|
テーマ:たわごと(26889)
カテゴリ:カテゴリ未分類
生協の白石さんというのがあったが・・・
うちは生協の山本さんだった。 共同購入ではなくて、個人で一週間に一回届けてもらっている。 始まりは山本さんという青年がとびこみで案内をしてきた。 生協はお値段は少々高めではあるが安全なものだと思っている。 普段、あまり農薬とかにはそう敏感でもないがソーセージ、ハムの保存料や何色何号とかいうのが気になる私。 ほとんど、かぎられた食品を買うので注文はいつもそう多くはない。 午後2時前後に担当の山本さんはやってきていた。 ちょうどご飯を食べ、うつらうつら~の良い気分の時。 インターホンをならしてはもらえるが、眠りこけてしまったら聞き逃してしまう?! そんな深い眠りか?! いやいや。。。そんなことはないのだが・・・・ 今寝てましたとあきらかに分かる顔で青年の前には出たくない。 口の端しにいヨダレの伝ったあとが・・・ そんな不覚、おこしたくない。(と思っていつもおこしている) 私が不在の場合は玄関先に発泡スチロールの箱が積み上げてある。 中味は数点なのだが、ものによって分類され箱が3個ってこともあった。 高さにするとけっこうなものだ。 私の身長とそんなにかわらない。 とにかく、置き場所に困る。 一週間もどこにおく?! 狭い我が家にはそれくらいのスペースにも困る。 ということで、生協の日は家にいるようにして物だけをうけとるようにしていた。 夏休みに入って、家にいるかどうか、まーったく行動が読めない私は1ヶ月はとらないことにした。 毎週、ゼロの注文書を申し訳なさそうに手渡した。 一度は留守だったので玄関先においた。 そして、夏休みもそろそろ終わりになり、注文すっか~! チラシに目を通して驚いた。 長くおつきあいさせていただいた、私、山本は今日を最後に他の地区の担当になりました。 長い人で4年間のおつきあいだったと思います。 今まで、ありがとうございました。 またどこかでお会いできましたら、一声おかけください。 みなさま、おげんきでおすごしください。 手書きの文章でかかれてあった。 字はお世辞にもうまいとは言えないが、今までの山本さんとのやりとりが走馬燈のようにかけめぐった。 「再びすみません~。」 配達にきた後で山本さんがあせってやってきたことがあった。 「あの~、頼んでなかったモノがはいってませんでしたか?」 げっ!!さっき、やぶって食った菓子か? 私は几帳面ではないので先週に頼んだモノを記録などしていない。 こちらも頭がまっしろだ~。 「わたし。。。食べたかも・・・なんだったんでしょう?」 こっちもしどろもどろ~。 結局、手をつけてないものでホッとしたが・・・・ そうそう、あの頃、山本さんも新人だったのよねぇ。 一回、山本さんに生協の会員にと私の友人も紹介したっけ。 美容院をしていて買い物にでられないので重宝するかと勧めたのだ。 たまたまその友人が家に来ていたときに山本さんが届けに来た日もあって・・・ 「山本さん、この子、独身だからよかったらどう~?!」 なんてわけの分からない見合いさせ好きおばさんになりそうにもなったが。。。 「どうも~。」 ← 私の悪友、男好き! 外面よい友人の満面の笑みはかなりポイント高し! 「どうも・・・」← 山本さん、ちょっと期待か?! その後、友人の美容院に出入りをしていたが何の進展もなかったようだな・・・ 時には雨の中、かさもささずずぶ濡れで愛想良くやってきた。 「こんにちは~。生協の山本です~。」 ちょっと無精なのか髪が長くなればうしろでまとめ、そのうちばっさり切ってくる。 そっか・・・山本さん、いなくなっちゃったか・・・ 特に男前ってわけではなかったが、なかなか好感のもてる青年であった。 山本さん、すこやかに・・・ ああ、どっかでいきてるんだったわ。(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!! そして新しい担当の人にかわったとき、どうしても時間がとれず2回ばかり玄関先に注文書をおいておいた。 たまたま2回とも何も注文しなかったのだ。 そして今日こそ、手渡すわよ! そう意気込んで朝から記入して昼過ぎやってくるであろう生協の新担当者を待っていた。 その人が来たら、でかけよう! しかし3時になってもあらわれない。 仕方ない・・・・ 今日はうけとるものがないから注文書を置いていくか・・・ そして玄関のドアをあけた。 ん?! なんで?! すでに次回の注文書がおかれてあった。。。 え?! 私が書いたこの注文書はどうなるのよ!! 顔を知らないあほの担当者に怒りがこみあげる! ちっくしょー!! こうなったら会社に電話して苦情だな・・・ ちっ!!面倒な。 そして私は電話に出たおねーさんに伝えた。 ちょっと声も怒っていたろう。 「では、今、ご注文、いただいてよろしいですか?」ものすごく低姿勢。 あ~、いいとも! って態度でかい私だが・・・ 「何番のししゃもと何番のばなな、それと何番のハムです。それと・・・あ、それだけです。」 なんだ・・・私、これだけしか頼んでなかったか? 怒って電話するほどでもなかったか・・・・? 怒るほどのもんではないじゃないか! て向こうは思っているか・・・? せこいくせに!って思ってる? 何だか気まず~。 怒りにまかせて電話したものの・・・・ でも、これであの担当者は 気をつけるように言われているはずだ。 インターホンを鳴らさずに帰りやがって! 挨拶なしかよっ!! ← かなり強気 そして今週、やってきた。 どんなやつだ~?!顔をみてやるっ!! 玄関ドアをあけたら、なんだか細っこい茶髪の気弱そうなあんちゃんが立っていた。 先週のことをあやまるのが先か? ん、それとも、自己紹介か? 「あの~。僕、どうしたらいいんでしょう?」 どうしたらって・・・・ 仕事したらいいんじゃいっ!! そうも言えず・・・・ 「2週続いてたまたま私は家にいなかったんですけど、たいがいはいると思うので、 いなかったらこの箱にいれて置いていってほしいんだけど。。。 いたら箱は不要なので中味だけください。」 にっこりこたえた。 だが・・・大丈夫か?こやつ・・・ 普通にすればよいだろう? うちは何か特殊なのか・・・・? お笑いのキングコングの梶原あれを頼りなくした感じ。 そしてお笑いにはほど遠い感じだ。残念! うーん。。。。山本さんも第一印象よくもなかったが・・・ そして自己紹介なしに 「じゃ、またよろしおねがいします・・・」 くるりと背をむけた。 おう、よろしくしてやるよ・・・ 名無しのごんべい! てめぇ~、名乗らんのかいなっ! そして何を思ったのかまたこちらに近寄ってきた。 やっと思い出したか? 「あの~」 なんや、坊主・・・ 「この建物はアパートなんですか?」 「そ、そうだけど・・・」 うちはメゾネットのアパートだ。 一軒家を真ん中でパーンと割ってある。 玄関が2個あるから、中には2世帯住居と思っている人もいるらしいが・・・ 「へ~、こんなのあるんですか・・・」 あんた・・・・言いたいのはそれ?! そして感心しながら青年はそのまま帰っていった。 大丈夫か? あやつ・・・・ そして私はテニス仲間のさっちゃんにメールした。 「今、生協の青年きたが、あやしい。あれは大丈夫じゃないかもしれん。」 しばらくすると返事が返ってきた。 「そんなやつはグーでパンチしてめったうちだ~!! 匿名でたれこみするか?協力するぞ! うちの盛況(?!)ボーイE男! 玄関前でちょっとドキドキしちゃうわ!」 あいかわらずの文にわらってしまうが・・・ 「細身で茶髪?」返事をすぐにおくった。 「そうよ~!」すぐにさっちゃんから返事が来た。 やっぱりか・・・ さっちゃん、あなたの前の担当はたしか山本さんだったわよね・・・ ってことは今の担当も同じなのを彼女はすっかり忘れてしまっている。 うっかり屋の彼女にはありがちだが・・・ 「その盛況ボーイ、うちのとこと同じ人。キングコングの梶原みたいなやつ。」 メールを送ると 「そうだ、同じだ。キングコングチームだ。」 さっちゃん、動揺があらわれてるぞ! 同じ人間をみてもこれだけとらえ方がちがうとは・・・ 新たな発見だ。 そしてさっちゃんのおとぼけぶりにも驚かされる。 あの挙動不審男・・・・・ もしや・・・・ 苦情の電話があった鬼婆には注意するように言われていたか? どんな鬼がでてくるかと思ったら・・・ あら、普通の人! それでびびったのか・・・・? それとも意外にかわいい奥さんで、この人がそんなことを言う人には思えないって・・・ そういうことか? そんな勝手な妄想しているのだな、主婦は・・・・ そんな盛況ボーイの話でもりあがっているとは知らず馬車馬のごとく働く夫達。 いいぞっ、夫よ!!その調子でがんばってくれ! 「梶原くん!」 そう呼ばないように気をつけよう・・・ だから、名乗れっちゅうんねん!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|