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おきらく主婦のたわごと

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2006年04月13日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
いや、人間変われば変わるものだと思った。


私には10年来の友達がいる。

Nちゃん。

それは長男が赤ちゃんの頃、子どもの健診でたまたま知り合った。

第一印象としては人当たりがよくて、しっかりしている奥さん。

彼女は2人目のこどもでもあり頼れる先輩ママであった。


家も歩いても行けるくらいの距離のところにあった。

人なつっこい人で遊びにこないかとよく誘ってくれた。

その頃も我が家はアパート暮らし。

Nちゃんはだんなさまのご両親と子ども2人の6人家族。

お義母さんは、その頃現役バリバリのバスガイドさんで毎日忙しくとびまわっていた。

Nちゃんは家事。

お義母さんは仕事に。

お義父さんは車の整備の仕事をしていてお昼にはご飯を食べに帰ってきていた。


同居か~。

当時は彼女を尊敬してやまなかった。

私は自分の親との同居も躊躇してしまう。

だが彼女は結婚してすぐに同居を決めたようだった。

お義母さんはえらく社交的な人で50代半ばだがどうみても40代くらいに見えた。

地味なNちゃんと姉妹?!なんて言われるのを自慢にしていた。


Nちゃんは家族が家にいても気にすることなく私を誘ってくれた。

同じ部屋ではないが隣の部屋に義父母がいるにもかかわらず私と子どもをよんでくれた。

考えようによってはうちのアパートの方が気を遣う人もいなくていいのにねぇ。

それくらいNちゃんは家族になじんでいたんだな~。



って私は思っていた。

それから数年後、Nちゃんは勤めにでることになった。

私は夫の仕事でイギリスにいくことになり、3年間メールのやりとりが続いた。

そして我が家が日本にもどり半年くらいたったころ・・・


Nチャンのだんなさんが新潟に単身赴任していると聞いた。


「なんでいっしょに行かないの~?ちがう所に行けばいいこともあるよ~!」

そんな私の言葉に

「そうねぇ・・・そうなのかもしれないけど・・・」


だんなさんがいなくてもやっていけるなんて嫁の鏡だわ~。

もう尊敬なんてもんじゃなかった。


私はしがらみのないイギリスから帰り、同居をしているわけでもないが人間関係のうざいことにうんざりしていた。

親戚のつきあいにしてもそうだし、子どもの慣れない幼稚園のおつきあいだけでも私にはうんざり。

私だったら絶対ついていく。

そう言い続けていて我が子が1年生になろうかとしていたころにNちゃんからの報告があった。


「新潟に行くことにしたわ・・・」


「そう、そうだよ!!やっぱり家族はいっしょがいいよ!私は寂しくなるけど。」


その時になってやっとNちゃんは本心を私に話してくれた。


実はずっとお義母さんとはあわないと思っていたんだと・・・


お義母さんはすぐ感情的になり嫁があ~した、こ~したと近所に言ってまわるので自分の評判は悪いのだと思うと。


勤めに出たのは、義父さんのことがあったのだと。

義父さんは義母さんよりも10歳年上でちょっとボケがきてたようだった。

耳も遠く、昼に会話をするのだがなかなか伝わりにくかった。

とうとう仕事に行けない状態になった義父さんを一日相手することが耐えられなくなった。

義母さんは仕事大好き、遊び大好きな人でいっこうに自分のペースをくずす人でもなく、

自分のだんなさんをお嫁さんに世話させようとしていたようだ。


それはごめんだ!!ってことでNちゃんは急いでパートを探した。


そこからはもうギクシャク。


外から働いて大きい顔をして帰ってくるお義母さんに、養ってもらっているような気持で

大きい顔もできなかったが外に出るようになってNちゃんも変わってしまったと自分で言っていた。


「とにかく感情的でね。もう逃げるわ。こどもの転校のこともあって我慢してたけど、でていけって言われたから・・・」


そこまで言われたらねぇ・・・

私だったらとーっくにいなかったろうなぁ。


私はNちゃんサイドで、義母さんには義母さんの言い分もあるだろうけど・・・

やはり夫婦単位で住むのが理想だよなぁ。

でもいろいろ事情があってそうもいかないんだけど。

世代の違う人たちが一緒に住むことがどれだけ大変か。

お互いが譲らないと、うまくいかないだろう。


Nちゃんの堪忍袋の緒はプッツリ切れてしまったようだ。

そしてあれから3年。

Nちゃんの長男が中学にあがった。

だんなさんはいつ地元に帰って来られるかはわからないってことで、古巣にかえってくることにしたらしい。


だんなさんは今、静岡に単身赴任中。

こどもがある程度大きくなるとだんなさんは単身赴任だよな。。。


Nちゃん、どうしたかって?

なんとお正月に帰ってきて家の購入を決めたらしいのだ。

だんなさんには電話で了解を得たらしい。

中古住宅ではあったが、あっぱれ!!大きな買い物をよく決めた!


もうこれで同居の意志はないと言っているようなもんだわね。

だんなさまの実家から車で3分くらい?


「近いね、お義母さん、毎日くるんじゃないの?」


「ふっふーん。この前も来たわよ。でも泣かしたからね~!」


ひょえ~~~!!泣かしたって・・・・


Nちゃん。よっぽどひどい仕打ちだったのねぇ・・・


最後はでてけ!とまでいわれたんだものね。。。。

そんなあなたとつきあいたくないってのはあるだろうけど、でもね、だんなさまの母よ・・・


「帰ってきてから何回も泣かしちゃってるよ~、鬼嫁だからね~。」

Nちゃん、一皮も二皮もむけちゃったか?

新潟での生活(別居)がそうとう居心地よかったんだろうなぁ。


「泣くっていったい何を言ってるの・・・?」


聞いてはいけないような・・・でも聞いてしまう。


「あなたとはあわないですから、頻繁にあうのはやめましょう~。玄関で失礼。中にははいらないでくださいって言ったの!」



うーむ。これはそこだけ聞けば鬼嫁?

いろいろいきさつがあるし、あの温厚なNちゃんにそこまで言わせた義母さん。

きっとひどいことを言ったんだろうな。

そこんとこは、はっきり言わないNちゃん。


これは永遠のテーマですな。

でも一番喜んでいるのは。。。。


近くに住んでなくて良かったと胸をなでおろしているNちゃんのだんなさんだね~。

数日前も帰ってきて実家にも顔をださずにそそくさと帰っていったようだ。


「私は実家に顔をだせって言ったのよ!だけど、また面倒だと思ったんでしょ。私が行かせなかったと根に持たれたらたまらないわよ!」




その後、Nちゃんはだんなさんの話しに変わった。



「あいつが今まで見て見ぬふりをしていたのが悪かったんだ!!ここまで亀裂がはいったのは事なかれ主義のあいつのせいだ~!!」


Nちゃんの怒りは遠く離れた静岡まで届いているのだろうか・・・


静岡に向かうだんなさんの足取りはさぞかし軽かったであろう。


万歳!単身赴任!!

ダンナさんの心の叫びが聞こえてきそうだ。












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最終更新日  2006年04月13日 12時03分49秒
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