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テーマ:小学生ママの日記(28703)
カテゴリ:こどもの話し
次男(小2)が川に落ちてゴミ当番で立っていた人々に助けられた。
悲しいかな我が息子の乏しい表現力では今ひとつ状況がわからなかった。 高さ2メートルから水深30センチくらいのところに落ちた。 そして誰かに助けられた。 このことを夫にまたメールすると・・・ 「それはあとで次男をつれて挨拶にまわったほうがいい。やつの薬にもなるし。」 確かに大人だって落ちたらよじ登るのが大変そうだ。 助けた人が溺れてしまった! そんなこともありがちだ。。。 しかし夫も簡単に言ってくれるよなぁ・・・ いったいどこの誰?!うちの班のゴミ捨て場所とは違う。 どこからどう探ればいいのか。 地区名簿というものが配られている。それを見ながら一件一件電話して事情を話すか? いつになるかわからない・・・ とりあえずそのあたりに住む長男の同級生ママに電話してきいてみよう。 彼女の家は自営業だから情報あるかも~。 「えっ?!あそこから落ちたの?あんな高いところから?ケガなし?よかったね~。」 そうなのよ・・・やはり無傷は奇跡的なのよね・・・ 結局彼女も分からず、こんな時に地元の行事に疎遠なよそ者は路頭に迷う。 同じ班の人にきいてみるか~。 あまり面識もないけどね・・・ 電話で事情をはなし、どうやったらゴミ出しの当番の人をわりだせるかを尋ねた。 「うちの組の代表者のKさんに聞いてみたらどうですか?」 ほう~。 組長さんなるものがあるのか・・・・ いきなり自治会長さんではこんなこと言いにくいしねぇ。 電話番号を教えてもらい、事情をはなすと・・・ 「hossyさんの家は○○さんの近くだねぇ?!うーーーん、今からその辺に行きますから外に出てて!」 えっ?! いや・・・ゴミ当番がどこの誰かを聞きたかったんだけど・・・ どうするのか・・・ 私はそのまま上着をはおって外にでる。 おっと小雨だ! 落ちた現場をみると1メートルくらい水かさが増している。 どんぶらこ~と桃になって流れていく息子の姿を想像すると背筋が氷る。 そこにKさんが登場。 「さっ、横に乗って!」 え・・・?!車でどこに? Kさんの軽トラにまさか乗せてもらうことになろうとは・・・ 「じゃっ、そこの農協できいてみようか~。」 そこでまた我が息子の恥ずかしい事件を説明。 「で、今日は誰が立ってたか見なかったけ~?」とKさん。 支所長さん、ひとこと。 「そういえばOさんがいたっけか~。」 よっしゃ~とばかりにKさん、すぐに車に乗り込む。 Oさんの家はゴミゴミした道ばたにあった。 車をとめるとすぐに後ろから大きなトラックがきてずらさなければならなかったりで申し訳なかった。 たまたま玄関先にお客さんがいて奥さんがそこで話しをしていた。 だんなさんが確かにゴミ当番で立っていたと言うがそのまま仕事に行ったので知らないという。 「他に誰がいたか分からないかね~?」 「そう言えばSさんがいたかも・・・」 またKさん、フットワーク軽くSさん宅に向かう。 車で1分くらいのものだが、私には迷路の世界でどこに今自分がいるのか、さっぱりわからなかった。 ただ豪邸にたどり着いたということだけはわかった。 「なんとも・・・大きいお宅ですね。。。」と私。 「ここの人はね、昔高校の校長先生だった人の家なんだよ。」 ほ~。 でも、なんか聞き覚えのある名前・・・・ 「こんにちは~。」 白髪の品の良いお爺さんが玄関先で怪訝な顔をして見ている。 Kさんは分かるが、私の存在だな。 「この人ね、hossyさんて人で、今朝、川に落ちた子、あんた知らんかね?」 「おお~っ、俺ら川に入ってあげたけど、大人も上がるの大変やったけど無事でよかったね~。」 その後、Sさんと話しをしていくうちにそこのお孫さんが長男と同級生だとわかる。 「うちの孫、しっとるけ?」とSさん。 知ってるも何も・・・ 長男を出産した病院は隣町だった。 私がお産が終わった数時間後にそこのお孫さんが生まれた。 同じ病室で同じ日に生まれた子がいた。 私の隣りに入院していたのがSさんとこのお嫁さんだったのだ。 「あんた~、わざわざ来なくてもいいのに。おれらは当たり前のことをしただけなんだから・・・」 そう言われてますます感謝だ。 自分はこれまでよそ者だから~なんて言って何も協力もせず恥ずかしくなった。 その後、関わった方の名前を教えてもらい、連れて来てくれた女の人もあわせると4人に世話になったことがわかった。 Kさんにも感謝だ。 まさか軽トラでドライブすることになるとは夢にも思わなかったが・・・ 「助けることはあたりまえやから、別にあいさつにいくこともなかったかなって気もしたけど、hossyさんの気がすまないんじゃね。」とKさん。 確かにKさんの手をわずらせてしまって申し訳なかった。 深々~とお辞儀をすると・・・ 「また何でも連絡して、困ったら!」そう言って走り去って行った。 それから子ども達が帰ってくるのを待って一件一件ご挨拶。 次男にお礼を言わせて・・・ 「ありがとうございました~。」 そして立ち話を始めると、もうピョンピョン動き出す。 長男が一緒に頭をさげていて動き出す次男の頭を下げさせる。 長男、お前がなんでそこまで・・・ ま、弟のしたことだから兄も責任かんじてるのか?! 「無事でよかった~。」皆さん、口を揃えていってくれた。 感謝の気持ちでちょこっとした菓子箱持参で行った。 「つぎはどこ~?」と次男。 おめ~には反省って言葉ないんかい?! 言うまでもなくげんこつ。 ああ~これで一安心だ。 そう思っていた私だったが家で次男の連絡帳をみて青ざめるのであった。 ああ、書けなかった最後まで。 今度こそ次回に・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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