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カテゴリ:どうでもいいことですが
来週は、学校が中間考査の期間に入るため、昨日の2年生の授業も
今までやったところの、総まとめだった。 とは言え、学生が要求してくるのは、1年生とほぼ同じ。 「先生~、どこが出るんですか~~~?」 「問題少しにしてください~」 「易しいテストにしてください~」 はい、はい、言われなくても、易しい問題にしとかないと、全員赤点になりかねないよ。 昨日は、女子学生2人が、授業を休んで、航空会社の面接に行ってきた。 授業の後半に、戻ってきて 「来月の10日から、出勤だって~♪ 3ヶ月は、研修期間だって~」 え?卒業まだ先だけど、もう就職なの? でも、就職決まらないよりは、いいか。 二人とも、もちろんご機嫌で、クラスメイトも喜んでいたし、わたしも嬉しかった。 授業を早めに切り上げて、学科長の部屋に行くと、学科長がおかんむりだ。 どうやら、就職決まったという2人が、面接結果をまだ学科長に報告していなかったらしい。 しかも、授業中に会社から電話があり、 再来週、筆記試験があるという・・・ 「ぎゃ~~~!じゃ、わたしたち、もう落っこちたも同然じゃないですか?!」 「きゃ~、もうクラスのみんなにも、親にも就職決まったって、いいふらしちゃった!!!」 落ち着いて、落ち着いて。まだ、落っこちたって、決まったわけじゃないから。 それに、支社長らとの面接では、制服のサイズや、出社日も確認したっていうんだから、 筆記試験は、形式的なものじゃないのかなあ? まあ、わたしにも、経験があるけどね。 面接でOKもらって、その後の作文で失敗こいて、 でも、家族にも友達にも、就職決まったって、言いふらしちゃったのよね。 で、待てど暮らせど、内定通知が来ないから、会社電話して、どうなったんですか? って聞いたら、「今回は・・・」って言われて、こっ恥ずかしい思いをしたよ・・・ その女子学生2人が、学科長室を去った後、 「先生、お待たせして申し訳ありません。テストの様式なんですけど~」 と、学科長が去年の中間考査のテストを見せてくれた。 とっても簡単な問題だったけど、それでも今の1年生には答えられないだろうと思った。 それから、いつもは、全体的にレベルを上げてくれ、だの、 2年生はJLPT(日本語能力試験)2級近くまで、レベルアップしてくれだの、 プレッシャーをかけてくる学科長が、しんみりと 「先生、1年生、どうですか?学生たち、みんな難しい、って言ってるけど。」 と、聞くので、正直に 「ああ、もう今週の水曜日から、文法はやらずに、ただの会話の反復練習してますよ。 もう、あれもこれも、って思わずに、基本の必須会話だけやりますわ。」 と、話すと、 「そう、そう、それでいいです。 ・・・1年生・・・みんな出来悪いでしょ?」 「・・・はい。でも、一生懸命な子もいるには、いるから、そういう子見ると、 まだ希望は持てるなあと、思って。」 と答えると、学科長も 「希望ですか~~~?」 と、爆笑していた。 そして、 「先生には、ほんと、ご苦労かけて、申し訳ないと思ってるんですが、よろしくお願いしますね。」 と、言ってくれた。 それから、わたしが帰ろうとすると、エレベーターのとこまで見送ってくれて 「気をつけてお帰りください。」 だって! そんな言葉、今の今まで聞いた事なかったから、思わず 「え?何ですって??」 と、聞き返したわたし(笑) 「お・気・を・つ・け・て。」 「あ、ああ、はい、はい~~~。」 そうそう、こういうのが欲しかったの! ほんと、学科長、いい人なんだけど、 自分が頭切れすぎて、他人がみんなウスノロに見える、ってタイプの人なんだよね。 おまけに、韓国人ってせっかちさんだから、すぐに結果が出ないと、いらいらするし。 わたしの授業にも、かなり不満だったんだと思うよ~。 それが、彼女の態度でもわかってたから、わたしもつらくて、 もうこりゃ夏休みで辞めさせてもらおう、ってずっと思ってたのよね。 でも、まあ、こうして、お互いが、ちょっとずつ、歩み寄って、言いたいこと言えるようになってきたので ちょっと楽になった。 やっぱり、コミュニケーションって大切だと思った。 苦手だと思ったり、嫌だと思ったら、自分がしんどいだけだから、 なるべくなら、少しでも、自分で居心地よくしていかないとね。 家の中でも外でも。 家の中、と言えば、今パンダは不在で、 明日の夜、中国から帰ってくる。 パンダ不在の時に限って、また色々あるんだよ。 そういうもんなんだよね~。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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