カテゴリ:そばにいる人の様子
珍しく父から電話があった。 父は去年だったか、大腸がんの手術を受けている。 それ以来、調子がいまいちのようだ。 もともと、よくトイレにこもっていた人だった。 何を食べていたかは、覚えていない。 笑いあいながら食事をとった記憶がないもので。。 どうやら、父の勤め先の社長が、大腸がんで亡くなって 手術を受けたあとに、いい加減な気持ちで治療していたらしく 気づいたときには既に遅く、術後二年でいってしまったそうだ。 父の友人も大腸がんで、手術をしたという。 術後って、検査したり、投薬が中心になるようなのだが その友人は「家が近いから。」という理由で その病院に通っていたらしい。。 担当医に質問しても、返事もしないので 違う病院に紹介状を書いてもらって、新しい病院へ行ったところ セカンドオピニオンを受けさせて欲しい旨が書いてあり 「紹介状ではないので、診察できませんが、今回だけ特別に。」 と言われ、その病院にかかることができたそうだ。 病院を変えたところで、なにも変わらなかったみたいだが。。 「自分の命に関わる病気をしているのに「家が近いから。」なんて理由になるのか!!」 と怒り口調で話し、友人は既に自分の命を「諦めた。」といったという。 なので、術後二年で亡くなる確率だという持論を聞かされ それでも自分は大丈夫だと言い張る自信は一体どこからきているのだろう。 本屋で見かけた、食事によって、がんが改善されるという本があったと言ったら 「あと何年かで死ぬかもしれないのに、そんなすぐに効くか!!」 と言い放たれた(||´Д`)o それから、家庭の話になり、やっと本題へ。 テレビで見かけた、大腸がんを(がんかな?)レーザーで焼く先生がいて その先生が、開業するらしくて調べて欲しいとのことだった。 自宅にPCがあるのに、どうして私に(^。^;) 調べると、すぐに出てきたのになぁ。。 私に心配をして欲しかったのだろうか。。 定年後は、暖かい土地で奥さんと二人で暮らすのが夢だとか。。 それまで生きてられればいいけどね。。 ”術後は、余命二年だ”との持論を強く出すので 「ところで父ちゃんは、あと何年生きられればいいの。」と聞くと 「10年くらいかな。」と返ってきた。 「亡くなるときには、私に少しは残してくれるの。」と聞くと 「そんなものはありません!!」と突っぱねられた(=_=) こづかいも誕生日も、孫のイベントにさえ なーんにも出さない爺様(=_=) 出さなくても「おめでとう。」くらい言えるだろうがっ(--〆) うちはどっちも偏ってますなぁ。。 ”思いやり”とか”優しさ”という回路がないんだろう、きっと。。 連絡はとっているが、家族としてのつながりは 未だ感じ取れないでいる。。 せめてお葬式くらいは、知れせてくれるといいけど、どうだか。。 たとえ行ったところで、父が亡くなった悲しみが私に湧いてくるだろうか。 それも悲しいことなのだろうが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月20日 21時27分56秒
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