パンダの奥さん日記

韓国のスーパーや食堂の店員さん。

無愛想な人が多いし、時には要らんひと言で、こっちが嫌な思いをすることもありがち。

ひと夏を日本で過ごして、こっちに戻ってきてすぐに病院に行ってきた奥さん。

日本でも咳やら痰やらがひどいので、母が心配してたから。

いつも子パンダがかかってる病院行って、レントゲン撮ってきた。

別に心配するほど、悪いわけではないらしくて、薬飲んで様子をみるってだけだった。

そんで、


「運動して、もちょっと痩せなさいね」


わかってるわよ、そんなこと～～～！！！

んぎゃ～～～、ついに太った医者にまで言われてしまった・・・

その帰りに、ぶらっとお洋服見てて、ウエストがわたしのサイズのがあったので、

試着したら、ウエストはいいけど、お尻やももがぱつぱつで、

店のアジュンマ(おばさん)が


「アジュンマ～、そんな太い足して、

見りゃ、はいるかどうかわかるじゃないの。

アジュンマみたいな人は、腰で選んじゃだめよ。

足の太さで選ばないと～～～！！！」


アジュンマからアジュンマ呼ばわりされるほど、腹立つこともないわ。

しかも、そのアジュンマもでぶだった(爆)

すごすぎない？韓国の店員のサービス精神のなさって。


６月にソウルに遊びに来た、韓国ドラマ大好きんぐのＫちゃん。

あちこち行く度に、無愛想な店員さんを前に、他の日本人友達に


｢怒ってるわけじゃないの、この人。怒ってませんから。｣


と、フォローしてくれてるのが、めちゃ可笑しかった。


そんな韓国の接客事情だから、にこにこ笑顔で、丁寧に応対されると、

とても感激する反面、なんか怪しいんじゃないか？

と、疑うようになってしまった。悲しいことよのぅ・・・


今日は午前中、学校に行く途中、

毎日牛乳

の看板を見つけた。

気になって、授業が済んでから、また立ち寄って、


｢あのぉ～、もしかして、こちらに生クリームとかホイップクリームとか置いてないですか？」


人の好さそうなアジョシ(おじさん)が出てきて、


｢なんで？｣


いや、なんで、って・・・


｢いや・・・家でお菓子とか作るのに買いたいなあと思って・・・｣


｢生クリームはないけど、ホイップクリームならあるよ。｣


と、奥からホイップクリームの箱をひとつ持って来てくれた。

でかいよ。１リットルサイズ。


｢有効期間はまだまだだからね。

ただ、箱がこんなで、ちょっと汚いでしょ？

もし、開けてみて、なんか変な臭いがするとか、

味がおかしかったりしたら、使わないでね。

また持ってきてくださいね。｣


｢あ、はい・・・あの・・・おいくらですか？｣


と、恐る恐る尋ねると、


｢ん～・・・２０００ウォン(２４０円)｣


｢えええっ？！｣


やすっ！！！

とわたしが驚くと


｢ほら、箱がこんなだから。

ほんとは４０００ｗくらいするんだけど、いいよ、いいよ。｣


と、２０００ウォンで売ってくれた。

こんな親切な店員さん、見たことないなあと、わたしも感激して、

来週の授業の前の日に、ケーキでも焼いて、差し入れしようかな、なんて考えてた。

でも、帰り道よくよくよくよく考えたら、そのクリーム、冷えてなかったのよ。

でも、箱には「要冷蔵」って書いてある・・・

もしかして、おじさん、常温保存してたの？？？

わからない・・・今冷蔵庫に入れてるんだけど、ちょっと怖いわ～～～

今思えば、あのおじさんの韓国人にはあるまじき、腰の低さもあやしいわぁ～。

わたし、疑いすぎ？？？


と、もんもんとしていたら、在韓奥様から


｢開封後は『要冷蔵』、じゃないかな？｣


って教えてもらったので、ちょっと一安心。

明日はパンダの幼なじみのとこまで遊びに行くので、お土産にパンを焼こうと思って。

生クリーム入りのは、ふわふわなんだって。

明日の朝、開封したら、ヨーグルトになってた。なんてことがないように祈るわ。

あのアジョシが、本当に親切な店員さんだといいな。