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テーマ:韓国!(17286)
カテゴリ:なんだこりゃ
「緑のおばさん」
1959年(昭和34)、児童の登下校時に、緑の制服に黄色い旗を持って 子どもたちを誘導してくれる”緑のおばさん”が、東京に登場した。 東京オリンピック(1964年)開催が決まり、大規模な建設ラッシュで 車の交通量が激増し、それと同時に子供たちが交通事故の犠牲になることも多くなったためだ。 「緑のおばさん」は、正式名称を学童擁護員といい、 小学校の通学路上に立ち、 児童の登校の安全確保に当たる職員のことで、女性の学童擁護員が、 「緑のおばさん」の愛称で親しまれていた。 導入された当時は戦後の寡婦(戦争未亡人)の失業対策として創設した職業であり、 ボランティアではなかったそうだ。 今はどうなんでしょうか? 町内会やPTAのボランティアで回ってるのかな?? さて、ここは韓国。 同じように登校時の横断歩道で、黄色い旗を持っているママさんたちがいる。 「ノクセク オモニ」 ノクセクは緑色、オモニはお母さん。 つまり 「緑の母」 ですね。 あ、これは違うわね。 小さい頃、一体何の薬なんだろう?と疑問だったけど、 更年期障害の女性のための漢方薬だったのか。。。 今の奥さんにはポチりたい薬かも 基本的には「緑の母」をやりたいってママさん方が学校の申し込み用紙の 「希望します」のとこに○つけて提出なんだけど、 1年生のオンマたちの集まりが悪かったようだ。 わたしはパンダが 「奥さんは外国人なんだから、まあ今学期は休んでりゃいいよ。」 と甘いことを言うので、希望書は出さずにいたら、先月末に 子パンダの担任の先生から電話があって、 「子パンダのお母さん~ 会社勤めされてないなら、申し訳ないんですけど 学期ごとに1,2日だけ立ってもらえませんか~??」 とお願いされた。 どうやら希望者が少なくて、人手が足りないらしい。 「えっと、学校に子パンダ連れてくのはわたしなんですけど、 どうしたらいいんでしょうか?」 「私が教室で見てますから、早めに登校させてくださいませんか?」 「ああ、それなら大丈夫です。」 「やってくださいます~~~?!!!」 子パンダのクラスの先生、40代後半のアジュンマ先生なんだけど、 韓国でやっていけるのかな~??とわたしが心配になるくらい声も小さいし、 すごく上品だし優しそうな先生なのよ。 だからかしら(え?)わたしとは気が合いそう 何が気に入ったって、先日子パンダが家に着くなりこんな問題を出した。 「足のにおいが臭いのは、いいことか悪いことか?どっち~?」 「え~?・・・う~ん。いいこと?」 「ピンポ~ン♪」 「なんで?」 「外で子パンダたちがいっぱい走って遊ぶと、足も汗かいて臭くなるの。 それくらい体を動かしたら、よく眠れるし体もすくすく大きくなるの。 だから足が臭いのはいいこと、って先生がおっしゃってたよ。」 いや~ん、いい先生だ~。 そしてもっと気に入ったのは、昨日の発言。 明日、子パンダの学校では科学なんとか発表会っていう行事があるらしく、 低学年の生徒たちは、未来はどんなふうになってるか想像して絵を描くのだそうだ。 それはいいけど、韓国のオンマたちはそうとなったら必ず、 明日描く内容をあらかじめ家で子供に描かせてみるのだよ。 そんで、ここをこうしろ、ああしろとチェック&指導するらしい。 なんでかっていうと、上手に描けたら賞がもらえるから。 いや、逆だな。 上手く描けないと賞がもらえないから。 ばかばかしいと思うけど、日本にはほとんど需要も必要性もない子供美術教室(塾)が 韓国にいっぱいあるのは、そういう韓国オンマがいっぱいいるためなんだよね。 だから、わたしも一応子パンダに聞いてみた。 「へぇ~。じゃ、今から描いてみる?」 すると子パンダがきっぱり言った。 「先生が、 絶対 家で描いてくるな、っておっしゃったよ。」 それ聞いて、わたしゃ腹抱えてひっくり返って大笑いしたよ。 いや~、こういう先生大好き。 1年間安心してお任せできそうだわ、と安心した。 今朝8時前に教室に着くと先生は、とってもべっぴんさんで上品なのに トレーナーにジーンズという、わたしが家でゴロゴロしてるのと同じような格好。 化粧っ気もなくていい感じだった。 「あっら~もうこんな早くにいらしたんですか~。 す~み~ま~せ~~~~ん」 そして西側の横断歩道まで案内してくださる途中で、ちょこちょことおしゃべり。 「西側は児童数は少ないんですけど、信号もないし 車の通りが激しくて危ないんですよ。 横断歩道だってゆっくり渡ってられなくて、 子供たち走って渡ってるんです。」 とその美しい眉をひそめた。 「じゃ、もうすぐもう一人のお母さんが来られますから、 2人一組でお願いしますね。 ああ、どうしましょう・・・明日筋肉痛が出ないといいんですけど・・・ 風邪引かないでくださいね・・・」 と、先生はとっても恐縮されていた。あはは、ほんと韓国で大丈夫かなあ。 緑の奥さん初出動 しばらくするともう一人のママさんが来られて、学校側と向かい側に分かれて立った。 信号が無い横断歩道なので、 子供来る。 緑の母旗下ろす。 車は停止。 子供渡る。 子供と緑の母は運転手に一礼。 車去る。 でいいよね?とやってみたら、なんと車が停まってくれない。 しかも、やっと停まったと思ったら、反対車線は車がゴウゴウすっ飛ばしてて、 ママさんが車止めてくれてないし ちょっと、一体なにやってんのよ?!!! と思ったら、逆に奥さんが文句言われちゃったよ。 「ちょっと奥さん~~~! 車無いときに同時に旗出さないとっ!!!」 え・・・? ええ~~~~っ??? どういうこと? えっと、まとめますと 車、もちろん停まらない。 両車線、車来ない。 緑の母旗下ろす。 子供ら渡る。 おしまい。 これが韓国。。。 じゃ、緑のおばさんの意味無いんでは・・・? とわたしの頭の中いっぱいに?で埋め尽くされそうになった瞬間、 向かいのママさんがでかい声で叫んだ。 「おおお~~~い!!!アンタたち~~~!!! 今、車来てないから、渡ってしまいなさ~~~~い!!!」 ちょっと離れたとこを歩いてた児童たちも、その声に急かされてパタパタ走ってきて パタパタ渡っていった。 いや、あの、先生は走って渡るのは大変だから、旗で守ってゆっくり渡れと・・・ も、もしや、これが緑の母の本来の役割なのかっ?!!! ああ、だんだん思考力が衰えていく・・・・ 母さんや、これでいいのだ。 え?なんか違うような・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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