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2005.06.17
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カテゴリ:手作りパン
昨日からずっと考えててもなかなか思いつかなかったけれど、
朝になって、やっぱり私はあんぱんを作りたいと思った。
私のあんぱんを最後にあげたいと思った。

祖父が他界しました。
97歳のお誕生日にあと2日でした。

大人になってこうしてパンを作るようになって、
何度もおじいちゃんのとこに届けた。
どんなパンも「 おまえのパンはおいしいなあ。お店でもやればいいのに 」と喜んでくれました。
いつも「 おじいちゃーん、パン持ってきたよー 」って行くと
「 おう、おまえのパンか。あんぱんあるか? 」って(笑)

私のあんぱんは、試験のときにもいっぱい練習したので
パン生地とあんこにすきまができなくて、
おじいちゃんはそれが気に入ってた。
甘い物好き、あんこ好きのじーさんだったから
50gの生地に50gのあんこのあんぱんが好きだった。
40g-40gにしたら、「 けちったな? 」とすぐばれる(笑)

何人も孫がいるなかで私が一番可愛がってもらいました。
自信をもってそう言いきることができます。

3月に入院して、最初はパンが食べれた。
次に行ったときは、牛乳につけて食べてくれた。
4月は、ゼリーを持っていった。
私の作ったものが食べられたのはそのあたりまでだった。
だけど、最後にあったときも、しっかり手を握ってくれた。

「 ぼくはね、今回はこれでもうだめだからね 」
弱音を吐くのではなく、静かに、私に諭すように言ったのは入院してすぐのころ。
3年くらい前から時々入院してたけど
今回は、入院してから、急に弱っていったように見える。

そしておじいちゃんは
電気がふっと消えるように、静かに旅立って行ったそうだ。
病室にかけつけたとき、眠ってるようだった。
とてもほっとした顔だった。

そしてあんぱんを作った。
試験のときみたいに、とても真剣に作ったよ。
涙が何度もこぼれたよ

とっても真剣に作ったので、とっても上手にあんぱんが焼けた。
棺に三つお供えした
「 こんなに一度に食べれーせんわ 」
笑ってるような気がした。

今までありがとう。大好きだったよ。おじいちゃん。
お疲れ様でした。


さよなら。またいつか。







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最終更新日  2005.06.20 00:37:01
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