今日の1冊は“戦後腹ぺこ時代のシャッター音―岩波写真文庫再発見”。
赤瀬川原平が戦後1950年から300冊近く刊行された岩波写真文庫の中から24冊を選び紹介している。(300冊近く刊行されたって言うのは人気シリーズだったんでしょうね)
選ばれた文庫のタイトルをいくつか上げると“アメリカ人”、“南氷洋の捕鯨”、“写真”、“家庭の電気”、“野球の科学”、“自動車の話”、“ソビエト連邦”、"汽車”、“はきもの”、“近代芸術”、“蛔虫“、“日本/一九五五年十月八日”、“東京案内”、“電話”、“パリの素顔”、とジャンルが多岐に渡っているのが面白い。美術作家&作家の赤瀬川原平ならではのセレクションですね。
どれも、ボクが生まれる以前や、小さかった頃に刊行された本なので、リアルタイムの経験は無いんだけれども、赤瀬川さんの文章を読みながら掲載された写真を見るとなんだか実感した気になる。これが、赤瀬川さん言うところの写真(映像)の力なのかも…。
きょうの一枚は、最近のGINZAの一こま、モノクロにしちゃうとちょっと昔っぽい?