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テーマ:小学生ママの日記(28703)
カテゴリ:新・はやみの日記
ああもう、昨日から今まで寝まくって、やっと書く元気が出ました。 でも、途中で挫折するかも・・・ 無事、野外教室から戻ってきた少年Hですが、 振り替え休日(日曜から行ったので)は友達とゲームしまくり、 次の日、 「疲れた・・・・」 昨日何も言わずに遊んどったでしょ! 少年Hは、学校でよく眠ってしまうので、 野外教室前から、保健の先生のアドバイスで、 遅刻してもいいから、家でぐっすり寝てきたほうが、 学校で集中できるのでは? ということで、2時間目に間に合うように、ばあちゃんが送っていくことになりました。 教育相談でも、「安心して学校にいられることが一番大事」と言われ、 この日は結局、3時間目にあわせて保健室へ。 でも結局、3時間目も4時間目も図書室に行ってしまったそうです。 そして、金曜日。 「今日は休みたい」 「頭が痛い。おなかが痛い。」 家で元気で、朝、体調不良を訴えるのは、典型的な不登校の兆候。 それに、高学年になると、発達障害の子達は、 学校不適応が2次障害として表れることが多いと言う。 幸い今まではなかったけど、私が思うに、 進級し、クラスに慣れるまもなく、授業は難しくなり、 自分の感覚過敏に気づき始め、授業と平行して、先生も大変な野外教室の準備。 次々とやってくる変化と、落ち着かないクラスに(行事があると落ち着かない) 授業に集中できる状態じゃなかったのでは。 「じゃあ、午前中、お母さんと勉強して、給食に間に合うように行こう」 という約束で、遅刻の電話を学校にした。 まず、昨日学校で書かなかった、野外学習の作文。 「今日は第1日目」と、原稿用紙半分しか書かなかったけれど、 漢字が合っているか確かめながら、とりあえず1人で書き上げた。 そして、宿題だった漢字ドリルの新しい漢字の練習。 4つ書くところ、2つでいいということにしているので、さっさと書き終えた。 3つ目は、PCソフトでローマ字の復習。というより、 4年のときは、まったくやらなかったらしく、「ローマ字練習帳」はまっさら! 書かせるのはだめなので、読めるようにしないと・・・ でも、いきなり練習問題だったので、かなり不機嫌に・・・・ 最後、算数の復習だ、とこれもパソコンの問題をやらせるけど、 問題の形式が理解できず、怒りまくり~~~~ 偶然ながら、私も嫌気がさしたころ、薬のせいか、眠気が襲ってきた。 それに、朝も早かったし・・・ 朝早く起きると、午前中に昼寝せずにはいられない、まだまだ病人の私。。。。 でも、あと1時間したら給食の時間なので、寝てはイカン、と思い、 またいろいろと聞いてみた。 Hが言うには、「学校」と聞くと「いやだな」というのがまず出てくると言う。 去年はそんなこと言わなかったのに・・・ 10分くらい話していて、ついに出てきたのが、 まだ悪口を言ってくる子がいる、ということだった。 やっぱりそれか、と腑に落ちた。 会うたびに「とろい」「のび太」(めがねをかけ始めたので)というらしく。 1人のときでも、友達といるときでも、 クラスが違うから、その子のクラスでも言いふらしている 名前を聞いたら、保育園から一緒の子で、去年は同じクラスだった子だった。 私はその子も、お兄ちゃんも知っているので、 多分、遊びたいとか、仲良くなりたい気持ちをうまく言えないんじゃないかと思った。 4年のときのことを、私にも、私の母にも、ほかの先生にも、 「いつも授業中ふらふらして、迷惑だったんだよ」 と、わざわざ言いにくる様子を見ると、 この子の、相手にしてもらいたい思いを感じちゃうのだ。 でも、そんなことは、言われている当人には通じないし、 だから悪口を言いふらしていいわけじゃない。 息子が心配しているのは、その悪口をほかの仲良くしてくれる子が聞いて、 自分の味方がいなくなることらしかった。 私自身、あることないことで、陰口を言われたけど、 結構被害妄想な部分もあったけど、 無視する、実力をつける(やつらは学力がなかった)、プライドで固めることで、 やりすごしてきた。(だから、今副作用で、うつ病なのでしょう(ーー;)) でも、息子は母のそんな話を聞いても、 自分のいないところで、悪口が広がっていそうで、心配で落ち着かない、 と言うのだった。 「ぼくってデリケート?」 って聞かれて、一瞬迷ったけど、 「そうだね。Hはデリケートだよ。お母さんよりはデリケートだと思うよ」 そのころには強烈に眠気が襲ってきたので、 ネットで遊んでいいことにして(マリオとかムシキングのHPを見ている) 私は眠ってしまいました・・・・。 午後も休んで、授業後、先生に話しに行くことにして。。。。 電話をすると、担任の先生は、快く時間をとってくれて、 「H君の作文好きなのよ~~」 と、喜んで、顔文字つきの(ーー;)作文を読んでくれた。 そして、悪口を言う子の話を聞いてくれ、 先生もその子には同じことを感じていて、 その子自身を何とかしないと、と思ってくれていたところだった。 「ほかの子が、悪口を信じちゃうのが心配」という息子に対し、 「そんなことはないよ」と断言してくれた。 私も、「ちゃんと分かってくれてる子はいるよ」とは言ったのだけど、 やっぱり学校のことは先生がよく分かっているのです。 「野外教室で、みんなで並ぶとき、同じ班の子が、 H君の顔を見て、先生の顔を見て、にこっとするんだよ。 それが何回もあったよ。 みんなで並ぶのが苦手だったH君のことを心配して、ちゃんと並んでるのを見て、 目で教えてくれてたよ。」 私は、それがすごくうれしかったです。 今まで、そうやって、受け入れてもらってきたのです。 だから、今さら、できないことを触れ回っても、みんなは変わらない、と思っていた。 でも、こんな形で、友達の気持ちが表れるなんて、なんていい学年だろう、と本当に思いました。 残念ながら、今まで私が気持ちよく受け持てた学年は、2回しかなくて、 いつも殺伐としていてけんかばかりだったので、 授業参観の度に、やわらかい空気を感じて、恵まれてるなあと思っていたので。 でも、そうやって、Hは受けいれられて、 今まで無事に学校に来ることができたんだなあ。 息子は、「ぼくは気づかんかった」というので、先生と2人して、 「そりゃ、そうだよ~。気づいてたら、がんばってないっていうことだよ。 一生懸命話を聞こうとがんばってたから、周りのことなんか気がつかないんだよ。 気がついてたら、きょろきょろして落ち着いてなかった、っていうことだよ」 大笑いしながら言ったけど、本人はよく分からないらしかった。 でも、先生が受け入れてくれて、何とかしてくれることや、 私も先生も「ほかの友達は信じないよ」といったことは結構安心したらしく、 話がずれると「じゃあ帰ろう」と、さっさと帰りたがっていた。 1日付き合って、気を使って、つかれた・・・・・ でも、今、話を聞いて何とかしないと、不登校につながりかねない、という危機感があった。 これまでも感じたけれど、 こういう、大人には分からない理由で、子どもは悩む。 悪口がずっと4月以降も苦痛だったことが、半日かけてやっと分かったのだ。 言わなくても、悩んでいる。何かの信号を発している。 自分でも心当たりはあるけれど、子どもだって他人だから、 よく見てよく聞いてやらないとわからない。 そのために、1日学校を休ませて、仕事を休んで、原因がわかるなら、 その1日はとても有意義だと思うのだけど。 働いてないからこそ、対応できたのかなあとも思うし。 ただ、休みの日でいいから、いつもと違う言動には、ゆっくり話し合って欲しいなあと思います。 黙って聞いていれば、ちゃんと話してくれる年齢なので。 うまく言えない気持ちは、「こういう感じ?」と言いなおしてあげればいい・・・ 「はっきり言いなさい」はだめ。 ただでさえ、不安なのだから。 不登校を否定するわけではないけれど、 できればそこまで追い込まれる前に、回りの大人が気づいてやれるに越したことはないなあ、 と、思います。 少年Hは、私の人生にたくさんの示唆を与えてくれます。 だから、いろんなことがあっても、強く、自分らしく、成長して欲しいなあ。 いつも、後回しにされるみ~(ごめんよ・・・)が いつまでも「大好きなおにいちゃん」であって欲しいです・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.07.16 23:19:19
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