ＰＡＤＤＬＥ

最近音楽につきっきりだから
小説でも久しぶりに書こうかなと思った今日
でも眠いなと思った今
なんだか疲れてます
遊びすぎですね
ちょっとは勉強しろって言われます今
髪が長くなってきたけど
きりにいく勇気がない
なんでだろ
メールを待ってるようで待ってないんです
でも癖かなんかで携帯をつい見ちゃうんです今
受信ボックスがいっぱいなんです
昔のメールがどんどん消えてきます
別にいいかなって思ってきました
昔の記憶は大切に
思い出は大切に僕の宝物
心の肥やしでアレ人でアレ
それもこれも消しますよ

夕焼けが綺麗です
４時の夕景
なんか人間の営みを感じさせます
ある場所では居残りの会社員ビルの１６階
或る場所では部活終わりのサッカー部員
庭で愛犬と遊んでるあの人
真冬の海で誰かと
みんな見てる夕景を、僕も見てますよ
その情景がちゃんと浮かんでくるから
まるで世界を透視したかのよう

始まりの唄ですか
そこは始まりの街ですか
その景色を守るために
ただ誰かを守るために
自分自身は呼吸をしているのですか
生きているのですか
足があり、手があり、意識があるのは
甲斐性なし
愛なんてないくせに
嘘っぱちの言葉の癖に
愛をなんて可憐なこと言いやがって
そのまま可憐に思いを突っ切っていくのは誰
僕ですか音楽って奴で条件付ですか
愛なんて言葉作ったの誰ですか
あてつけですか
人を愛せないなんて心の問題ですか
アダムとイブはいたんですか
写真でも撮りにいきますか
いつか撮った夕景に負けないくらいの
偉い写真を
自慢するためか自己満足か
そんなことを心に携えていくんですか
そんな理屈ばっかりの世界ですか
楽しいですか生きてるんですか
それが日々なんですか
繰り返し
エンドレスですか
でもいつか終わりが来るこの命を僕は
精一杯燃やし尽くして灰にするべきは
それが宿命ですか
愛の歌ですか
燃えますか食べられますか
世界の終焉ですか
そんな色してるよ君のその夕景は
世界の終焉もこんな色なんだろ
その絵に描いてあるよ

夕景？

・・・そう、その絵に描いてあるよ

そこから何が見える？

大きな空が見えるよ
赤い赤い赤い赤いよ
でも少しだけオレンジだよ
夕景だよ

今咄嗟に思いついた言葉をどんどん並べた
これが俺の心の中
全て書き綴ってみた
人ってのは不思議なもので
一瞬のうちにたくさんのことを
思考回路に入れる
しかし考えると認識されるのは
そのなかの本の一部で
そこから言葉にされるのは
さらに一握りだから
多くの自分の思ったことは捨てられてしまうんだ
パソコンみたいにね
人間は機械ではいけない
感情があるから機械ではいけないって言うけど
或る意味機械と同じなのかもしれない
咄嗟に思ったことがこうやって
いくつも言葉に出来れば
僕はどんなに楽なんだろう
人ってのはどんなに機械とかけ離れた
素敵な存在なんだろうってそんなことばっかり思うようになるのかもしれない

何にも考えずにただキーを押してると
こうやって不思議なことに気づいたりする
だから僕は感じる
すべてのことを全ての要素を
この身体で、ふと感じる
あぁ面白かったなんて、
今、俺は溜息をついた
そしてこの文章を打ち終わったときになんか、
満足げな笑顔で
パソコンを悠々と閉じるだろう
イフウドウドウダロウ







夕景を見よう
家の中だけでは物足りない
あの綺麗な夕景を見に行こう
そうすればきっと
今僕が抱えている全ての問題が
くだらなく思えてくるだろう
明日も生きようなんて思えてくるだろう
だから旅立つ明日へ




あ・・・



そうか・・・


そうだったんだ・・・




僕は・・・



たいせつなこと・・・



思い出した・・・



そう・・・



それはあの日・・・



記憶だ・・・




忘れかけていた・・・



大切な記憶が・・・



そうだ・・・


そうだったんだ・・・




あの時・・・



僕は・・・


あいつは・・・









プツッ

windows
シャットダウン。


正常に電源が切れました。




了