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カテゴリ:わはは
3月8日は国際女性デーだった。
日本では聞き慣れない日だけど、 1904年3月8日にニューヨークで、女性労働者が デモを起こしたのがきっかけで生まれた日だそうだ。 “パンとバラ”がスローガンで、パンは経済的な保障、バラは生活の質の向上。 具体的には、労働時間の短縮、賃金アップ、女性の選挙権、 そして児童労働の禁止を要求。 国連が定めた国際デーで、中国やロシアの奥さん方はよくご存知のようだった。 日本人があまり知らないということは、それだけ世界の中でも 日本は女性が整った環境の中で暮らせているということかもしれない。 さて、その国際女性の日ということで、外国人センターでも記念パーティーが開かれた。 「主婦やってると、いつも旦那さんやお子さんの買い物が優先で 自分の服とか美容院とか後回しになっちゃうでしょう? だから女性の日くらい、自分になんでもいいからプレゼントしてね。 新しい物・・・服でもパンツでも靴下でもいいから、 自分へのプレゼントにしてください。 タグは捨てずにね~。それが入場券ですよ~。」 と、いつにも増して高いテンションのパク先生。 日曜日に親子3人でセンターに行くと、色んな国からの参加者がすでに集まってて、 国ごとに分かれて談笑している。 が、日本人チームは奥さんのみ。 パルちゃんは急にお姑さんがいらっしゃることになって、欠席。 Mさんも用事を済ませてから参加ということで、遅れてくる。 わたし以外は 中国人チーム モンゴルチーム ベトナム人チーム フィリピンチーム ロシア・ウズベキスタンチーム って感じかしら。あと、旦那さんやお子さん、お姑さんがいらしてるご家族もちらほら。 まずパク先生の挨拶があって、 各国語で女性の日の説明があって、 乾杯して、食事。 なぜかご飯じゃなくて、フランスパンと食パンがいっぱいで あと、キムチ、マカロニ料理、ゆでたエビ、ゆで豚、モンゴル羊肉料理・・・ 野菜をくれ~~~なメニューだったが美味しかった。 わたしが楽しみにしてたのは、各国対抗ゲーム大会で、 参加賞もあると聞いて、やる気満々だったのよ。 で、まずパク先生が用意したのが ドリアン 「は~い♪果物の王様、ドリアンです~。 これを一番早く剥いたチームが優勝~。」 ドリアンの皮むき大会ですか? するとベトナム、フィリピン奥様方が 「は~い!は~い!!!!」 と手を上げ、ドカドカっと前方に並んだ。 南の国の果物だからね、お得意なんだろうね。 けど、ドリアンってさ、臭いよね? 美味しい? 美味しいって脳が感じる前に、あの臭いでやられてしまうんだけど・・・ けど、産地に住む人たちにとっては 「借金してでも食べたくなる」 果物だそう。(by フルーツショップの店長談) ほんまかいな?? で、ゲームが開始された。 軍手はめて片手に包丁持って、ドリアンと格闘する奥様方。 優勝はベトナム人奥様プンさん。 切り分けられたドリアンは各テーブルに置かれたとたん、 どどどどど~~~っとつつかれて、 あちこちから絶叫が響いてきた。 南の国の奥様方は美味しいと叫び、 寒い国の奥様方は不味いと叫び・・・ わたしはなぜかロシア・ウズベキスタンチームに組み込まれてしまっていたので、 ドリアンは大変不評のテーブルにいた。 が、もっと最悪なことによりにもよって、 ドリアンがキムチの隣に居座っていて、世にも恐ろしい光景だった。 そしてドリアン好きらしいパク先生が、わたしたちのテーブルを見て 「何で食べないの~?もったいないわね~。 食べないんならちょうだい~。」 と、南の国チームに持っていってくださった。カムサハムニダ~ その後、巨大なビニールが登場したと思ったら、 奥さんも手引っ張られて前に借り出され、真っ赤な口紅塗りたくられたと思ったら、 そのビニールに向かってチュ~をしてと言われた。 口をでかく開けた人が優勝。 なんなの~~~? そしたら、ロシアのおばちゃんが有利なようにって、 唇よりもかなり外側に塗ったくってて、 オバQ状態でかなり笑えた。 でもって、それを見たセンター長があっさり 「えっと、計測は内側のラインですので、 外側に塗ったくっても意味ありません。」 それでも、ロシアのおばちゃんは果敢に挑んでいたわ。 なんか食われそうで、ちょっと怖かった・・・ってのはもちろん内緒ね。 おちょぼ口の奥さんは参加賞のみ それから一息つく間もなく、フリフリ大会。 小さな万歩計を身体の色んなところにつけて、振るだけのシンプルなゲームだった。 さっきも書いたとおり、わたしはロシアチームの一員として参加。 一人目は二の腕に万歩計をつけてフリフリ。 奥さんは2番目に登場。 万歩計はというと、え?はちまき?? はちまきした頭に万歩計がとりつけられた。 頭ですか?!! いや、ちょっと頭は・・・と思う暇もなくゲーム開始。 わたしとしては最大限頭振って、気分は鶏だったのだけど、 チームロシアは許してくれなかった。 「奥さん!がんばって!!!」 と、いきなりウズベキスタンの奥さんが、両手でわたしの頭をはさんで ものすごい勢いで振り始めたよ。 いや~~~やめて~~~~~ 助けて~~~~ ~~~~ ~~~~~ ~~~~~~~ ・・・ ・・・・・ ・・・・・・・ このまま救急車に乗せられて、どっかの山奥で療養したいと思った。 「はい!終了~~~!!! ロシアチーム32回」 ふぅ~。がんばっただけあったわ。なかなかの成績よね? ところが、隣の中国チーム 「中国チーム82回」 え゛??? 上海雑技団?? 「フィリピン100回」 ・・・・・ みんなどうかしてるよな。 で、奥さんが身体張って得た賞品は、 ・シャンプーセット ・日焼け止めクリーム けど、まあ準備や後片付けは全て男性陣にお任せだし、 きれいな薔薇の花束もいただいて、なかなか楽しいパーティーだった。 あ、それから男子代表でパンダが 「愛する奥さんへ」 っていう詩を朗読してくれたよ。 そしたら、ロシアの奥さんがわたしより先に泣いちゃって、 わたしは泣きそびれてしまったわ 帰りに何気なく、そのロシア奥さんの襟足からブラウスのタグがペロリンと見えてて、 あ~新しいブラウスを自分にプレゼントしたんだな~。 純粋な人なんだろうな~ってなんとなく思った。 そんでもって、ロシア人の気質も結構激しいんだなと感じたわ。 次回もしも日本人参加者が少なかったら、どこのチームに入れてもらおうかしら・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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