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カテゴリ:◇ひまわり日記◇
数年前まで、私には左耳が無かった。
全く無かったのではなく、付いていただけだった。 昔、子供が小さい頃の娘との会話です。 母 「右の耳は何の耳?」 娘 「右の耳。・・・? ロバの耳~!ダンボの耳~!」 母 「じゃあ、左の耳は何の耳?」 娘 「・・・左耳~!こっちもロバの耳~!ダンボの耳~!」 母 「頭は何でここについてるの?」 娘 「(色んな所を指差して)こんな所についてたらおかしいやん! こけてしまうわぁ~!」 母 「そうやなぁ~頭は重いし、真ん中にないとこけてしまうなぁ~」 母 「何で耳はここについているのでしょう?」 娘 「(色んな所を指差して)こんな所についてたらおかしいやん! 右と左、同じ場所にないとぶさいくやん!」 母 「そうやなぁ~」 こんな感じで、色々問いかけながらよく話したものです。 この会話も、昔むかし、旦那から私に問いかけられた受け売りなのですが・・・ 私も、娘と同じような答えをしていた訳で・・・ 年齢なりの答え。 右の耳は?・・・ダンボ耳~と答えながら「聞く耳やろ~!」 左の耳は?・・・「これも聞く耳やろ~!」 旦那・・・? 「だからあかんねん。 おまえは、聞く耳も、考える頭も持ってるけど、聞き流す耳がないねん。 嫌な事や、いらんと思う事、ほかさな(捨てる)あかん! 欲張って何でも頭に残すから、おかしなるねん。 身体に溜めてたらしまいにおかしなるぞ!」 初めて聞いた時、凄く納得したけど、これも性分。 簡単に割り切ったり、切り捨てたりできなかった。 色々巻き込まれてはストレスを感じる事の多い私。 人を巻き込むよりはましと思うけど・・・ 「適当に聞き流せ。自分と同じ価値観の人は少ないんやから、 なんでもかんでも関わらず、あ~この人はこうなんや。 こういう考えもあるんや。こんな人になろう。 こんな人にはなりたくないな。 人の批判もせず、それなりの付き合いをすれば良い」と言う。 言い続けられて、もう20数年。 時々故障するけど、最近やっと聞き流す左耳ができてきた。 ブログランキングです。良かったらクリックしてください♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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