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カテゴリ:モンスターハンターフロンティア
大衆酒場に戻った私は、装備を点検し、いざ依頼を達成するために、街の外に出た。
そこは、「密林」。木々がうっそうと茂り、ところどころ水溜りがある。周りをみると、キノコや薬草も生えている。拠点では、モンスターは出ない。ここで一呼吸おくこともできるし、ベットもある。ベットでは、傷ついた身体を癒したり、毒などの状態異常も回復することができるのだ。 私は、目の前の「支給ボックス」という青い箱から、この依頼達成のために必要とされるギルドからの支給品を受け取った。 今回の依頼は、モンスターを倒すことではない。キノコが生えているところを探し、そこで「特産きのこ」を採集するのだ。 私は、細心の注意を払いながら、拠点をでた。 ここからは、人間の世界ではない。モンスターの闊歩する世界なのだ。 と、突然、目の前に大きな生き物がいる。 尻尾にトゲのついた茶色の生き物だ。体格は私の2倍以上はあるだろう。 しかし、良く見ると、その生き物は、草を食べていて、近くを通っても襲ってくる気配はない。草食のモンスターは、比較的穏やかなようだ。 私は、狩りの感覚を試すためにも、まず、そのモンスターに切りかかった。 「ぎゃぁぁぁ~~お」 片手剣は、攻撃力がないので、何度も何度もきりつける。モンスターは、大きな悲鳴を上げて崩れ落ちた。 さて、ここからハンターの醍醐味。剥ぎ取りだ。 この世界では、モンスターを倒すだけでは、何も得られない。モンスターから肉や皮を剥ぎ取らなければならない。それを素材にして、さらに強い武器や防具を作ったり、調合して薬やアイテムを作ったり、換金してお金を得たりするのだ。 「ザク、ザク、ザク・・・」 ナイフを出して、モンスターから肉を剥ぎ取る。手に入れたのは、「生肉」だ。 これが、この世界にきて、私が始めて手に入れたものなのだ。 何匹か倒し、周りに草食動物がいなくなった。私の手元には10個の生肉が手に入った。 ふと、草の合間に目を留めると、そこにはキノコが群生している。 そこで、私は採集することした。 1個目。アオダケ、2個目、アオダケ・・・そして、3個目にようやく目的の品「特産きのこ」が手に入った。が、、、ここでは、それ以上何も取ることが出来なかった。あと、5個。私は、他の区画に移動する事にした。 次のエリアでは、2足歩行のトカゲのような生き物がいた。「ギャオ~」 と、私と目が合ったと思ったら、私の方にキバを向いて襲い掛かってきた。 「ヤバイ!」 私は咄嗟に剣を抜くが間に合わない。 「グぁぁぁぁぁ」 すんでんのところでよけたが、左手を少しモンスターの爪に切り裂かれた。 これだけのキズは、なんとも無い。私は、振り向きざまにモンスターを切りつける。 「グサァ」鋭利な刃物がモンスターを切り裂く。しかし、攻撃力が弱い。モンスターは何事も無かったように、私に襲い掛かってくる。 「ヤァ!」 私は、無我夢中で剣を振る。本来ならよけながら上手く立ち回るのがいいのだろうが、まだ身体が慣れてない。その為、ただがむしゃらに剣を振るだけだ。 気がついたときには、傷ついた私と、動かなくなったトカゲのモンスターが横たわっている。 私は早速剥ぎ取りを行った。「ザク・ザク」 「ランボスの皮を手に入れた!」 そう、このモンスターはランボスという名前なのだ。肉食では、一番弱い生物だが、まだまだ初心者の私にとっては、きつい。1匹なら何とかなるだろうが、2匹、3匹に囲まれると・・・。 私は、さらに注意を払いながら、きのこを探し続けた。 そして、何度かモンスターとの戦闘を潜り抜け、ようやく6個の「特産きのこ」を手に入れた。 私は、「ドンドルマの街」に戻り、ギルドで報告を行った。すると、ギルドからいくばくかの報奨金をもらうことができた。これで、ちょっぴり強くなったような気がする。 私の始めての依頼は、キノコを集めるだけだったが、次からは、本業のモンスターの討伐に向かいたいと思う。 その前に、一度、自宅に帰って、荷物の整理をしてこなければ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/05/15 04:05:04 PM
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