはり徒歩30分ほどか。このへんで腹が減ってくる。「アジのお茶漬け」とかの看板を見るとメッチャ食べたいわ~真鶴港までの道は人通りは多少ある。セブンイレブンもあった。しかし下り坂…帰りはこっちもきついだろうなあ… 真鶴港です。水深のある手前の岸壁から、小船がたくさんあるスロープまでいろいろ。スロープの多さがスロープ好きの俺にはたまらん(変ですね)。 港町らしく猫多いです。しかもこの猫のようにそれなりに食生活は充実しているよう。こやつは逃げようかどうしようか迷っておりますが。というか飼い猫か? こんな小さな堤防とか岸壁とかいろいろあります。まだ明るいけど、親子連れがオキアミで小物釣り(ウミタナゴや木っ端メジナや小さいカワハギやら大量にいた)をしていた場所があり、親子連れが抜けてからグラスミノーSをテキサスリグにしてヘチを探った。重いので一気に沈む。オフセットフックなので根がかりしにくい。東北ではこの方法でいっぱい楽しい思いをしたのだ。ジグヘッドの釣りはまどろっこしくて苦手。だからメバルは俺には釣れないのか。まあいい。 捨石周りなどをひたすら探っていたら、カサゴ?らしき魚が海底から一気に浮上してくるのが見えてパクリ、と。ネオバーサルがキュイーンと曲がりやした、楽しいーーーーーー!!!!ラインは6ポンド。メバルじゃ3ポンドとか普通だよな。だから俺にはメバル釣れないのか(こればかりだ)。まあ、安いファメルのスーパーソフトが意外といい、とわかっただけでもいい。山豊テグスは地味だがいい仕事をしているらしい。もう「テグス」と言うのがオッサンぽくていいなあ。しかしこの魚がカサゴなのかムラソイなのか、それとも違うカサゴ・メバルの仲間か俺には判断がつかないのだった。俺に区別できる根魚はメバル、アイナメ、クジメ、タケノコメバル(ベッコウゾイ、ボイジョとか言われているやつだ)くらいだ。まあ、カジカとかドンコもわかるが、ともかく寒い地方で釣れる魚しか区別できないのだ。まあ、15センチくらいのチビなのでリリースだ。その後はまったく釣れない。夜になり、メバルはどこ?と探り続ける。寒い。反応ない。港内には数人の釣り人の姿。 めちゃめちゃ浅いスロープのところで釣れた。たぶんこれはカサゴかな、と思う典型的な体色。こいつも15センチほど。リリース。深いところ、スロープ、電灯のあるところ、ないところ、探り続ける。ものすごく小さい魚(2センチくらい)が大量に集まっているところもあったが、フィッシュイーターはいない…20時過ぎやめた。港内には他に1名の釣り人が残っているだけ…静かで寂しい…あとは上り坂をひたすら歩く。バスはもうないのだ。結果カサゴ?2匹。久しぶりに根魚を見られたので小さいの2匹だけど、結構嬉しかったり。だけど顔見るなら横浜にもっといろいろポイントあるんだよなあ…まあ、真鶴のほうがシチュエーションがいいから気にしなーい。完