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カテゴリ:プラハ
意識して見てみると 「あっ ここにも」 ということ・・・ ありますよね。 前回の日記で 近所には随分沢山クルミの木があるということに気がつきました。 と書きましたが・・・ :::::::::::::::::::::: 頭の中やこころの中に、クルミのことがインプットされていると クルミの木が目に飛び込んでくるというのは、自然な成り行きでしょうし、 また自然であることはとても心地いい。 そういう風に感じます。 :::::::::::::::::::::: この頃、クルミのことがイメージされているのは、 先日、木彫りの職人さん から クルミの木で出来た作品 をゆずってもらったから・・・ その作品を手にしながら、思い出に浸っていると、 なんともくつろげてほっとします。 :::::::::::::::::::::: そして、素晴らしい作品というのは、様々な連想を引き起こすものですから、 そうした連想に身を委ねていると自分のこころが大きく膨らんできて・・・ そういえば、リンツァー・トルテ (オーストリア・リンツのケーキです)には、 生地に粗めの粉末状にしたクルミを入れるんだったな。 :::::::::::::::::::::: 一体いつからあるお菓子なんだろう? モーツァルトもリンツに滞在した時は、ひょっとして食べたかな? などと思っているうちに、お菓子の本を広げてみたくなり、 するとそこには、他にもクルミや他のナッツ類を使ったお菓子のレシピが載っていて・・・ :::::::::::::::::::::: そうやって広げてみた本の1つは、 イギリスのアフタヌーンティーに関するものだったので、急に紅茶が欲しくなったり・・・ そして、本の中でセッティングに使われている美しいリネンやレース類に目を奪われると 練習前の刺繍の時間が待ちきれなくなったり・・・ :::::::::::::::::::::: そんなこんなで よし、明日は美味しいお菓子を作っていつもより優雅なお茶の時間を などと思い描いていたら・・・ お隣のおばあちゃんが、庭のベリーで作ったという焼き菓子を持ってきてくれて・・・ 丁度、試作品のジンジャーブレッドがあったので簡単なお返しもできて・・・ :::::::::::::::::::::: おばあちゃんを見送ってからキッチンに戻り、ふと目をやると、 そこにあるクルミの木でできた フォークとフライ返し・・・ ・・・幸せで自分が柔らかくなって、 溶けてしまいそうな感覚になります。 :::::::::::::::::::::: さて話は変わり・・・ 人間関係のなかには、経験を通じて私たちが学んでいく課題があり・・・ その課題の途中では、誰もがほろ苦い思いをするもの ・・・かも知れません。 :::::::::::::::::::::: 人間は他意がなくても誰かを辛い目に遭わせてしまうことがあり、 そうした経緯から、自他共に世をはかなんでしまう・・・ ということもありますよね? 大作曲家も多分そうだったと思います。 :::::::::::::::::::::: しかし、疲れてしまった何かが癒えてきたら、 私たちはまた人の輪のなかに加わっていき・・・ すると、人間ほど人を喜ばせられる存在はあるのだろうか? などと思ってしまうような素敵なあれこれが待っていたりする・・・ :::::::::::::::::::::: そして思い巡らしてみると、そのあれこれには、気持ちやこころという 目に見えないものも、また、誰かの気持ちやこころが形になった 作品 もあり・・・ そうした価値を精一杯受け取って、精一杯感じると気がついた時、 人間って素敵だなと 無心に思えてくる。 :::::::::::::::::::::: ということを・・・ 素敵な作品 と 素敵な出来事、 そして 連想 の合間に織り交ぜながら改めて考えたので・・・ ここに綴ってみました。 PS, 野原に落ちていたりんごとくるみの実を ナチュラルカラーのリネンのエプロンの上に乗せて・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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