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テーマ:韓国!(17277)
カテゴリ:なんだこりゃ
どうした奥さん、ブログ更新してるよ。
あら、そんでもって「美容院」の次は「皮膚科」ですかい? そうなの、今日は韓国来て以来初めて皮膚科に行ってみたのよ。 韓国の皮膚科。 皮膚科というと、日本じゃアトピー性皮膚炎でお世話になることが多いと思うけど、 韓国じゃもっと身近。 ひと言で言い切ってしまえば、爪切り感覚だとわたしは思う。 今日、初めて皮膚科の門をくぐり、待合室で待ってる間、 かゆくてかゆくて仕方がないのよという患者さんは見かけなかった。 恥ずかしいけど、オレ、水虫なんだ、っていう患者さんもいなかった。 にきびで悩んでるような学生もいなかった。 じゃ、奥さんはなんで行ったのかというと、自分でもよくわからない。(おいおい) 毎度のことながら、流れに流されてるうちに皮膚科にたどり着いたのだった。 今朝のことだ。 朝ごはんを食べ終わったパンダ。 「奥さん、今日の予定は?」 「何?デートの申し込みなの?はい、一列に並んで~~~」 「・・・オレは時間あるんだけど。」 「何よ、映画でも観る?」 「いや、あの・・・ホクロ取りに行かないかと思って。」 「へっ?ホクロ??」 パンダはじっと奥さんの顔を見つめている。 いや、正確に言うと奥さんの顔のホクロを数えている。 やめろ!数えると増えるんだよっ!!! 「ホクロ、取っていいの?」 「ああ、前に奥さん取りたいって言ってたじゃないか。」 「どうしたの?急に。そんなのもうずいぶん前のことじゃないの。」 「篆刻習ってる生徒さんが、最近ホクロ取ってきたんだ。」 「それ見て、あ~奥さんも取ればいいのにとか思ったの?」 「うん、まあ。。。」 そこで思い出したのが、わたしが通ってる外国人センターのパク先生。 先月突然、顔中赤やら青やら紫やらに染まってるので、びっくりしたのよね。 一瞬、夫婦喧嘩でもしたのかと心配したわよ。 「先生、てんぷら油でも飛んだんですか??」 「あ?ああ、これ?あはは、ホクロ取ったのよ。ホクロとかシミとか。」 「!!!!!痛くないんですか?」 「う~ん、ちょっとチクチクってするだけよ。 2,3日顔洗ったらダメだって言うから、しばらくは近寄らないでね。」 「・・・・そういうの、高いんですか?」 「安くしてもらったのよ~。何?奥さんも取りたいの??」 「ははは、そりゃ取りたいって言えば取りたいけど・・・」 「じゃ、そん時は紹介するから、言ってね。」 というような会話があったのだよ。 で、パク先生に電話してみた 駅前だそうだ。病院着いたら、また電話してくれとのこと。 パンダの気が変わらないうちに行ってみるか、と親子3人で駅前の小さな皮膚科に行ってみた。 しばらく待合室で待って、診察室に入ると優しそうな先生が 「どうしましたか~?」 「ホクロ、取りたいんですけど。」 と、パンダが即答。 あんた、そんなにあたしのホクロが憎かったの?? しかもすでにパク先生と電話がつながってるし。 わけもわからず、パンダの携帯を院長先生に渡すと、 「あ~~~~先生~~~?外国人センターです~~~ @#%&△☆⇔$!!!!」 と、パク先生のいつものテンション高い声が洩れてきた。 「あ~はいはい、わかりました。わかりました。」 院長先生はうなずきながら携帯を切り、 「今から、麻酔のクリームを塗ってから30分待ってもらいます。 それからレーザーでホクロを取って、合計1時間くらいかかりますが、 お時間大丈夫ですか?」 「え?そんなに早く終わるんですか?」 と、またしてもパンダが口を開いた。 1時間で早いって、どんだけ大手術を期待してたんだよ?! 「お~い、薬塗ってあげてくださ~い!」 と、のんびりした声で院長先生が呼ぶと、可愛い看護師さんがささ~っと飛んできて、 診療室ではなく、再び待合室に連れて行かれ、そこで鏡見ながら 「ここと~、これと~、あ、これもホクロですか?」 と指差すのもパンダ。 だから、あんたなんでそんなにノリノリなわけ?!! しかもホクロ1個につき1万ウォン(800円くらいだが、わたしの中では千円) っていうのに、 「ついでだから、これも、あ、これも。」 と予想を大きく上回る数のホクロを指している。 可愛い看護師さんは、パンダが指差したホクロに麺棒でちょこんちょこんと 白いクリームを塗っていく。これが麻酔だなんてなんか不思議よね。 「30分くらい待っててくださいね~。」 30分待ってる間、60代と思われるおばあちゃんの二人連れが来られ、 わたしの隣に座った。一人は患者さんだけど、一人は紹介者のようだった。 しばらくすると、一人のおばあちゃんの眉に白いクリームが塗られた。 どうやら、眉のアートメイクを落としたいらしい。 すると、もう一人の紹介者のおばあちゃんが、わたしを見て 「あら、ホクロ取るのね??」 「あ、はい・・・」 「あ、じゃ、あたしも久しぶりにやってもらおうかしら~。 すんませ~ん、ちょっとあたしもホクロ~~~!!!」 え?そんなにお気軽なんですか?? それからまた名前を呼ばれ、手術室(?)のベッドに横たわりホクロを取ってもらった。 チリチリっとちょっとだけ痛かったけど、我慢できないほどではなく、 途中で違う部屋に移り、ストロボみたいなのが焚かれたと思ったら、 それもすぐに終了。 小さな絆創膏を患部に貼っておしまい。 3日間ほどは洗顔も禁止で、1週間くらいでかさぶたがはがれたら、きれいになるそうだ。 絆創膏や塗り薬の説明の後、気になるお値段。 看護師さんが、可愛い声で 「え~っと、ほんとはホクロ1個につき1万ウォンなので、 今日は18個取ったのと、根が深いホクロがいくつかあったので、 20万ウォンくらいいただくところなんですけど、 院長先生からまけるようにとお話がありましたので・・・」 とまで言うと、ちらっと他の患者さんたちを見渡した後、 カチャカチャっと電卓のキーと叩いた。 恐る恐るのぞいてみると、たった一桁の数字がひとつ。 「7」 え??? 7万ウォン???(5千600円くらい?) い、いいんですか~~~~~?!!! ああ、そうと知ってたらもっとあれこれお願いすりゃよかったわ。 と、ちらっと思ってしまった奥さん。 パンダは 「オレは絶対まけてくれると思ってたから、 この際だからと思っていっぱい頼んだんだ。」 と話していた。すごいね、さすが韓国人には韓国人だわ。 わたしには予想できなかった。 だって、20万ウォンコースだと思ったのよ。 それが、電卓見せてこれでどう?ってあなた、それって東大門市場のノリじゃない? 帰り道パンダが 「日本じゃいくら位なの?ホクロ取るの。」 「いや~日本じゃホクロも別に取ろうとか思う人いないから、 日本の相場なんてわからないよ~。」 「ホクロくらい取るでしょ?」 「取らないよ~~!!!」 「じゃ、なんで奥さんは取ったの?」 「パンダが取ったら?って言うから取ったんじゃないの!」 ちなみに、偶然この後市内の日本人奥さんに会い、ホクロの話をしてたら やっぱりその奥さんも頬のホクロを嫌がられたみたいで、 日本でホクロを取ってもらったそうなのだけど、 10年位前で1個1万円だったそうよ。 桁が違うわね。 というわけで、美容院、皮膚科となぜか今年はビューティー路線のネムセがするわ。 後はダイエットか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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