2月7日 伊豆多賀
久しぶりにヒラメ狙いのウェーディング。仕事も落ち着いてきたので、本気で釣りができるなあ、というわけで釣り場に迷う。久しぶりの職場のネット検索により、伊豆の下多賀沖はヒラメ釣りが行われ、しかも3月くらいがいいらしい、と情報をつかむ(仕事しろよ……)。伊豆多賀にはきれいな砂浜があり、下多賀方面にも昔は海水浴場があった(いまは海岸が浸食され砂浜はほとんどない)。そして湘南の大磯方面のヒラメフィーバーも12~1月をもって収束しつつある。おそらく湘南よりも伊豆多賀のほうが水温は高いに違いない。したがってヒラメが接岸するのにベストな時期は湘南よりも伊豆多賀のほうが遅く、2,3月くらいでは?と仮説を立てる。そんなわけで早起きして、珍しく8時くらいに横浜駅発である(それでも遅いよな)。が、すでにこの時点で俺は仮説が穴だらけであることに気づいていた(そりゃそーだ)。まず仮説を立てて20秒くらい後に気づいたことであるが(早いな)、俺が見たネット情報はあくまで船釣りであって、たしか水深30mくらいだったはずだ。つまり別にヒラメが接岸するというわけではない。さらにヒラメが接岸するのは水温だけでなく、ベイトフィッシュの有無とかも関係するであろう。いくら伊豆でもこの時期は超遠投してキスなどを釣るという。つまりベイトフィッシュはいない。。。。が、そのような仮説が否定されても行くのが浅はかな釣り人というものである。ちゅーわけで伊豆多賀だが、いつもの堤防は思い切り工事中。なんか堤防の外側を高くして、テトラを新たに積み上げている。前はテトラに乗りやすくていい釣り場だったが、たぶんつりづらくなっているな。まあ、今日は関係ない。ポイントはこのヘッドランド。釣り場ガイドに「ヒラメ」と書いてあったので。さらにこのヘッドランドの向こう側に下多賀港。まさにこのアタリの沖が狙い目である。天気がいいので沖には手漕ぎ船から遊漁船まで見える。…が、はるか沖だ。ヘッドランドに行くと周辺が海藻だらけ。しかも意外とテトラが高い。まあ、ウェーディングするつもりだからいいけど。んなわけでヘッドランドの西側へ。東側は観光客がいたのでね、避けたの。手前の海岸をチェックして入水。まあ、こっちも観光客の物笑いの種になるわけだけどね。えんえんと続く渋滞。車の中からも笑い声ありがとうございます。しかし海の上(って表現でいいのか?海の中というのも違うような気がするし)は静かです。つーか、久しぶりですよ、こんなちゃんとしたウェーディングは。いつも波が荒いから、とかそういう理由ですからねえ。静かな海にじっくりと入ってルアーを投げたのは久しぶり。まあ、さすが伊豆、多少にごりはありますが水中が見えます。生き物は全然いませんね。ルアーの届く範囲ではボラがはねたくらい。あとは空の鳥か岸辺の鳥か、陸の人間しか見えませんがな。永遠の相棒K-TENリップレスミノー(イワシカラー)を9フィートのソルトショットでキャスト。ラインは10ポンド直結。。。。いや、スナップ水ベル挟んでいますが。ヘッドランド側から狭い海岸の端から端まで攻める。普通に寒いですが、耐えられます。時々見えるお天道様がいい感じ。まったく気配がないなか海岸を半分超えたところで、ゴン! グイーッと。おひょひょ食ったぜベイビー。ちょっとドラグを緩めさせていたので、ラインがジリリと出る、が大物じゃない。3,40センチってところ。手ごたえ的には本命っぽい。ドラグ締めようかと迷いながら巻いていると、バラシ。。。。NO~!!!!まあ、いいや、俺のまったく信用のおけない仮説もなんとか可能性があるぞ。そんなわけで大したショックもなく続行。ボラのスレじゃないことを祈る。そして何事もないまま、砂浜でお子ちゃまたちが集まり始め、ポイント移動。観光客がいなくなったヘッドランドの東側へ。飯食って、再び入水。そして何事もないまま砂浜で昼寝を始める俺。空が青いなあぁ。。。。ええ、なんの反応もないです。ちなみに東側のほうが波は静かですが、深く冷たい。とくに波打ち際でストンと落ちるのでびっくりです。夕マズメ、再び西側へ。そしてボーズのまま駅への急な坂道を登る私がいたとさ。めでたしめでたし。じゃない。完にほんブログ村