カテゴリ:釣りと音楽
「年をとったな」って感じる事は沢山ある。
殆どは、体力的なことだ。 ただ、ミュージシャンでもあるオイラだから、 クラシックな音楽、スタンダードなものは別だが、 それ以外の流行(ハヤリ)、ポップスなどでは、大いにそれを感じる。 テレビの歌番組を見ても、 「うむ、最近の曲は全く・・・、わからん」 こうなってしまうのだ。 こんな事を感じたのは、別に今に始まったことではない。 10年以上前。 ってことは、未だ50代の頃だが、 若い連中の使っている言葉に興味を持ち、 大修館書店発行の「みんなの国語辞典!」と云う本を買って読んだ。 その本に載ってる言葉の中で、 あいつは「ヘタレ」だ、あいつは「チャラ男」だ、携帯を「デコる」、 とか「なにげに」楽しいね、なんて言葉使いを、当時は斬新に感じた。 そして、今では、そんな言葉を、あたりまえに使うようになっている。 しかし、オイラにとって、そんな目新しい言葉だが、 それも今では、とっくに時代遅れなのだろう。嗚呼。 数年前に、ジギング大会(釣り大会)に関わる旅行社だが、 連絡ミスが続き、その対応の悪さから、参加者とトラブルを起こした。 その連絡を、10日ほど放っておかれたので、怒って電話した。 「連絡ぐらいしてくれヨ~、、書きとっておけば、そんなミスはしないだろう」 「はい、そうなんですネ~、〇×△□・・・」 この応対に、余計に血が上ってしまった。 この場合「そうなんですネ」のよう使い方は、昔はしなかったと思う。 「判ってるんだったら、そんなミスするなよ~、連絡を寄こせば良い事だろう」 「そうなんですネ、申し訳ありません」 「判ってんだったら、電話しろ~!!」 「そうなんですネ・・・」 何か、会話がかみ合わず、どんどん腹が立ってしまう。 ところが、最近はこんな言葉使いは、どうも普通らしく、 私の身近な人間も普通に使う。 やはり、私の方が時流に遅れているらしい。 今朝も、テレビで「ゆらぎ」と云う言葉を使った番組があった。 何か医学的な、チョット高尚な番組。 どうも「疲れを取る為には、チョットだけ窓を開けて、風を入れると良い」 これは、心身がリラックスする「ゆらぎ」効果らしい。 でも私には、全く目新しい言葉だ。 「揺らぐ」と云う言葉はある。「やすらぎ」と云う言葉もある。 しかし「ゆらぎ」と云う言葉は、オイラの中では初めて聞く言葉だ。 インターネットで調べると、 「揺らぐ」と同義語でもあるが、やはりヒーリングに似た 心が「安らぐ」と同じ意味もあると言う。 であれば、「揺らぐ」と「安らぎ」の合成語のようにも思えるが、 りっぱに「ゆらぎ」と云う言葉で、Wikipediaにも載っている。 ただ(此処では敢えて強調して)、あの日本が誇る 岩波書店の広辞苑では、何処にも載ってない言葉なのだ。 ム、ム、ム、ム、あの由緒ある、格調の高い広辞苑も オイラと一緒で、時代遅れの老人であったのか。 互いに、年を取ったね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.05.25 13:44:37
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