SonyのWalkmanが、この夏、発売30周年を迎えるそうです、30年で3億1千万台を売ったとか。
ボクも発売から、しばらくして手に入れました。“音楽を簡単に持ち歩け、どこでも好きな時に聞ける”というのは、とても新鮮な体験で、どこに行くのにもWalkmanと一緒でした。
その後、ラジオが付いたり、防水モデルが出たり、小型化したり、音質が良くなったりと性能や機能は進化を続け、ボクも何台か買いました。でも、進化の方向が全てユーザーの方を向いた物だったかと言うと、ちょっと疑問で、コンパクトになりすぎて、テープの出し入れに難儀したこともありました。
もっと、いろんな音楽を聴きたい!たくさんの音楽を持ち歩きたい!ってだんだん思う様になると、たくさんのカセットテープを持ち歩かなければいけなかったり、いちいち、テープを交換して聞くのは面倒臭くなって、だんだんWalkmanとは疎遠に…。
21世紀になって、Appleが、iTunesをリリースし、しばらくしてiPodを発売した時に、すぐに飛びつきました。ジュークボックスを手に入れる、長年の夢の実現でした。(それまで、CDと縁遠くなっていたのに、レコード屋さんに、また足を運ぶ様になり、Diskがどんどん増えました。)
iPodも、もちろん、記憶容量のUp、カラー化、薄型化、ビデオに対応、等々、性能や機能が進化しています。でも、iTunes Storeの開設、そしてその内容の充実、iTunesの使い勝手の向上(アルバムアートワークの表示とか、)は、使う人の方を向いた進化って気がします。
そのせいか、iPodは2001年の発売以来、8年で、「2億1千万台」を売ったとか…。
大げさに言うと、SonyとAppleの企業姿勢の違い、みたいなことかもしれません…。どちらが支持されているか、最近の両者の業績を比べてみると…。
今日の一枚は"RC Succession"の"RHAPSODY NAKED"、オリジナルの”RHAPSODY"には収められていなかった、当日の他のすべての演奏、M.Cが入りCD2枚、ビデオの入ったDVDと36Pのブックレット付き。LPのCD化というと、当時の歌詞カードを縮小したものを入れて、紙ジャケで出せば、ユーザーは買うだろう見たいな安易な企画が多い中、好感が持てます、こういうのが欲しいんですけどね。