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テーマ:たわごと(26791)
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先日、小学校の学校祭があった。 執行部にまちがってはいってしまった私には、逃れることができない打ち合わせ、そして準備。 担当は喫茶部。 メイド服なんて案をだした私の意見は何事もなかったように流された。 冗談ですってば~。 案外、学校では真面目な保護者のイメージなのかも、私。 ← ないない! おかげでこどもの舞台発表なんて気もそぞろ~。 一瞬しか舞台にでないので瞬きしてたらわからない。 しかし大勢いても知っているお母さんなんてわずか。 幼稚園が同じだったお母さんが数名。 特に仲良くしている人はいないが、それでもこんな行事の際には立ち話くらいはする。 そう言えば・・・ 幼稚園から同じで今も教室が同じの子のお母さんを最近、見かけない。 前に体調が悪いことがあって、よくお婆ちゃんが学校に顔をだしていったっけ・・・ メールアドレスも知っていた。 たまに連絡してたけど、よく携帯をかえていたのか、いつの間にか連絡がとれなくなっていた。 学校で会う度に、しまった~アドレス聞くの忘れた~って思っていた。 その人は京都から嫁いできていた。 京都の言葉をはなしているので、こちらの人ではないのがすぐにわかった。 持ち物からしてもハデな感じがあって、若そうに見えたのでちょっと敬遠がちだった私。 話してみれば意外に気さくでおもしろい。 こどもが幼稚園を卒園する頃から仲良くなった。 「ここは空気もきれいだし、すごくいいとこよ~。私もお母さんもいいとこやねぇって言ってるん。 こどもを育てるには最高やとおもうわ~。」 聞けば彼女の実家は街の中らしかった。 だんなさんは親と一緒に自営業。 こどもはひとり。 幼稚園の他の仲良しお母さんと夜も飲みに行くような時もあったようで、当時、核家族の私には羨ましく感じた。 お姑さん達とも仲良しで本当の親子のようだと言っていた。 だんなさんは飲み会となると送って迎えにきてくれるようで、かなり奥さんにほれているのかな~と思っていた。 奥さんもこどもが小学校に行くのをきっかけに働きにでることになった。 と言っても、自分のお小遣いを稼ぎにいっているようなものだと言っていた。 夏休みには学童保育もあるし、何かあってもお姑さんとはスープの冷めない距離だから頼める。 義妹も同じ幼稚園にいれていて、幼稚園行事の際にはいつも顔をだしていたのでさすがの私も憶えた。 小学校でも義妹は赤ちゃんをつれてきていた。 喫茶部にいた私はその義妹のだんなさんという人を初めて見た。 すんげ~イケメン!! なんだか理想的な一家だわ~。 しかし、肝心の京都出身の奥さんをみかけない。 授業参観と言えば私は教室を2つかけもちだし、いつもバタバタしていてなかなか話す機会がなかった。 喫茶も終了して後片付けもおわり、教室まで次男を迎えにいくことになった。 そこに幼稚園が同じで、京都の奥さんと仲良しの奥さんがいた。 これはチャンス! 「最近、Tちゃん、みかけないのよ~、私。元気してるのかな?」 聞いてみた。 まだ知らないの?!とばかりに口をひらいた。 なんと・・・・京都の彼女は実家に帰ってしまったのだと・・・ そして、すでに新しい奥さんがきているらしいのだ。 そして恐ろしいことに義妹も再婚したって・・・ 義妹が離婚していたのも知らなかった。 なんという・・・・ 言葉にならなかった。 あの気さくな彼女とはもう会うこともないのかと思うと悲しい。 いつも幸せそうだった彼女しかみていなかったので本当に驚いた。 夫婦の間に何があったのかは知らないが・・・ なんとなく想像はつく。 そして彼女の息子は今、新しいお母さんといるのだ。 彼女もきっと手放したくはなかったろうに・・・ なんだか泣けてくる。 ひとりで京都に帰ってしまった彼女が気の毒でならない。 とても残念なはなしだ。 ここが好きだと言っていた彼女には悲しい思いでの地となってしまった。 もう彼女に会うことがないと思うと本当にさみしい。 そのことを知らなければ、長くあっていないな~というくらいにしか思わないのだが。。。 また新しい家族に恵まれて笑っている彼女がいてくれたらなぁ。 今はそう願う。 「Rちゃんのお母さんがかわったの、知ってた?」 次男にきいてみた。 「しってた・・・」 そっか・・・こどもはわかるよね。 「え~、お母さんがかわる?!そんなことあるの~?」 脳天気バカ長男! 「あるのよっ!もしお母さんがいなくなったら、新しいお母さんがくるかもしれないでしょ?!」 「ええ~っ!おれ、そんなのいやだ~っ!」 えっ?!そんなことを言ってくれるの、長男! おかんは嬉しいぞっ!! 「でも~、次のお母さんは優しいかもよぉ~。」と私。 「・・・え・・・でも、おかあさんがいい・・・」 むむっ。ちょっと揺らいだか?! 「そんでもって何でも買ってくれるかもよ~。」 「・・・・」 おいっ!!お前、今、笑ったな?! 変な話しをふったのは私だが・・・ そんなことを想像つかない長男はやはりのほほんと育っていると思った。 これこそ、私がのぞんでいたことかもしれない。 私の両親の不仲にはこどもの頃には悲しんだものである。 ポッカーンとしている長男を責めてはいかんな。 良い母とは言い難いが、こどもの前ではケンカはするまいと思っている。 誰もけんかしたくてしているわけではない。 しないでいられるのは私が幸せなのだと思いたい。 改めて幸せって何なのかを考えさせられた。 「いつか、ランチしようよ!」 彼女がよく言ってくれていた。 彼女との約束ははたされることはなかった。 挨拶できないままに別れてしまったこと・・・ さびしい思いでとなって私の胸から消えることはない。 今となってはあの笑顔がなつかしい。 元気でいてほしいと願うばかりだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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