パンダの奥さん日記

４歳の子パンダは、今、反抗期の真っ只中。

機嫌がいいときは、いいんだけど、

ちょっと眠かったり、気に入らないことがあると、

ぷんすかぷんすか怒り始めて、ねばねばとしつこく、最後には

こんな小さな体からなんでそんなに、でかい声が？

と思うくらい、でかい声でギャーギャー泣きわめく。


夏休み、日本で過ごした時も、かんしゃくが出て、


｢そんなにいうこと聞かない子は、蔵の中放り込むよ！！！｣


と、子パンダを抱きかかえようとしたんだけど、

二の腕に噛み付かれて、断念。

それを見ていたうちの母が、


｢うちの孫にゃ、こんなアホは一人もおらんかったけど～｣


と、あきれていた。

あの・・・この子もお母さんの孫なんですけど・・・

母は、３人の内孫の面倒みてきたけど、保育園の先生方に、３人ともいいこに育ててて、

いったいどうしたら、そんなにいい子に育てられるんですか～

みたいなことも言われたこともあるらしく、ちょっと孫育てには自信があるのら。

その母が


｢こんなのは初めて見た・・・｣


そりゃそうだろ。わたしだって、こんなの初めて見た、っていうのを毎日更新中なんだから。


｢お前も、ヘタな子育てしてるなあ～｣


｢え～、どうしたらいいと思う～？｣


｢もう遅いわ～｣


げっ・・・そ、そんな・・・


けど、その何日か後に、サザエ姉ちゃんたちが来て、バーベキューしてるときに、

母が、またちょっと自慢げに


｢子パンダがね、テカちゃんと遊びに行くだろ？

で、テカちゃんが自転車で先にピュ～っと行くから、ついていけないだろ？｣


｢うん、うん。｣


｢で、一人で残されちゃってね、子パンダ。｣


｢それで？｣


｢そしたら、畑で草むしりしてたヤエちゃんに

『おばちゃん、この辺でテカちゃん見ませんでしたか？』

って聞くんだって、子パンダが。

しっかりしてるねぇ～、ってみんな言うてるわ～。｣


｢はい、はい。｣


てな感じで、ちょっとババばか入ってた。ババ心というのも複雑なもんだよ。


そうそう、もう、そんな夏の思い出はいいんだけど、

韓国戻ってきてからも、やんちゃたれまくりの子パンダ。

今日はなんと


｢ハングギ　シルタ！
　(韓国嫌い！)｣


の大暴言祭り。

嫌韓流ですかぁ～？？

それも、パンダ母に向かって

いえね、昨日も、パンダに連れられてソウルに出て、

パンダの仲間たちと集まってた時、

わたしと子パンダには全く関係ないことで、連れ出されたので、

あ～もう早く帰りたいって、隅っこで小声で言ってたら、子パンダが


｢パパぁ～！早くおうちに帰ろうよ～！！｣


｢うん～？もうちょっと待ってね～。｣


｢ママが早く帰りたいんだって～～～！！！｣


と、見事なメッセンジャーになってくれたのよ。韓国語だし(滝汗)

・・・てなこともあったので、もし、パンダ母が、誰がそんなこと言ってたの？

って問い詰めて、


ママ～！！！


みたいなことになったらどうしよう・・・

と、ひやひやしていたら、ほんとに、パンダ母が


｢なんで韓国が嫌なんだいっ？！

そんなに韓国が嫌なら

日本でもアメリカでも好きなとこ行きな！！！｣


の後に、


｢誰がそんなこと教えたんだいっ？！！！｣


げげげ～～～～～。

でも、子パンダその問いには、答えず、


｢韓国はうるさいし、汚いから嫌い！ゴミだっていっぱいだし！！

日本は静かだし、ゴミもないし、人もおとなしいし・・・｣


そうそう。いいぞ、子パンダ。あたしって、いい子育てしてる？

でも、この後の発言が笑えた。


｢大韓民国はいいけど、韓国はイヤだ！｣


あの・・・同じなんですけど・・・

これにはパンダ母も笑い転げたんだけど、子パンダはますますヒートアップし、

ママは大変困るのであった。

とりあえず、今日のところはセーフ。。。

反抗期にくわえて、女の子はおしゃべりなので、ほんと、うかつなことは言えないのだった・・・