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カテゴリ:料理
グヤーシュの起源は、多分ハンガリーであると思われます。 平たく言うと牛肉と野菜のパプリカ煮込み。 時とともにハンガリーはもとより、中央ヨーロッパ一帯に広まったグヤーシュは、 愛され続ける家庭料理の定番です。 ::::::::::::::::::::::::::::::::: 家庭料理らしさを感じさせるところは、 それぞれのお宅に “我が家のグヤーシュ” というのがある辺り。 日本にも “うちのカレー” というのがありますね。 うちのカレーが1番! なんて方もきっと多いのではないでしょうか。 ::::::::::::::::::::::::::::::::: さて、どんなに好きでも同じものばかり毎日食べ続けるのはしんどいもの。 大鍋いっぱいに作ったグヤーシュにアレンジを加えながら・・・ そうやって私は、3日とか4日かけていただいています。 この日はホウレンソウのソテーを上に乗せて・・・ ::::::::::::::::::::::::::::::::: 他にもパセリやネギのみじん切り、ピーマンのスライスやゆで卵。 そして、大変美味しいのが山椒をふりかけるというものです。 これこそ “私の=うちのグヤーシュ” なんて思いながら、 お皿や下に敷くクロス類もその度に変化を持たせると1人で楽しくなりますね。 ::::::::::::::::::::::::::::::::: 個人的にグヤーシュのエピソードはいくつかあるのですが、 最近で印象に残っているのは、北モラヴィア地方に住む女性のおはなし。 いただいたメールに 「息子のところにグヤーシュを持って出かけてくるわ」 と書いてありました。 ::::::::::::::::::::::::::::::::: 彼女がせっせと支度して、グヤーシュを鍋ごと車に積んでいる様子、 車で5時間くらいの距離を運転している様子が目に浮かび・・・ グヤーシュはやはり “我が家のグヤーシュ” であり “おふくろの味” なんだなと けっこうしみじみ思いました。 ::::::::::::::::::::::::::::::::: あと微妙な気分にさせられたのは、オーストリア航空の機内で 隣の席に座っていたハンガリー人のお兄さん。 何ヶ月か日本でモデルの仕事をして帰るところだと言っていました。 日本のご飯は美味しいね! なんて話をしていたのですが・・・ ::::::::::::::::::::::::::::::::: 機内食にグヤーシュが出てくると、英語でハウスとかホームとか そういう単語を連呼していました。 しばらくそっとしておこう・・・ そう思ったものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月18日 07時07分42秒
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