パンダの奥さん日記

節分も過ぎて、今日は立春。

暦の上では春ですね。



と、一度使ってみたかったので、ちょっと女子アナ気分で言ってみました。


節分。

今年の恵方は北北西だったんですね。

日本にいた頃は、太巻き巻いて、親子３人黙って恵方向いて食べてました。

今年はどうしようかなと思ったのだけど、

ちょっと、疲れがたまってて、あちこち痛いので、わたしは一日寝てたの。



昔からあったわけじゃないよね、恵方巻きのまるかぶりなんて。

子供の頃は、豆まきだけだったわ。

イワシを玄関に吊ったりもしなかったわ。



幼稚園のとき、紙でお面を作ったのよ。

節分前で、福の神のお面か、鬼のお面かどちらか選ぶってやつで。

そしたら、見事に、みんな全員福の神を作り始めて。

そんで、わたしは、ちょっとつまらなくて、ひとりだけ鬼のお面を作ったの。

赤鬼さん。

さん、ってつけても可愛くないけどさ～。



そんで、節分当日、これまた見事に

２０対１で、福の神が鬼めがけて、豆撒いてきてさ～。

鬼ってわたし一人なのよ？

ひどい話じゃない？？

たいてい、先生か○○ちゃんのお父さんが、


がおおおおおおお～～～～～


って、虎のパンツはいて現れるもんだよね？

炒った大豆は痛かった・・・



ちょっとませた子だったのかもしれません。

恥ずかしがり屋で。

歌や踊りは本当は好きだったけど、誰かに見せるのはまっぴらごめんどした。



発表会の前に、またみんなで、とんがり帽子を作ったのよ。

可愛いとんがり帽子に、好きなシールをぺたぺた貼ってできあがり。

先には、きらきらの吹流しみたいなのがついてて。



それが、もう恥ずかしくて恥ずかしくて、

あんな幼稚な帽子をかぶって踊るくらいなら、

かぶらないほうがマシ！！！！


と、幼稚な幼稚園児のくせして、そう考えたのね～。


で、当日、本当に、忘れたふりして、とんがり帽子かぶらずに踊って、


めちゃくちゃ恥ずかしかったがな！！！




その頃からでしょうか。

普通が一番。

平凡が無難。

と思うようになったのは。

だから、わたしは、プロフにも書いてますけど、

本当に心底、平凡で普通であることを愛しているの。

なぜ、今、非凡な毎日なのか、わかりません・・・




さて。

去年から、実家やサザエ姉ちゃんとは、

電話じゃなくて、スカイプで顔見ながらおしゃべりしているパンダ親子。

始めた当初は、毎日

｢もしも～し！！！｣

｢聞こえる？聞こえる？あ・あ・あ～｣

｢映ってる、映ってる～！！！｣

と、画面に手を振りながら熱心におしゃべりに花を咲かせていたのだけど、



飽きたんでしょうか？(笑)

落ち着いたわ。

実家もわたしも。




ところが、スカイプのために、わざわざパソコン買い換えたサザエ姉ちゃんち。

いまだに、かかってきますがな。



それが、わたしが子パンダ寝かしつけて、ついでに寝入ってしまう夜９時頃なのよ。

姉ちゃんごめん。

今日も寝てしまった。

ごめん、今日も・・・



というのが、何日が続いて、

わたしも、うっすら目を覚ましながら、

(出ようかな、どうしようかな・・・ごめん、姉ちゃん。)

また寝ようと思ったら、パンダが出てるよ。



｢あ、お姉さん、こんばんわ～。

　奥さん・・・お腹が痛くて、今日はもう寝ました。｣


｢あら、あの子昨日も早く寝てたでしょ？体大丈夫なん？｣


｢はい。今日、食べ過ぎました。｣


｢ぎゃはは～。ならいいけど。。。

　うちのことはちゃんとやってるの？ご飯作ってるの？｣


｢はい。ご飯は作ってます。｣


｢そう～。｣


｢洗濯もしてます。｣


｢・・・｣


｢掃除はしません。

今日もわたしが奥さんがいない間に、掃除しました。

子パンダが帰ってきて『うゎ～、きれい～』と言いました。｣


チクってるよ、パンダ！！！


｢それは、もう、家系ですから～～～！！！｣


姉ちゃん説得力のないフォローです。

可笑しいやら情けないやら腹が立つやら・・・・・





徳永英明が歌ってました。


♪寝たふりが　こんなに　つらいことだとは♪

今日は起きて待ってようと思います。