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テーマ:最近観た映画。(40112)
カテゴリ:お出かけ
オールナイト映画。
場所は西大門の映画館。 金曜や土曜の夜だけじゃなくて、平日も毎日オールナイトで上映しているらしい。 三本立てで1万2千ウォン。 ネットで会員になってからだと、1万ウォンぽっきりで観られる。 日本円で1本350円くらいか?? パンダ夫婦は日曜日の夜に行ったのだけど、日曜日の夜なんて 翌日会社出勤って人は無理だから、ガラガラ。 こんなんでよく潰れないな~と思うわ、ここ。 あれかね、ナンタ劇場が黒字だから映画館も安泰なのかな? さて、映画開始時刻は12時。 それまであちこちぶらぶららぶらぶして、腹ごしらえもすませたパンダ夫婦。 1年ぶりに二人で映画 でも、わたしの眠気はピーク・・・ ところが、館内入ったら、大音響で眠気も吹っ飛んだ。 1本目は 『あなたは遠いところに』 公式サイトはこちら 主演:スエ、オム・テウン たまに、近所のおばあちゃんたちの前で、歌を披露するのが 唯一の暇つぶしのスニ。 姑の言いつけで、毎月軍隊にいる夫サンギルに面会に行くが、 なんとなく盛り上がらない夫婦。 というのも、サンギルには別に女がいて、別れの手紙を受け取ったばかり。 酔ったサンギルは、スニに聞く。 「お前、オレのこと愛してるのか?」 夫の問いに何も答えずに帰ってきたスニは、翌月もいつものように面会に行くが、 サンギルは一言も知らせずにベトナム戦争に発った後だった。 行方も知らぬ息子を探しに、ベトナムに行くという姑。 「私が行きます。」 と思わず引き止めるスニ。 夫を追い、慰問公演団のボーカルとして火炎と銃声の絶えないベトナムに・・・ あら、奥さん、あらすじちゃんと書けるじゃないの~。 あはは、そりゃ公式サイトのあらすじをつまみましたから・・・ 印象的だったのは、わたしにとっては、やはり姑。 出てくるシーンはとても短い。 けど、強烈。 スニんちの姑とは絶対同居無理。 いけ好かない姑が 「あたしゃベトナムに行くよ~~~!!!」 と家を出そうになったなら、 「行ってらっしゃいませ」 ってわたしなら旗振って送り出すと思うよ。 言ったってきかないし。(誰のことだよ) ス二。なんでベトナムまで行っちゃったんだろうな。 よそに女がいたことを、姑も知っていたのに、自分だけが知らなかった。 それでやけくそになった? 姑がベトナムに行くって言い出して、 姑に行かせるくらいなら、自分が行く!って思っちゃった? 「お前に、愛ってどういうもんなんかわかるか? お前オレのこと愛してるのか?」 酔った夫に問われて、答えられなかったス二。 自分自身にも夫にも、これが愛だ、と答えを出したかったのかな。 え?映画だから? そうよね、映画だからね。。。 この映画、『いい奴悪い奴変な奴』の公開と重なり、 苦戦を強いられると予想されていたらしいけど、 ふたを開けてみたら、70年代を懐かしむ世代に受けて、 公開一週間で100万人の観客を動員したそうだ。 『奴・奴・奴』はその上をいく興行成績らしいけど、 わたしは、この『あなたは遠いところに』は、涙あり笑いありで 重すぎず軽すぎず、よい映画だと思ったわ。 主演のスエも好きなんだよね。 この人だけは整形美人じゃないと信じたい、 って話で後日、ぶどうさんと盛り上がりました さて、2本目はその 『いい奴悪い奴変な奴』 公式サイトはこちら 主演:ソン・ガンホ、チョン・ウソン、イ・ビョンホン ストーリーは特にないです(笑) 舞台は1930年代の満州。 セルジオ・レオーネ監督の『続・夕陽のガンマン』がベースになってます。 このときの「いい奴」はクリント・イーストウッドだったんですね。 マカロニ・ウエスタンをもじってでしょうか、この『奴・奴・奴』は キムチ・ウエスタンと呼ばれてるみたいです。 いい奴ドウォンがチョン・ウソン。 いい奴、っていっても、金になることならなんでもやる奴。 いや~、男前さんです。 ドウォンがライフル銃撃つたびに、 「ちょっと~!!!!かっこいいよな~~~!!!」 「かっこよすぎんか~~~~?!!!」 と隣のパンダの肩をつかみ、ぐらぐら揺らしてた奥さん。 どっちかっていうと、パンダはソン・ガンホ顔だからね~。 『悪い奴』は、イ・ビョンホン。 役作りなの?すごい筋肉だったけど・・・ 残忍な男ってのはわかるけど、顔色が悪すぎるわ。 あ、役だから仕方ないのよね、きっと。。。 『変な奴』は、ソン・ガンホ。 ほんと変な奴っぷりの演技だった。 どうなのかね~、この映画。 監督さんが、作ってみたくてしょうがなかったんだよ~、って感じの映画だったわ。 ドンパチ好きな人、 ソン・ガンホ好きな人、 イ・ビョンホン好きな人、 チョン・ウソン好きな人にオススメします さ~、最後の1本は 『レッドクリフ』 や~ね~、『レッドクリフ』なんて言うからピンとこないじゃないのよ。 赤壁之戦ですよ、赤壁の。 赤い壁だから、レッドクリフなんですね。 いやだよ、何でも横文字にすりゃいいかと思って。。。 監督はジョン・ウー。 わたしが10年前、中国にいた頃、あほみたいに毎日見てた 『男たちの挽歌』の監督さん。 公式サイトはここだよ。 主演は、トニー・レオン:周瑜 金城 武:諸葛孔明 チャン・チェン:孫権 チャン・フォンイー:曹操 西暦208年。 帝国を支配する曹操は、「天下統一」を掲げ、 80万の大軍で、対抗勢力に襲いかかる。 標的となった劉備軍は、撤退が遅れ、敗走をよぎなくされる。 精強ながら、その軍勢わずか2万となり、窮地に追い込まれた劉備に、 軍師の孔明は、敵軍である孫権と同盟を結ぶことを進言。 ひとり孫権の許へ向かう。 面白かったです。 え?それだけかい? ええ、面白かったです。 ぜいたく言わせてもらうなら、金城武が、40過ぎてから演じてくれたら・・・ そんでもって、 あれ?中村獅童がなんでここに? まあ、いいんだけど。 もうね、はらはらドキドキしながら、盛り上がりに盛り上がって、 最後の最後に え゛?!!! って叫んじゃったわよ。 あはは、なんでこんな終わり方なの? って思ったら、これは前編なんだね。 後編は来年のお正月に公開なのかな? 憎いわ。 全て見終わって、時計を見たら、7時過ぎ。 外に出たら、去年と同様、朝日がまぶしく、セミがうるさく、 たった一駅なのに、やたら遠く、 這うようにオフィステルにたどり着き、 ばたりと倒れ込み、そのまま昼過ぎまで爆睡。 もう決して若くはないパンダ夫婦。 1年に一度だけのオールナイト映画。 この先、いつまで続くかしら・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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