旅は道連れ、二人きり２

[ふるーつぱふぇは「アイテムのかけら」を手に入れた。]



はじめて拾ったかも。
噂のバターのかけら……！？((o(´∀｀)o))ワクワク






そんな貴方にホーリーランス☆




今日姉貴が神妙な顔で部屋に入ってきて、「そろそろ家を出て行くかもしれない。あんたはあんたで親とかじゃなくて、自分のことを考えな」と言ってきた。

正直、親の面倒を見るのに疲れたんだとおもう。
仕事でも真面目で、恋愛でも不器用で、欝になってまで病気と借金まみれの親の面倒なんか見れないだろう。


あまり姉貴のことはブログに書いたことはないけど、家がここまでもったのは姉貴の働きがあったからだ。名義も金も親に貸してあげて、ぼろぼろ状態でも一人暮らしから実家に戻ってきてくれた。家計のやりくりや家事を手伝ってくれた。

「１２月で裁判終わって、自己破産の手続きも全部すむから、もういいと思うんだ」といい続けた。

もうそろそろ限界がきてることは分かっていた。
それに知らないふりをしている自分にも気付いていた。

あたしは「わかった。来年になればうちも家賃分を家にいれて、家事も前よりは手伝えるとおもう」と答えた。
姉貴は「もう、いい加減に子離れしてしてもらわないとね、うちの親」と静かに笑った。
「あんたも出たいなら、出るといいよ」とも言った。




姉貴は逃げるんだ、とおもった。
でも逃げるな、なんて言えない。そんなこと言えねえよ……くそったれ。

病気の母親の面倒見て、母親がいなきゃなんにも家事ができねえ父親とすごして、うちは果たしてどうなるんだろう？




戦うことに疲れたなんて言わない。
言うもんか。