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おきらく主婦のたわごと

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2006年07月18日
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カテゴリ:こどもの話し
いよいよやってきた・・・

ちょっと前からそのことを考えるとブルーになってしまっていた私。


家庭訪問の際や学校行事の際に担任の先生には長男のことで言われ続けていることがある。


長男はものすごく鈍くさい。

運動をさせても敏しょうなどという言葉からかけはなれている。

体力もない。

運動場を走らせても途中で歩き出し、脇腹が痛いと言って泣きにはいるそうなのだ。


「おかあさん、どうにかしてください~。」


そう言われてもねぇ・・・


とりあえず子どもとボール遊びをしてみたり山歩きをしてみたりはしたが、そんなに急にかわれるものではない。


あまりの不甲斐なさに学年の先生達が話し合っていたとか・・・


朝ご飯を食べていないのでは?!

寝不足しているのでは?!

ものすごいストレスがあるのでは?!


すべて  いいえっ


朝はおかわりをし、夜は9時には寝室に行き、家ではダラダラ遊び・・・・


ストレスあるとすれば体育で走らされることくらい?!


とりあえず、出来ないにしてもあきらめないという態度で望みなさいとは言ったが・・・

苦手な運動会もすぎて、忘れていた頃に


自転車検定自転車とやらがあった。


数日間、息子の学年は自転車を押して学校に行き押しながら帰ってくる。

まあ、どの子も乗るなんてことはせず、真面目に押している。


「長男君は自転車に乗れますよね?!」

家庭訪問でたずねられ


「ええ・・・まあ、なんとか・・・」


それこそ2年前くらいに練習ちょこっとして乗れたので驚いていたのだが・・・

ただ検定となると不安。


「長男、新しい自転車乗れるよね?大丈夫?転ばない?」と私。


「まあ、なんとか・・・」


ほとんど落ちることがないと聞かされていた。


「大丈夫よ~。うちの子でさえ受かったもの~。」と知り合いのお母さんが言っていた。

その家のお子さんもちょっと我が子とタイプが似ている。


でも・・・どうだろ・・・?!


そして検定が終わった日、帰ってきて息子が言った。


「おれ・・・落ちたかも・・・自転車がたおれちゃった。」


「そうか・・・まあ、落ちたっていいじゃない!お母さんは別に乗らなくてもいいと思ってる。

立派な足があるんだから歩けばいいじゃん!」


長男、元気なし。

でも、受かってるかもしれないし・・・


なんて思っていたが本当におちてしまったのだ((( ̄□ ̄;ガーン)


また同じようになぐさめていたのだが、言えば言うほど落ち込む長男。

一週間後の再テストまで沈んでいた。

また学校からご丁寧にも電話があった。


自転車を倒した長男は動揺して涙があふれ前がみえなくなって何から何まで失敗の連続・・・


点数のつけようもなかったのだと。


やはり問題児なのであろうか。


再テストではなんとか合格したらしいが。

落ちた後で特訓したわけではない。

観客がいなかっただけで気楽だったようだ。

あがっていたのか・・・・


次男は次男でおそろしくフレンドリーで先生に対する言葉がなっていない。


気軽にお勉強中に話さないでっ!!(≧□≦)


頭が痛い・・・


いや、でも、これくらい・・・・

そう、そうなのよ!健康で生きていてくれるだけでもいいじゃない!

人にケガさせてるわけでもない。

そんな完璧なこどもなんていないよなぁ。


そう思ってしまったらいけないのだろうか・・・?!


思えば私は第一子は死産であった。


9カ月目にはいったところで心音がなくなった。


悲しみの中、陣痛促進剤で出産した。


女の子だった。私はその子をみせてはもらえなかったが、実家まではこんだ夫はどんな気持であったろうか・・・


あんなに悲しいことはなかった。


そしてそれから自分を責め、何がいけなかったのかと悩み、半病人のようだった。


次ぎに妊娠してもまた同じようにお腹の中で死んでしまうかもしれない不安があった。


私はこの手で我が子を抱けないのかもしれない。


きっと今までも不摂生がたたっているのだろうと自分を責めるばかりであった。

長男を妊娠中も前回が原因不明の死産であったため、ドクターも自分もかなりナーバスになっていた。


哀しいお産から1年4カ月後、難産の末に産まれてきてくれたのが長男である。


どんなに腹をたてても悩まされても・・・私を地獄から救ってくれたのは長男なのだ。


長男が我が家にきてくれたから自分は立ち直ることができたのだ。

そんなことを思い出したときにふと口からでた。


「あんたたち、うちに産まれてきてくれてありがとう。おかあさん、うれしかったよ・・・」


それは車の中だった。私はハンドルをにぎりながら後ろに座っている息子達に言った。


きっと息子達はおかしいことを言っている!くらいにしか思わないだろうと私はふんでいた。


「おれこそ・・・おかあさんの子どもに産まれていろんなことをさせてもらってありがとう。」

長男がぽつりと言った。


欲しいゲームも与えていない私にそんなことを言ってくれるの?

いつも口うるさく言う私に言ってくれるの?



本当にうれしい言葉だった。


もうすぐ10歳。

ウソでもうれしい。

そういう言葉が出るようになった長男、少々鈍くさくてもいいじゃないか!


私は子どもによって生かされた。


私こそ、ありがとう。


その気持ち、忘れないであんた達を育てていきたいと思う。


その前に自分がしっかりしなきゃね・・・



過ぎてしまえば小さな悩み・・・なのよね。


そうなのよ、私が長男を責めても仕方ない。

立派な人間にならなくてもいい。


素直に育ってくれたことに感謝だ。


そう思えば保護者会なんてなんでもない。

うじうじすることもないではないか~!


最近、そう思ってしまった。


気がつくのが遅いか。。。。わたし。

肝っ玉母さんになりたいわぁ~。


明日、行ってきます~。













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最終更新日  2006年07月18日 17時00分48秒
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