今日の一冊は宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」、上下巻1,300頁の長編です。
ロールプレイイング・ゲームをしているような展開で一気に読み終えました。
「要御扉」を通って「現世」から「幻界」へ渡った「ワタル」は見習い勇者となって、冒険をしながら成長をして行く物語。
舞台となる「幻界」は様々な人種がそれなりに調和して住む南大陸の連邦国家や北大陸にある統一帝国はアンカ族(人間)に支配され非アンカ族が抑圧された世界は、まるで、実際のどこかの国みたい。
「ワタル」と旅をともにする水人族の「キ・キーマ」、ネ族の「ミーナ」、ファイアドラゴンを信奉する「ハイランダー」たち、「シュテンゲル騎士団」、等々登場する人々も魅力的です。
宮部みゆきって相当なゲーム好きなんですね、とにかく面白かった。
きょうの一枚はPSFの「ブレイブ ストーリー 新たなる旅人」のオープニング画面、原作の方が面白い?