おきらく主婦のたわごと

趣味は共有しないをモットーにしてきた私たち夫婦。


っていうか、共用したくてもできるはずもなかった。


夫は釣りが好きだ。渓流なので山にはいる。

私は山生まれだが、ヘビが嫌いで山歩きが苦手。


ここ数年、夫は忙しく釣りから遠ざかっている。

あんなに朝早く起きて同僚と出掛けていたこともあったのに・・・


運動不足もいいところだ。

本人は職場では歩き回っているとは言うもののねぇ・・・

運動不足と言えばわが子達。

家では指先ピコピコのゲームするくらい。

友達がきて男の子６人、テレビを囲んでいる姿なんて異様でしかない。

昔は男の子ってバタバタ動き回るってイメージだったが誰ひとり動かない。

こ、こいつら・・・・

確かに楽だ。放っておいても悪さもしないから別に良いのだが・・・

これでいいのか、こどもたち！！

私はよその子でも平気で叱る。

たぶん、うっとしい婆だと思っているであろう。

「あんたら～！」

もう気など遣わない。

まとめて叱っている。

「暗くなるから、もうやめて帰るんだよ！」と言えば

「おかあさん、まだ帰ってこないからいいんだよ～。」

「あんたら良くてもおばちゃんが困るの！！ご飯食べるし、ゲームやめてね。」

それでもピコピコやめないと、

「コンセント、ぬくよっ！」

データーが消えてはいかんと思うらしくあせる子ども。

ふん、それくらいやってもよかろう。

やはり私は嫌われているかもしれない。


わが子の休日は宿題、自主学習を終えると１時間ずつくらいゲーム。

その後は友達がくると仕方なくゲームをさせているが・・・

どうも足下をみられている。

我が家は最近、土日でもたまり場になりつつある。

夫がいないので出掛けないし。

近所の子もなぜか家にいる子が多いのだ。

そこで私は考えた。

我が子になにか運動をさせようと・・・


とにかく基本的なこともできない。

ボールのキャッチも怪しい。

どんくさいのである。

２人とも・・・・

「運動なんてできなくてもいい！」

運動嫌いな夫は言う。

だけど、じゃ何ができる？！下の子なんて何もできない。

鉛筆の持ち方もやばい。

だから少しずつ私も普通のレベルに近づけるように家でもさせている。

結局運動は苦手だからしない～ではまずいような気もしてきた。

で、なにを？！


私がやっているスポンジのテニスをすることにした。

ラケットは３本すでにある。

「いつの間に～！」

夫、知らなかった？

ふふふ・・・・いつのまにか増えていたんだよ～

あら不思議～。

場所は近くに空いている体育館がある。

昔は市民が利用していたが最近は大きいスポーツセンターができて利用者が激減。


今までは自分が上達することに命がけだった私だが最近はちょっと余裕がでてきた。

少しはおしえられるようになったかも・・・・


ところが・・・


子ども達にボールを打っても返ってくることがほとんどない。


想像以上に手強い。

しまいにはすねるし・・・


「おかあさん、ひどいや～、ボールが良いところにこないよ～！」


「ばかやろう～！自分が前に行けばいいんだろうーが！！」


もう優しい母の口調ではない。　←　普段やさしいか？！


疲れるものだ・・・・


乱打なんてできやしない。


一方通行。


やはり私は気が短いのであろう。

でも、どこに置いてきた運動神経？！と聞きたくなる。


そこに半日仕事をおえた夫が登場。

夫には期待などしていなかった私。

ところがバドミントンはちょっとだけ（ほんとにちょっと）やったことがあるせいか、意外にも夫は打てた。

私の想像のレベルが低すぎただけ？


そして息子に教えるのも私よりもうまいではないか。。。

夫は知識だけはある。

スポーツは見るものだと言っているだけのことはある。


少しラケットにあたって嬉しく思った息子は疲れてもなかなか休もうとはしない。

本当は休んでほしい。

乱打したい私。夫となら少しできる？！

ラケット３本で家族が４人。

一本足りないではないか・・・

そうなると子ども達はうばいあいである。


そして、その日とうとう４本目のラケットを購入してしまった。

これでやめるわけにはいかない・・・

しかし夫がつきあってくれるとは夢にも思わなかった。

私ひとりではつきあいきれない。


そして今日、３回目の練習をしてきた。

ラケットが４本となると熱が冷めるのか・・・

次男は文句を言ってはコートの外に出て行く。

ないと欲しいものだが、あれば別にどうでもいいのね。

とりあえず２時間。夫は途中から１時間だけ。


私はほとんど球拾いの世界で疲れる。

よっぽど普段の練習の方が疲れない。

あ～、教えるのって難しい。

そして私たち、体育館の使用するのもこのレベルでは恥ずかしいので人のいない頃を

見計らっている。

昼前後。

おかげで貸し切り状態である。

出来ないなりにも長男は楽しくなっているようで私もちょい嬉しい。

何よりもあの夫が運動してくれるのが嬉しい。


「スポーツは身体に悪い！！」

普段から豪語していた夫。

それが、なぜ？！

すごく謎。


そして夕飯のあと、私は地元のクラブのなんちゃってテニスへとでかけた。


いや～、やっぱりこっちは楽しいわっ！！

「おかあさん、またテニスなの？！」

って嫌味も言われたけど～。やっぱりゲームが楽しいさ～。


２時間みっちりしてかえると・・・


あ、夫、寝てる・・・


「おかえり～。いててて・・・」


「どうしたん？」


「筋肉痛！」

「ええ～っ！その日にでるの？それとも一週間前のやつ？」

私、苦笑。

１時間のあれで筋肉痛？まあ、ムキになってボール追いかけてたもんねぇ。。。

私を右に左にふりまわそうと・・・・


「やっぱりスポーツは身体に悪い・・・やるもんじゃない・・・」


夫は腹ばいになっている。


相当つらいらしい。



うーん。これから先、続くか微妙なところだ。


やっぱり、ラケット３本でよかったか・・・・？！


もしかしたら１本でいい？！


私のコレクションが増えただけのことかもしれない。


それはそれでラッキーと思おう。