仕事と金がなくなったら
空桶で演歌を唄おうとしているのだが時々違った歌詞を歌っているおじさんがいます。彼は漢字があまり読めないのです。でも歌はとても上手くていい人で仕事も凄い。人間に必要なものはなんだか考えてしまう。もしこの国にインフラが失われて繊細なサービスが仕事として成り立たなくなり税金が払えなくなり、大人の国でなくなり、犯罪が増えて文盲が増えたら自分は外国の日系人になるのだろうか。実際にこういう境遇から抜け出すために日本に来ている外国人は多い。そして前出の彼はかつて集団就職で東京に出てきています。生まれた街は好きなのですが古きよき日本の思い出だけを抱いてそれを純粋に継承するために旅立つというのもセンチメンタルでいいのではないか...