|
カテゴリ:こどもの話し
2日前の朝、子どもをおくりだして20分たったころにインターホンがなった。
この思いがけないインターホンは心臓に悪い。 朝など人には見せられるモノではない。 起きたままのじょうたいであるからして・・・ 宅急便にしては早いし心当たりもない。 こどもが忘れ物をとりにくるには遅すぎだし・・・ おそるおそるインターホンで確認。 「はい・・・」 「おがーさん、おれぇ・・・」 次男だっ!!あいつ~、どこからもどってきたんだよ! 勢いよく明けると次男は濡れ鼠状態であった。 「川におちた・・・」 ふと後ろをみると見かけない女の人が立っていて、家まで送ってくれたようだった。 自分はいっしょに来ただけだけど、ゴミ当番で立っていた男の人たちにあげてもらったというのだ。 お礼を言ってすぐにお風呂にいれたのだが、なんでなのか分からない。 「○○くんが~!」 近所のこの名前を言うのだが、まさかわざと落としたわけでもないだろう・・・ きっとぶつかっておっこちたのだろう・・・ 田んぼわきの用水路だろうか・・・ 「危ないところに近寄ったお前が悪い!気をつけなよ!」 ランドセルの中にも水がはいっていたがそんなにびっしょり濡れてはいなかった。 乾かすと教科書の端っこがすこしだけべコべコ波打っていた。 担任に少し遅れると連絡をいれた。 「うちのこがさっき、川に落ちたと言って泣きながら帰ってきて今、お風呂にいれてもう少ししたらつれていきます。よろしくおねがいします。」 「えっと、どこで落ちたんでしょうか?」と先生。 「ええっと。本人の言っていることも今ひとつ分からなくて・・・多分、他の子たちも誰か見ていたでしょうから兄にも後できいてみます。すり傷ひとつないのでだいじょうだと思います。」 そのころ、次男は風呂場で鼻歌まじりでいた。 前から用水路は危険だと思っていたけど、まさか自分の子がおちるとは・・・ ま、幸いケガもなかったしこれで周りの子も気をつけるだろうに。 普段から落ち着きない次男だから川に落ちたと言っても納得してしまう。 夫にもメールしといた。 「やってくれましたね!」 夫の返事もそんな感じだった。 学校まで送って行くときに場所を確認しなきゃと思い次男にきいた。 「ね、どこ?」 「そこ!」 「そこって・・・まさか・・・あそこ~?!」 集団登校の集合場所は川の側。 用水路は幅3メートルくらい。 そして次男は橋のかかっているすぐ横から落ちたというのだ。。。 高さ2メートルはあるよね?! 水の深さは30センチくらいであった。 「あんた~!!よくぞ無事だったね!!頭とか打ってないよね?!どこからおちたの?」 あせった。その時初めてあせった。 「えっと~。お腹から。」 「えっ!!痛かったでしょ!」 「ううん。全然。」 ほんとかよ!!確かによく見ればひとりでは上にあがれない。 その日は2週間に1回に不燃物のゴミ出しの日だった。 たまたま大人が側に立っていてくれたのがラッキーだった。 しかし子どもだからケガしなかったのかねぇ・・・ そして学校に着いた。 「次男、教室までお母さん、いっしょに行こうか?」 「いいっ!ひとりでいく。」 もう親と行くのが格好わるいのか・・・ 川に落ちることの方が格好悪いと思うが・・・ ケガもなかったし、それなら・・・ そして私はそのあと家の用事をすませていた。 その頃にまさか学校が大騒ぎになっていたなんてこれっぽっちも知らず・・・ 続きはまたあとで・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[こどもの話し] カテゴリの最新記事
|