|
カテゴリ:なんだこりゃ
さて、旧正月当日。
法事は、命日の法事と違って、夜中ではなくて、朝のうちにやるから、 比較的ラクと言えば、ラクなのよ。 けど、祭壇やら食器の準備もあるから、パンダ母の希望としては 6時起床 あたりなんじゃないかしら? ところが!! 日曜日だよ・・・ いつも6時半と7時に鳴るはずのアラームが、週末モードになっていて、 奥さんたら、起きたら 7時半 あわてて、3階に駆け上がりつつ、 えっと、今日の朝の挨拶は、 おはようございます なのか それとも 明けましておめでとうございます なのか どっちなんじゃい~~~~?! と迷いつつ、 あ!兄嫁さんに聞けばいいか! と、とりあえず、 おはようございます~♪ と部屋に飛び込むと、まだ、準備はこれから、って感じで、ほっとしたわ。 しかも、パンダ母が 「奥~!ひとつ料理忘れてたよ~。今から揚げて!!!」 と、白身魚を指差した。 ええ、ええ、いいですとも。 これで朝寝こいてたのが、ちゃらになるなら!!! で、魚揚げながら、兄嫁さんが おはようございます なのか 明けましておめでとうございます なのか、ちゃんと聞いておかなきゃ・・・ と、兄嫁さんの登場を待ってたんだけど いない。。。 パンダも同じことを思ったらしく、 「兄嫁さんは~?」 パンダが声を発すると同時に、パンダ母が 「どうでもいいのっ!!!」 ほら、あれだよ、あれ。 「ピカッと光ってから、しばらく経って、 ゴロゴロって雷の音がするときは 遠いから、安心です。 それが、 ピカッと同時に、ピシ~~~~~ッと音が響いた時は、 近くに落ちたってことです。」 って、中学んとき、理科の先生が言ってた通りだよ。 今朝は、同時だったよ、同時 その剣幕に押されて、お義兄さんが、 「呼びに行って来るよ・・・」 すると、これまた同時に 「要らん~~~~~っ!!!!! 起きてくるまで、放っとけ~~~!!!」 春雷・・・ 美しい日本語ですね・・・ けど、ほんと放っておいたら、いつ起きてくるかわからないので、 お義兄さんが、向かいのサウナまで呼びに行ってくれた。 歩いて1分もかからないのに、なぜか、帰りが遅い・・・ わたしの天ぷらもそろそろ全部揚げ終わっちゃうわ。 「また、呼びに行って、喧嘩でもしてるんだろ?!」 とパンダ母。 わたしも、思わずうなずいてしまった。それくらい時間が経っていたのよ。 かれこれ15分くらいしてから、兄嫁さんたちが帰宅。 おはようなの? 明けましておめでとうなの?! ところが、兄嫁さんは無言。。。 そして、濡れた髪はちりちり・・・ あ、、、兄嫁さん、、、 朝シャン??? 場が一気に凍りついたところで、明るいお義兄さんが 「いやぁ~、もう、すごいよ、この人。たいしたもんだよ~!!! 放送で呼び出してもらっても、出てこないから、探しに行ったの~。 人いっぱいだし、布団がなかったらわからなかったよ~!!!」 シ~ン・・・ けれど、また何事もなかったかのように、しゃんしゃんと法事の準備は整えられた。 「奥、法事が済んだら、この皿に、料理や果物、少しずつ盛って、 1階の門の外に置いておくんだよ。」 「あ、はい・・・」 いつもは、それパンダ母がやってくれてたんだけど、今年はわたしの仕事になったのね。 なんでそんなことするかっていうと、わたしもよくわからないんだけど、 法事で供養してもらえない、可哀相な霊が妬むといけないから(by パンダ母) らしい。 それから、兄嫁さんには、1階のシャッターと門、2階の門を開けておくように指示。 それは、もちろん、ご先祖様が入ってこられるようにね。 10時近くになって、ちょっと遅めの法事が始まった。 ご先祖様、おな~り~。 たくさんの法事料理を、ご先祖様が召し上がりやすいように、 箸やスプーンを置いて、トックッ(雑煮)のおわんの蓋も開けて・・・ 何度やっても、ちょっとリアル。 で、最後に家族が花道みたいに入り口に並んで、 お辞儀して、ご先祖様をお見送りする。 わたしは忘れないうちに、料理を皿に少しずつ盛って、1階に下りていった。 が、 そこで、 わたしは、信じられないモノを見てしまった。 閉まってる・・・・・ シャッターは開いてるけど、 ドア閉まってます~!!! あ・・・兄嫁さん・・・? わからん・・・ ご先祖様も、さぞお困りだったろうよ。 ドアの隙間からなんとか出入りされたのなら、いいんだけど・・・ とにかく、このことは、わたしの胸の中に閉まっておこう・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[なんだこりゃ] カテゴリの最新記事
|