|
カテゴリ:カテゴリ未分類
思えば……なかなかチケットをゲットできず、コープの共同購入「めーむ」の限定販売の抽選に当たって、ようやく行けることになったコンサートでした。
客席は満杯、立ち見まであって、クラシックコンサートでこんなのは、初めてですぅ。 西本智実さんは、十二国記の陽子ちゃん以来の漢前(おとこまえ)でした、うっとり。 なぜ、こっち向いてタクトを振って下さらないのでしょーか。(当たり前です) 指揮をする姿は、指先までしなやかで、流れるようで、あの美しさは、やっぱり女性ならではですわ。 でも、曲には「性別」による何かってのは、なかったなぁ。 思うに、メリハリがないとか、白黒はっきりしないとか、あいまいってのがすごく嫌な人なんだろうなと。 表現したいことが、すごく伝わってきて、わかりやすい印象でした。 しょっぱなの「カルメン」は、やや抑えた感じ。 関本昌平さんをソリストに迎えた「ショパン・ピアノ協奏曲1番」は、今まで聴いた中でも、かなり緩急のはっきりとした印象で、「ピアニストの聴かせどころはここ!」というアピールがわかりやすかったです。 関本さんは、20代の若いピアニストですが、さすがショパンコンクールに入賞されただけあって、うまかったわぁ。 これから経験を積んで、深みが加わると、いいピアニストになられるでしょうね。 後半はいよいよ、「新世界より」です。 やっぱ、ナマはいいですね。 音が立体的に聴こえます。 迫力のある、ドラマチックな演奏でした。 「ため」の間の取り方が、私の感覚より、どの箇所も一拍長い感じで、ちょっとハラハラドキドキしましたわ。 最後、アンコールの拍手が鳴り止まず、一旦退場したオケのコンマスの方が、西村さんの手をとって、もう一度出てきてくれたんです。 オケはモナコ公国の楽団なんですが、ああいうシーンで、欧米の男性はオシャレにエスコートできるので、様になります。 スタンディングオベイションだけではあきたらず、ステージ下に駆け寄る女性の群れに、タカラジェンヌのファンの皆様を連想してしまいました。 西本さんや楽団のメンバーによる握手会になってしまいました。 私は、二階席だったので、残念ながら指をくわえて眺めるだけでしたが…… 面白かったのは、楽団のメンバーが、ステージ下から伸びた、たくさんのお客さんの手と握手しているところを、お互いにデジカメで撮影しあっている様子でした。 ひと仕事終えて、緊張から解放されたオケメンバーの、和気あいあいとした雰囲気を見て、何だか私も嬉しかったです。 「日本まで演奏旅行に来て、よかった」って思ってくれたかなぁって。 大変楽しい演奏会でしたが、癒されたはずなのに、帰宅したらやたら疲れて、睡魔の攻撃が強烈なのは、なぜ? だんなは、「精神的には癒されるけど、会場との往復と集中して聴いてるのとで、肉体は疲れてるんやで」とゆってましたが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|