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おきらく主婦のたわごと

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2006年04月25日
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テーマ:たわごと(26892)
カテゴリ:カテゴリ未分類
世の中には思い立ってすぐに行動にうつす人々がいる。


それは・・・ 


我が家

・・・・・・・・・・・ではない。



金曜日の晩、私は小学校の執行部会があった。

といっても総会で使う資料をとじるだけの仕事。



いまだに私がそこにいるわけがわからん。

それでも決まったことと諦め、とりあえず参加している。


夫は飲み会であったため、子ども達だけでお留守番。


9時をすぎて家に帰ると


「おとうさんに電話だったけど、でなかった。」

うかつに電話に出るなと普段から言ってあるので子ども達は息をひそめて留守番に残す声を聞いていたようだ。


再生すると・・・


「私、○○と申します。ロンドンではお世話になりました。


 突然ですが明日チューリップを見にそちらに行こうと思います。


 どこかでお会いしたいんですが連絡ください。」


ひょえ~。なんと、懐かしい人。

最後にあったのが5年前になる?

夫の同僚だった人で仕事ではとてもお世話になった人である。


Oさんとしよう。


Oさんは当時38歳にして一回り年下の奥さんをもらった。


そしてそのままロンドンに赴任。


彼らはトータル3年の新婚旅行を終えて日本に帰った。

帰るときには家族がひとり増えていたのだが。。。


そして現在はもうひとり家族が増えている。

年賀状だけのつきあいである。


山梨の人がわざわざこんなへんぴな何もないところに・・・

5歳と3歳のこどもをつれてねぇ。


でも会って思いっきり話したい。

思い出を語れる人なんてそうもいない。



最近の私。

チョコチョコとかたづけていた。

いらないものを捨て・・・

つかわないものをロフトにあげるなどして・・・


これってやはり予感がしてたんだろうか?!


ちょっとスペースが出来たからといって泊まらせてあげることは不可能。

誠に残念。


とりあえず電話してみるか・・・夫は飲み会だし。


「ご無沙汰してます。hossyです。その節は大変お世話になりました。」

「こちらこそ~。あのですね、さっき急に思いついて宿がとれたもので電話したんですよ。」

「え・・・?!突然ですか・・・?!」


「そう、とれちゃったから、数時間後にここを出発して朝方そちらを観光しようと思います。せっかくだからお顔をはいけんしたいな~って話しになりましてね。」


「わかりました。主人は今、飲み会なのでまた明日の朝に連絡させますけど・・・」


すごいっ!おちびちゃん、2人連れてくるなんて・・・


どっかで会おうっていっても、外ではおちつかない。


これは我が家だな。


掃除もしたことだし。 ← たまのイベント?!


夫、帰宅後は思い出話に花が咲く。


Oさんはやり手だった。


厳しい。


ものすごく自分をもっている人だ。

独身時代が長かったのは・・・やはり癖があったから・・・?!

私は独身時代にあっているわけでもなく一緒に仕事をしたわけでもないから想像の話しだが。


ああ、なつかしいね~

なつかし~


その晩、酔っぱらって帰ってきた夫は最高に楽しそうだった。


「明日はぜったいうちにきてもらおう!!」


ということは私が夕飯、作るのね・・・


ってことで土曜日の私は朝からフル回転だった。

だいたいよ~、何時に客人やってくるのか、さーっぱりわからん。


夫はまた仕事に行っているから夫の携帯に連絡あると思うけど。

それが昼過ぎなのか。。。

とりあえずサラダや炊き込みご飯、スープ、でデザートでいいか?!

刺身は夫が魚屋さんで頼んでるし~。


Oさんの小食ぶりは昔から有名な話し。


こどもサイズのお弁当箱だったらしい。


夫婦2人で炊くご飯は1日1合だったらしい。

えっ?!うちの長男でも2合は食べてるぞ!

奥さんも小食だったのか・・・


そんな人たちにあれこれ出しても、うちの夫がバクバク食べてしまうのがみえる。


なんてったって最均の私は予言者! ← どこが


そして夫が午前で仕事を終えて帰ってきて過ごすこと数時間。


「まだかね~。」


「さあ、どうだろ・・・」


私は昼くらいからずーっと待ち続けているような気分。

そして5時をすぎたころ、夫の携帯がなった。

「はい、今からホテルに迎えに行きますから待っててください!」


夫はものすごいフットワークで行ってしまった。

何かがのりうつったかのように重たい身体を軽々と。。。


それから待てど暮らせどやってこない。

料理を温めるタイミングってもんがあるのよ!

電話くらいしてほしもんだわ。


そして電話。

「今○○を案内してる~。」

そこから車でわがやまで10分。

なんだか再会に私までドキドキしてきた。

5年ってながいよなぁ。

もうそんなにたってしまったんだ。赤子をもっていた私も小学生の親になりかたちのなかったものが幼児の親だよ。


月日がながれちゃたね。

思いでも風化だよ・・・


ピンポーン♪


そこにご一行到着。


ああ~。かわらない!全然かわらないなぁ。

なんだか、ここが日本でないような気がしてきた。

でもこの家の狭さは日本だわね~。

奥さんは当時20代後半で同僚の奥さんの中では一番若かった。


一回りも年の違う奥さんをもっているOさんはいつも犯罪者あつかい。


でもOさんも見た目にわかい。

下手したらうちの夫の方がずーっと年上にみえる。


「なかなか向こうでの話しをこっちではする機会がないんですよね。」

Oさんの奥さんが言った。

「そう、そうなのよ!いろいろつらいこともあったけど、思い出すのは楽しいことばかりだったよね。でも自慢話に聞こえるからいえないし。。。」


私の口はとまらない。


「むこうでホームシックになった人もいたけど私は全然なかったんですよ。」

そこで夫が口をはさむ。


「そうそう、こいつ帰ってから数年、ホームシック状態だったんです。」


そうなのだ・・・

私はいつも悲しんでいた。


あまりにも違いすぎる環境にまいってしまっていた。

田舎ではどこかに行こうにも近くには何もない。

向こうでは電車に乗ってちょっといけば観光もできた。

それが今では・・・


当時はイギリスの写真を見るのもいやだった。

悲しくなるから。


向こうにいた3年をひきずったまま、数年過ごしていた私。

なんとも女々しい。

今思えば、これって鬱だった?!


楽しい宴もあっという間にすぎ。。。

Oさんの下の息子さんがウトウトしはじめた。

昔は朝まで良く誰かの家で飲んでたっけ・・・


「じゃ、そろそろタクシー呼んでもらっていいですか?」

「ええ~っ、まだいいじゃないですか~!」

私と夫がひきとめる。

「もう、おそいですし・・・」


「まだ10時前ですよ!来てから3時間しかたってないじゃないですか!」


そうだよ!私の待っていた時間のほうがながいじゃんかよ~!!


このOさん、言い出したら、もうきかないひと。


夫はしぶしぶタクシーを呼んだ。

私は焼いたチーズケーキにコーヒーをだして別れをおしんでいた。

Oさん、立って

「そろそろ、くるかな?」

「まだいいじゃないですか!きたらクラクションならしますよ~!」と私。

仕方なく座るが、また5分もしないうちに

「おそいな~。」

「おそくないって~。ここは田舎時間ですから、まだきませんって!」


実は我が家はわかりにくいところにある。


人に説明するときに難しい~って思うことがある。


多分、タクシーのおっちゃんも迷っているんだろう・・・・


「本当にどうなってるのかな?」とOさん。


「本当におそいですね、分からないのかな?」夫まで言い出す。


「いいじゃないですか~。まだまだ早いじゃないですかぁ。」


未練たらしいのは私だけ?

とうとうOさん一家は外にでて待つことにした。

私たちもお見送りだが寒い!

今年は本当に寒い春だ。


「チューりップがまだ少ししか咲いてなかったって嫁に怒られました。」とOさん。


「ははは。うちなんて子ども達、行ったことなんですよ。」


「今度はぜひ山梨にきてくださいね。いつにしますか?」


「いつって~、そんな簡単にきめられないな~。」

Oさんの行動力とはえらいちがい。


「ゴールデンウイークあたりどうですか?」


むりだっつーの!人の動くときには動きたくない。

それをさけて君たちもチューリップを見に来た結果、早かったのでしょう?

そこへタクシー到着。

Oさん一家はさっさとタクシーに乗り込んで去っていってしまった。


「台風のような人たちだったね・・・・」と私。


「うん。昔から変わってない。時間になるといつも落ち着かない人だったよ。」


ああ、そうなんだ。


夫も仕事の疲れを一瞬忘れていたようだった。

かわらないOさんをみて更になつかしくなったのだろうか・・・



今日のこの再会でまた数カ月後か、数年後に会えるような気がする。


久しぶりにチューリップでも見にいきたくなるような気分になった。




チューリップって食べられたっけか? ← 食い気にはしる


          チューリップ








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最終更新日  2006年04月25日 17時40分27秒
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