|
カテゴリ:プラハ
鐘を鳴らす体験をさせてもらった教会について もう少し詳しく知りたい・・・ そう思ってインターネットで調べていると、 紳士のイルジィーさんからメールをいただきました。 ::::::::::::::::::::::: 教会は1891年に建てられたとのこと。 先日 この教会はそんなに古くなくてね とおっしゃっていたのが思い出されます。 教会が建てられた当初はまず、2つの鐘がかけられたそうです。 その鐘は、第1次世界大戦の際、押収され・・・ 押収されというのは、武器製造等に必要な金属として持っていかれ、 溶かされてしまったことを意味しています。 戦争終了後に新しく2つの鐘がかけられたものの これも第2次大戦時に押収され・・・ 現在の鐘の1つ アルダシュイーン は、 2001年にかけられたとのことでした。 そして2006年にもう1つの鐘 フェリックス がかけられ ようやく教会建立当時の状態になったようです。 ::::::::::::::::::::::: アルダシュイーン は、プラハの東南東およそ30Kmの アルダシュイーン村 で作られ、 ずっとその村にあったとのこと。 鐘の名前 アルダシュイーン は、 故郷の村の名前に由来しているんですね。 アルダシュイーン という場所・・・ 地図で探すと、そこは細い国道が通っている程度でした。 それ故この鐘は、押収されずに済んだのかも知れないですね。 若しくは、そこの人々によって、かくまわれていたのかも知れないですね。 ::::::::::::::::::::::: さて、 これまでに4つの鐘が失われていて、それらは存在しない・・・ そのことを思うと、時を告げ、人々に祝福を与えるべく作られた鐘たちが、 押収され、溶かされ・・・ そして人の命を奪い合う道具に作り替えられるという運命を負わされたことに 深い溜息が出ます。 他にも多くの教会で鐘が失われたことでしょう。 チェコのみならずヨーロッパ全土で。 人の命 物の命 人のこころ 物のこころ それらが尊重されることを深く祈ります。 アルダシュイーン 325Kg 1611年製 イルジィーさん撮影 フェリックス 475Kg 2006年製 イルジィーさん撮影 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月24日 06時58分12秒
コメント(0) | コメントを書く
[プラハ] カテゴリの最新記事
|