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テーマ:たわごと(26889)
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ハイカラおばあちゃんのおやつ 最近、図書館でこんな本を借りた。 ものすげ~インパクトある本だった?! 甘みをおさえたレシピなどがあり、「おばあちゃんの」とつくのがぴったりな昔懐かしいかんじだ。 ゴボウをつかったお菓子か、へえ~アイデアだね~ あ~驚いた! 長く人間やっているとそれくらいでは驚かない。 パラパラページをめくっていくと最後の方に何やらはさまれているではないか・・・ ああ・・・しおりか・・・ 前に借りた人が残したのであろう。 よくみると封筒であった。 その辺にあったものをはさんだのか? ん?! 次の瞬間、私は固まることになる。 封筒には何やらはいっている。 しかもその表には お布施 書かれてあった。 その下にはM谷と書かれている。 まちがいないっ!現金だ! 私の頭の中でいろんな妄想。 これは神からの贈り物だ~っ!! そう思ってこの封筒をあけて自分のものにしてしまう?! やぶったあとで図書館から問い合わせがくるかも?! これが現金だけで挟まれていたとしたら・・・ 我が家の食費に変わっている確率は高い。 でもなぁ・・・・ お布施ってお坊さんなんかに払うあれよねぇ?! なんかバチがあたりそうだわ。 お布施と書かれていた字は美しく、おそらくどこかのお婆ちゃんがかいたもの。 あら~、私、ここに封筒おいたはずなのにないわっ! あの嫁がとったのね?! 嫁姑戦争なんかはじまっていたりするかも。 勘違いだったかしら~ もういっかい封筒出さなくちゃね~ なんて半分ぼけている人かもよ?! だからぁ~ これは天からの お・め・ぐ・み よ! 私の中の悪魔ちゃんが耳元でささやく。 夫の中では私の中には悪魔しか存在していないというが・・・ だが名前を書いてあるものには手をつけられなかった。 図書館で調べれば借りた人くらいわかるだろうし・・・ もし真っ白な封筒だったら・・・・ こんなくだらないことを延々と思っている自分が情けない。 結局、夕方にもう一回図書館に足を運ぶことにした。 こどもにも本を借りさせたかったし、ま、いっか~。 「あのぅ・・・実は午前中にこの本を借りたんですが、中にこんなモノが挟まれていました。」 そう言って係の人に見せると案の定、驚いていた。 「ねぇ、M谷さんって何人くらいいるかしら?!」 「30人くらいじゃない?」 「ひとりひとり電話であたるしかないわねぇ・・・」 え?!履歴残らないのか?! じゃ、私がねこばばして何気ない顔で返しても分からなかったってことね?!←しつこい 「本当にありがとうございました。」 そこにいる職員さんに皆にいわれた。 少しでも自分のモノに・・・なんて思った事が恥ずかしい。 私は正義の味方よ オーホッホッホッ 自分、ちょっとふんぞりかえってはいなかったか?! その後子どもが本を物色している間も係の人の動きを気にしている私。 一軒一軒電話して確認しているようだった。 ま、でもいいことしたかな?! なんて思いつつ、職員の手をわずらわせたのは罪か?! やっぱり悪いことはしちゃいけない! お布施は手をつけちゃいかん! ← そこかよ! 家に帰り夫に今日の出来事を報告。 「今日さ~、図書館で本借りたらお布施ってかいた封筒があってねぇ! 中味が入っていて驚いちゃったよ!」 「えっ!ラッキーじゃん!」 「もう返してきちゃったよ!」 「あら~バカだねぇ。」 やっぱりばか?! いやいや・・・正直こそが私のとりえ。 人のものをとるな!と子どものころから言われていたではないか!! 過去にスリにあったり置き引きされたりもしたが、人のものはやはりとるべきではない! 自分はいいことをしたんだ!! ってあたりまえのことだろうか・・・ 少々せこいか?! でも本当に言いたいこと。 それは・・・ 該当者がいなかった時のそのお布施の行方が気になる。 「私の住所、電話番号、ひかえてくれましたか?」 心の中でつぶやいていた私であった。 せこさは続く、どこまでも・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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