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パンダの奥さん日記

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2008年05月06日
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日本で介護保険制度が始まったのって、いつ頃だったっけな・・・?

職場の先輩が


「40歳になったら、入らないといけないんだってっ」


と、ちょっと不満気に話してて、そんときはまだまだ先の話と思って、

ピンと来なかったのよね。



韓国って、大統領が変わるたびに、色んな分野で制度や規則が変わるでしょう?

介護保険だって、いつ始まったものかもよくわからないし、

いつ消えていくかもわからない・・・

とにかく、制度があるうちに(笑)

お世話になれるもんには、世話になってしまおうと思う。



さて、この国。「家」というのは、

夢のマイホームとか、終の棲家ではなく、投資目的で売買する人が多すぎる。

チョンセと呼ばれる不動産のシステムで、購入したマンションじゃない場合は、

2年ごとに引越しってこともしばしばある。

だから、ひとつのところに長く住むということがない。

田舎や単独住宅の場合はあてはまらないかもしれないけどね。

ひとつのところに長く住まないということは、

ご近所さんや地域のコミュニティが成り立たないということだよ。

ってことは、ご町内の町内会とか自治会とか回覧板とか、

いけすかない会長さんとか、几帳面な会計さんとか、

そういうものも存在しないってこと。


いくらネット時代っていっても、日本じゃ、市や町の広報誌ってのがあるでしょ?

役所からのお知らせは、広報誌が月に一度配られるし、

ごみの分別だの公園の清掃だのは、回覧板が回ってくるでしょ?


無いんだよね、こっちには~。

ネットで市役所のHPに飛べばいいんだけど、わたしみたいに暇な主婦はいいけど、

フルタイムで働いてる人や、お年寄りは、知らずに損してることもあると思うよ。


介護保険がある、申請できるって知ったのも、たまたまパンダが

別件で洞事務所(市役所の出張所みたいなとこ)で、一緒になった人が

教えてくれたそうである。

まだまだ、まだまだ口コミ情報のほうが頼りになるのである。。。



子育てや学校の教育問題などは、在韓歴の長い奥様方に色々教えてもらえるけど、

介護のことは一体どなたに尋ねたらいいの~~~?

日本のデイケアとかショートステイとかにあたるものは、あるのかしら~??

この世に生まれてからは、もうずいぶん長いんだけど、

在韓歴はまだ3年のわたし。

なにもわからないままに、介護生活が始まってしまった。



パンダ父は今年のソル(旧正月)あたりから、いよいよ寝たきりなのだ。

といっても、足腰が運動不足で弱ってるだけで、

身体のどこが悪いってわけじゃないんだよね。

心配も同情もナッシングだとわたしは思っている。

十数年前に倒れた後遺症で、左半身は不自由だけど、もっと不自由な身体でも

一人で頑張ってる人はいっぱいいる。

一言で言えば、単なるわがままだよ。わがまま。


ま、わたしの愚痴は置いといて、

話を元に戻すね。


ひょんなことから、介護保険のことを知ったパンダ。

洞事務所に介護支援の申請を出してみた。

すぐに国民健康保険公団から

調査員が二人、自宅訪問にみえた。

パンダ母もパンダもいないので、仕方なく、奥さんが対応。


あれこれ、パンダ父の身体を動かしてみた後、

日常生活について、質疑応答が続いた。

いつぐらいから、寝たきりなのか、理由、原因はなんなのか?

医者には見せたのか?

現在治療や投薬はあるのか、ないのか?

パンダ父の左半身が不自由なのは、脳梗塞によるものなのだけど、それを知ると、

年配の調査員が


「じゃ、なんで、今現在薬飲んでいらっしゃらないんですか?」


と責めるような表情と口調でわたしに質問してきたよ。


「え~っと、え~っと・・・」


パンダ母が変てこ売り場で、変てこサプリメントもらってきてるからだ、

なんて言っていいのかな・・・?


「あの~・・・健康補助食品というか、サプリメントは飲んでます。。。」


「いや、それもいいでしょうが、元々は血圧高くて倒れたんでしょっ?

 血圧下げる薬とか飲ませなくていいんですかっ?!!!」



「あ~・・・もう血圧は異常ないんです。

 それは病院で診てもらいましたから。」



と、余裕で答える奥さん。

だから、単なるわがまま病だっつってんだろ怒ってる

と、心の中で毒づいてると、今度は若いアガシ(お嬢さん)調査員が

にっこり花のように微笑んで、


「おじいちゃ~ん、じゃ、私がおじいちゃんにいくつか質問しますよ~。

 それに答えてくださいね~スマイル



お?あれだね?認知症の有無を調べるんだね?

ってことは、きっと、痴呆が進んでるほうが、介護等級は上がるんだよね。

じゃ、パンダ父さん、ガンガン、ボケちゃってください星

と祈っていると、


「おじいちゃん~、今日は何月何日ですか~?」


「あ?今日?4月22日。」



ビンゴ!!!!

ちょっと幸先いいじゃないの。


「おじいちゃん、おうちの電話番号は?」


「えっと、123の4567電話



困るよ、合ってるじゃないのよ、もっとボケて!!!


「おじいちゃん~、おじいちゃん、今映画館で映画観てますよ。

 そしたら、急に館内に煙が!火事みたいです。

 おじいちゃん、どうしますか?」


「う~ん、119番に電話するよ。火事だって。炎



おいおい、どうしたんだ、パーフェクト狙いか?!!!


「じゃ、ね、おじいちゃん。道端で泣いてる子供がいますよ。

 どうやら、道に迷ったみたい。

 この子、どうしたらいいですか?」


「ん?どうしたらって・・・泣いてるもんはしょうがないだろうよ。」


「迷子になって、泣いてるんですよ。どうしましょうか?」


「泣いてるもんは、泣かせておけよ。」



いいぞ、いいぞ、その調子だ。


「どっかに連れて行かなくてもいいですかね~?」


「親のところか?でも、わしゃ、その子がどこの子か知らんからなあ。」


「どうしましょうかね??」


「どうにもならんだろうムカッ



出たよ!!!どうにもなりません!!!!!

アガシが欲しがってた答えは、多分、一緒に交番に行くとか

子供に連絡先を聞き出すとか、そういう答えだったろうね。

アガシ調査員が、カリカリと手帳にメモする度に、奥さんドキドキ。

その後の質問も、特に支障なく、

たどたどしくも正解を繰り出すパンダ父。


二人の調査員に


(どうやら、ボケてはいないみたいね。)


みたいな安堵の表情が浮かんだ。


「じゃ、最後の質問ですよ~。

 おじいちゃん、お昼ご飯は何食べましたか~?」



「飯は食うておらんっ。」


ひぃぃぃぃっ~~~~~!!!びっくり


「え?もう3時ですよ??

 ご飯食べたでしょう?」



「朝は食ったけど、昼はまだだ。」


二人の調査員が一斉にわたしを見つめる。

年配の調査員に、奥さんあわてて口パク。


「あわわ・・・食べました!食べたんです!済んでます!!

 本当です!!!!!」



調査員、またサラサラと手帳にメモしたよ。

ねえ、一体、何て書いたの、今?!!

嫁が虐待してるとかじゃないでしょうね?!!!

ちょっと~~~!!!!!


「やだ、お義父さん、さっき食べたじゃないですか・・・」


ハラワタ煮えくりながらも、口調は穏やかに、促すわたし。

けれど、最後まで、パンダ父は、


「昼飯は食ってないんだっ!ムカッ


の一点張りだった・・・・・









ジーザス!!!











にこりともしない調査員を前に、わたしは滝の汗だったが、

その甲斐あってか、3日後には、


「医師の所見除外通知」


というのが届いた。

普通は、調査員の調査の後、医者の意見書が必要なのだけど、

その必要も無い、ということね。

ってことは、要介護、と認定されたとみなしていいんだよね?

でも、そのことについては、何にも書かれていないわ。

色々あるんでしょ?等級とか、支援の上限とか・・・?

またこちらからどうなってんですか?って動かないといけないのかしら・・・??

在韓奥様で、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、

色々教えてくださいませ。


その調査員のおじさんがおっしゃるには、

要介護と認定されたら、たとえば、松葉杖、車椅子、オムツなど、

介護に必要なものを購入するときに、国から8割の支援があるそうだよ。

あと、養老施設を利用する場合も。


パンダ家も、まだ手探り状態なんだけど、また情報が入り次第、

日記にもつづっていこうと思ってるところ。


あ~~~~っ!!!

今思い出したんだけど、先日、ソウルの兄嫁さんがやってきたときのこと。


「奥が大変だよね~。しんどいよね~。どうしようね~。」


と、一応、わたしに同情はしてくれてるようだったが、その後、


「でもね、あんなんでも、パンダ家で、一番福を持ってる人は、

 パンダ父なんだって。こないだ、占いのおばさんに言われたよ。

 だから奥も、あと何年かの辛抱だから、がんばって。

 あ・・・パンダ母は長生きするらしいよ。」



「あの・・・なんでそんなことわかったんですか??」


「んん~?内緒だけどさ、占いのおばさんに、

 うちの義両親いつ頃まで長生きするんですか?

 って、聞いてみたの。ついでがあったから。」


「・・・・・」



ついで、って一体どんなついでだよ??

相変わらず、突き抜けてるぜ、ソウル兄嫁・・・


























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最終更新日  2008年05月06日 18時40分06秒
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