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カテゴリ:刺繍 ソーイング
彼女が手にしているハンカチ・・・ きっとアルファベットでイニシャルが刺してあることでしょう。 昔は、イニシャル入りのハンカチを皆さんお持ちだったとのこと。 それは相手に自分を印象づける 愛の小道具として使われていたそうです。 :::::::::::::: そんなハンカチで彼女はきっと涙をぬぐっていたのでしょうね。 そして、彼はやさしい言葉をかけてくれている様子。 でも、こういうハンカチってとても薄手で繊細で・・・ 涙数滴で、びしょ濡れになるようなものなんですよね。 :::::::::::::: ほっとしたとき、誤解が解けたとき・・・そして安心感に包まれたとき、 そういう時に出る涙ってありますよね。 なにも悲しい時ばかりではなく、心から感動したときや 危険から救われたときにも涙線はゆるむ・・・ ::::::::::::::: そして、今この瞬間「生きていてよかった」という実感が 有無を言わせず心の底から湧き上がってくる・・・ 例えば、モーツァルトやショパンの曲には、そうした瞬間や そこに私たちが感じる 生きる喜びが表現されているように思います。 ::::::::::::::: さて、「喜びを感じる曲」というのは、挙げればきりがないほど沢山あると思います。 しかし、喜びがもたらされる一瞬、その急速な展開をとらえたかのような作品・・・ それは、深い精神性を湛えた、心の動きに敏感な作曲家にしか 描くことのできない音楽なのではないでしょうか。 ::::::::::::::::: そうした作曲家に共通すること・・・それは人間が好きであるという 強い肯定の気持ちなのだと思います。 これは私たちが幸せであることや、喜びを分かち合うことの 大前提でもあるはずです。 ::::::::::::::::: このことを私に気づかせてくれたのは・・・ 尊敬する作曲家であり、指導してくれた先生、そして聴衆の皆様・・・ ほっとしたときに出る涙、というお話をしましたが、 ほっとしたときに解ること! これも素敵なことだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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