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家庭で、仕事で、学校で役に立つ(立ちそうな)サイバーな小物を中心に紹介します。
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周波数特性などは変えていないそうだが、チップが新しくなった関係でS/N感などが改善しているという。 新機能はかなり多い。Snapdragon Soundに対応し、aptX Adaptiveコーデック(最大96kHz/24bit、ロスレス非対応)やBluetoothで高音質に通話できるaptX Voiceが利用可能に。また、チップ(QCC5141)の省電力化で、連続再生時間が約20時間から約45時間へと2倍以上長くなった。15分の充電で約5時間再生の急速充電も利用できる。マイクのアップグレードでノイズキャンセル性能も向上。通話用のビームフォーミングマイクにも自動ゲインコントロール(AGC)機能を追加。新機能の“空間オーディオモード”や、自分の声は聞こえるが周囲の騒音を低減して通話しやすくする“Max Aware”の追加、ハードウェアEQのサポートなどかなり多彩な機能を持つようになった。 空間オーディオモードは3種類あり、“音楽”がスピーカーのように前方に音が定位する効果、“映画”がシアターのように広い空間と重低音、聞き取りやすい台詞の再現、“ポッドキャスト”がBGM付きの配信などで声を近く聞き取りやすくするといた効果が得られる。なお、Dolby Atmosや360 Reality Audioなどへの対応という意味ではなく、ステレオソースをアーティファクト(副作用)なく自然にアップミックスするものとなる。 素の音質は低域が引き締まってニュートラルな印象なのだが、音楽モードでは頭内定位の違和感が軽減されて聞きやすくなるし、映画モードでは低域の力感が増して空間も広がるのでライブ演奏なども楽しくなる。過度に効果が付くというよりは、適切に補正されるという感覚に近いのはプロオーディオのノウハウを持つシュアならではと言えるかもしれない。 ハードウェアEQは「ShurePlus PLAY」アプリを通じてプロ仕様の“パラメトリックEQ”が利用できる機能。完全ワイヤレスイヤホンの「AONIC 215 TWS(第2世代)」などが先んじて採用しているもの。一度設定して適用すれば、アプリを問わず効果を反映できる点はハードウェアEQならではの特徴だ。実は第1世代のAONIC 50でも追加アップデートで利用可能になっていたが、演算負荷が高いLDAC使用時やノイズキャンセル最大時は非対応だった。 ノイズキャンセリング用のマイクは6mmのエレクトレットマイク4基という構成自体は同じだが、異なるモジュールを採用。フィードフォワード/フィードバックを組み合わせるハイブリッド方式だ。これとは別に4mmのエレクトレットマイク2基を通話用のビームフォーミングマイクとして使用する。ShurePlus PLAYアプリでは、外音取り込みレベルの微調整ができる。ノイズキャンセルや外音取り込みはハードスイッチ(スライダー)での切り替えとなっており、スマホを出さずにスピーディーに設定変更できるのもいいところだ。なお、テレワーク時代に合わせて、ウェブ会議に入った際に自動で外音取り込みがをオンにする設定も選べる。 細かな変更点としては、カラーがブラックのみになった。イヤーパッドなどは共通だが、ハンガーの部分も黒くなったことで精悍さが増した印象。キャリングケースも小さめとなり、旅行かばんなどに入れやすくなった。Bluetooth 5.0は電波の強いClass 1対応で通信距離も従来の10mから100mに伸びている。 付属USBケーブルでパソコンに接続することで最大384kHz/32bitの再生ができる点やAAC、aptX、aptX HD、LDACコーデックへの対応などは従来機と同様。飛行機などでの利用に便利な3.5mmアナログ接続もできる。
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