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パンダの奥さん日記

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2008年07月28日
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カテゴリ:お出かけ
オールナイト映画。

場所は西大門の映画館。

金曜や土曜の夜だけじゃなくて、平日も毎日オールナイトで上映しているらしい。

三本立てで1万2千ウォン。

ネットで会員になってからだと、1万ウォンぽっきりで観られる。

日本円で1本350円くらいか??


パンダ夫婦は日曜日の夜に行ったのだけど、日曜日の夜なんて

翌日会社出勤って人は無理だから、ガラガラ。

こんなんでよく潰れないな~と思うわ、ここ。

あれかね、ナンタ劇場が黒字だから映画館も安泰なのかな?


さて、映画開始時刻は12時。

それまであちこちぶらぶららぶらぶして、腹ごしらえもすませたパンダ夫婦。

1年ぶりに二人で映画かちんこ

でも、わたしの眠気はピーク・・・


ところが、館内入ったら、大音響で眠気も吹っ飛んだ。

1本目は

『あなたは遠いところに』

公式サイトはこちら

主演:スエ、オム・テウン

たまに、近所のおばあちゃんたちの前で、歌を披露するのが

唯一の暇つぶしのスニ。

姑の言いつけで、毎月軍隊にいる夫サンギルに面会に行くが、

なんとなく盛り上がらない夫婦。

というのも、サンギルには別に女がいて、別れの手紙を受け取ったばかり。

酔ったサンギルは、スニに聞く。

「お前、オレのこと愛してるのか?」

夫の問いに何も答えずに帰ってきたスニは、翌月もいつものように面会に行くが、

サンギルは一言も知らせずにベトナム戦争に発った後だった。

行方も知らぬ息子を探しに、ベトナムに行くという姑。

「私が行きます。」

と思わず引き止めるスニ。

夫を追い、慰問公演団のボーカルとして火炎と銃声の絶えないベトナムに・・・



あら、奥さん、あらすじちゃんと書けるじゃないの~。

あはは、そりゃ公式サイトのあらすじをつまみましたから・・・ぺろり


印象的だったのは、わたしにとっては、やはり姑。

出てくるシーンはとても短い。

けど、強烈。

スニんちの姑とは絶対同居無理。

いけ好かない姑が

「あたしゃベトナムに行くよ~~~!!!」

と家を出そうになったなら、

「行ってらっしゃいませ」

ってわたしなら旗振って送り出すと思うよ。

言ったってきかないし。(誰のことだよ大笑い)


ス二。なんでベトナムまで行っちゃったんだろうな。

よそに女がいたことを、姑も知っていたのに、自分だけが知らなかった。

それでやけくそになった?

姑がベトナムに行くって言い出して、

姑に行かせるくらいなら、自分が行く!って思っちゃった?

「お前に、愛ってどういうもんなんかわかるか?

 お前オレのこと愛してるのか?」

酔った夫に問われて、答えられなかったス二。

自分自身にも夫にも、これが愛だ、と答えを出したかったのかな。

え?映画だから?

そうよね、映画だからね。。。


    nim



この映画、『いい奴悪い奴変な奴』の公開と重なり、

苦戦を強いられると予想されていたらしいけど、

ふたを開けてみたら、70年代を懐かしむ世代に受けて、

公開一週間で100万人の観客を動員したそうだ。

『奴・奴・奴』はその上をいく興行成績らしいけど、

わたしは、この『あなたは遠いところに』は、涙あり笑いありで

重すぎず軽すぎず、よい映画だと思ったわ。

主演のスエも好きなんだよね。

この人だけは整形美人じゃないと信じたい、

って話で後日、ぶどうさんと盛り上がりましたおとめ座



さて、2本目はその

『いい奴悪い奴変な奴』

公式サイトはこちら

主演:ソン・ガンホ、チョン・ウソン、イ・ビョンホン

ストーリーは特にないです(笑)

舞台は1930年代の満州。

セルジオ・レオーネ監督の『続・夕陽のガンマン』がベースになってます。

このときの「いい奴」はクリント・イーストウッドだったんですね。

マカロニ・ウエスタンをもじってでしょうか、この『奴・奴・奴』は

キムチ・ウエスタンと呼ばれてるみたいです。

いい奴ドウォンがチョン・ウソン。

いい奴、っていっても、金になることならなんでもやる奴。

いや~、男前さんです。

ドウォンがライフル銃撃つたびに、


「ちょっと~!!!!かっこいいよな~~~!!!」

「かっこよすぎんか~~~~?!!!」



と隣のパンダの肩をつかみ、ぐらぐら揺らしてた奥さん。

どっちかっていうと、パンダはソン・ガンホ顔だからね~。

『悪い奴』は、イ・ビョンホン。

役作りなの?すごい筋肉だったけど・・・

残忍な男ってのはわかるけど、顔色が悪すぎるわ。

あ、役だから仕方ないのよね、きっと。。。

『変な奴』は、ソン・ガンホ。

ほんと変な奴っぷりの演技だった。

どうなのかね~、この映画。

監督さんが、作ってみたくてしょうがなかったんだよ~、って感じの映画だったわ。

ドンパチ好きな人、

ソン・ガンホ好きな人、

イ・ビョンホン好きな人、

チョン・ウソン好きな人にオススメしますウィンク


    the good



さ~、最後の1本は

『レッドクリフ』

や~ね~、『レッドクリフ』なんて言うからピンとこないじゃないのよ。

赤壁之戦ですよ、赤壁の。

赤い壁だから、レッドクリフなんですね。

いやだよ、何でも横文字にすりゃいいかと思って。。。

監督はジョン・ウー。

わたしが10年前、中国にいた頃、あほみたいに毎日見てた

『男たちの挽歌』の監督さん。

公式サイトはここだよ。


主演は、トニー・レオン:周瑜 金城 武:諸葛孔明 
   
    チャン・チェン:孫権 チャン・フォンイー:曹操


西暦208年。

帝国を支配する曹操は、「天下統一」を掲げ、

80万の大軍で、対抗勢力に襲いかかる。

標的となった劉備軍は、撤退が遅れ、敗走をよぎなくされる。

精強ながら、その軍勢わずか2万となり、窮地に追い込まれた劉備に、

軍師の孔明は、敵軍である孫権と同盟を結ぶことを進言。

ひとり孫権の許へ向かう。



面白かったです。

え?それだけかい?

ええ、面白かったです。

ぜいたく言わせてもらうなら、金城武が、40過ぎてから演じてくれたら・・・

そんでもって、

あれ?中村獅童がなんでここに?

まあ、いいんだけど。

もうね、はらはらドキドキしながら、盛り上がりに盛り上がって、

最後の最後に


え゛?!!!


って叫んじゃったわよ。

あはは、なんでこんな終わり方なの?

って思ったら、これは前編なんだね。

後編は来年のお正月に公開なのかな?

憎いわ。



全て見終わって、時計を見たら、7時過ぎ。

外に出たら、去年と同様、朝日がまぶしく、セミがうるさく、

たった一駅なのに、やたら遠く、

這うようにオフィステルにたどり着き、

ばたりと倒れ込み、そのまま昼過ぎまで爆睡。

もう決して若くはないパンダ夫婦。

1年に一度だけのオールナイト映画。

この先、いつまで続くかしら・・・





























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最終更新日  2008年08月06日 08時55分36秒
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