【世の中を主観的に見てみる】新幹線から経済が見える新版
新幹線から経済が見える新版 ミクロを積み上げたものがマクロですが、マクロを割り算したところでミクロにはならないのです著者は経営コンサルタントとして、「具体的にモノを見る、具体的に指示をする」(74 ページ)アドバイスをしているという。その言葉の通り、本書は、新幹線の車窓から見える「現実」をベースに経済の解説をしている。東海道新幹線に乗ったことのある方なら誰でも「なるほど」と感じる内容となっている。たとえば、東京駅や品川駅で「ビル工事のクレーン」が見える限り、地価の下落は続く。グリーン車で隣に座る乗客がいるかどうかで景気が分かる。メディアのコメンテーターはマクロ経済で語る傾向があるが、「ミクロを積み上げたものがマクロですが、マクロを割り算したところでミクロにはならない」(104 ページ)は説得力がある。■メーカー/販売元 小宮一慶=著/祥伝社/2009年07月発行■販売店は こちら