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テーマ:今、健康ですか?(253)
カテゴリ:夫の話
椎間板ヘルニアと診断された夫。
病院に行き、また仕事にもどり8時過ぎに帰宅。 さすがに痛み止めがきいているのか朝よりは動きは良かった。 「医者は簡単に言うんだよなぁ。たったの2週間ですよ!って。」 「そうだねぇ・・・どっちにしても痛みはあるからねぇ。」と私。 自分からはどこうしろとは言わない。 「メスをいれるのに、そんなに簡単に復活できるわけないよなぁ・・・」 どうも夫は切りたくないようだ。 夫の母も長年、膝を患っていて何度も手術するように言われてもだましだましきている。 夫は昨日パソコンで椎間板ヘルニアについていろいろ調べていた。 おいおい・・・ 今さらかよ。 あんた、前からなってたじゃない~ 今回の痛みはどうも最大級のようである。 今朝も起きるなり、階段の前で立ち往生。 「はいはい。おじ~さん、だいじょ~ぶ~?」 本当に後ろ姿は巨大な老人だ。 一歩を踏み出すのも大変。 階段は後ろ向きで蛇男のようにズルズル・・・ こりゃ~切るしかないかも・・・ 下におりて立ち上がるがそこで長男を呼ぶ。 長男は便座あげ係である。 そして今度はダイニングのイスに座ろうとする。 あの~ すすんでないんですけどぉ? わずか数メートルの距離が今の夫にははるか彼方のように思えるのであろう。 「長男!」 長男は肩を貸す。 が、約0.1トンの夫を40数キロの長男が支えるには無理がある。 わかったわよ。 私と長男が夫の両側で支える。 おもっ!! 介護の世界だ。 イスに座るだけなのに、いったいどれだけ時間がかかるのだ?! 今日は大事な仕事があるらしい。 この日のために日をずらして1週間入院していた夫だったが、当日にこれではどうしようもない。 あなた、戦力にならないでしょ~ とにかく痛み止めを飲むにはご飯を食べなくてはならないと思っているのだが、夫は箸をもつのもひどそうだ。 これで運転できるのかい? こんな状態がどれだけ続くかわからないぞよ? 昨年の今頃、同じように夫は腰の痛みに苦しんでいた。 3カ月痛み止めを飲みながら腰に注射をするくらいのものだったが、いつのまにか楽になっていたという・・・ 「朝はきつい・・・」 弱音だね?! 切る覚悟はできたかい? 昨日、義母には一応病院に行って切った方がいいと言われたことを知らせておいた。 義母も夫にはあまり言わない方がいいと思っているようで、いない頃を見計らって私に電話をくれた。 義母はメスを入れるのは賛成ではないが、今の場合は仕方ないだろうと思ってきたようだ。 「切って楽になったらもいうけもんじゃないですかね?どっちにしても痛いんだし・・・」 私、冷たい嫁か?!人ごとだと思っている? 昨日は本屋にでかけていた私だったが執行部にはいっていて仲の良い奥さんにそこでバッタリ出会った。 久々に会った。 「ごめんね~、こんなヘンな格好で・・・」 K奥さん、何かへん?!分からないけど・・・ 「私ねぇ・・・ぎっくり腰で痛くて・・・ここのヘン、まがってない?」 ああ・・・いたよ、ここにも・・・ うちの夫の話で話しに花が咲く。 腰の痛い人と立ち話で1時間は可哀想だったかも・・・ K奥さん、整体に行っているらしい。 近くの有名でもなんでもないところなのだが。 彼女もおそらく夫と同じ椎間板ヘルニアではなかろうか・・・ 初日、2日目は布団からでられなかったらしい。 5回くらい整体に行ってようやく普通にせいかつできるようになったのだと。 病院は切ることしか言わないし、どういう運動したら良いかなどというアドバイスもないのが不満らしい。 本当にさわって治療だもんなぁ・・・ 賛否両論だな。 数値化されたものしか信じられない人には無理かもね。 その点、うちの夫はだめだろうなぁ・・・ 私は気功とか良いと思っている。 夫は真逆。 非科学的なことは信じない。 私は大好きなんだけど。 昨日は1回だけ夫に言った。 「友達が整体に行ってたみたいで5回くらいで随分楽になったって話してたよ。」と。 それにたいして夫は 「でも。。。保険きかないんじゃないの?」 「そうだけど・・・保険がきいたって何の治療しているかも説明がなくてただ痛み止めもらってくるよりよっぽどいいって思うけど。」 と私。 1回2,3千円くらいか?もっと高いところだってあるだろうが・・・ 昨年は夫は2週間毎に何回も病院に行っていた。 それも安かったわけではない。 検査をすればそれなりにかかるわけだし。 「整体ねぇ・・・」 「じゃ、病院ですっきりきってもらうか、毎年この時期は苦しむかだね。 去年は2カ月だったけど、今年はわかんないよね。もっとながいかもしれないし・・・」 ちょっと脅す。 朝ご飯を食べ終わって夫、着替えるために2階にあがる。 「おか~さん~」 あんたのようなでかい子を産んだおぼえはないぞよ! 階段で座っている。 靴したをもって・・・ 「靴下、はけない・・・はかせて。」 妊婦の私が靴下をはくのに苦しがっていたとき、あんた、笑ってたよね?! 「こんな大きい子どもに靴下履かすことになるなんなんてね・・・」と私。 「すまん。」 いや・・別にいいんだけど・・・ 仕事大丈夫なんか? 車にもやっと乗り込む。 昼過ぎに夫からメールがはいった。 「○○に予約をとりました」 えっ?!まさか。。。。 そこは整体と気功で治すというところだ。 夫が、ホームページでさんざんバカにしていたところだ。 あやしいあやしいとさんざん言っていたのに。 電話で気をおくることができるとあった。 1回は無料でできるとあったが。 私は信じるけど、あの夫がねぇ・・・ よっぽどつらいのだろう。 藁をもつかむってあれだろうか・・・ 今日、同僚が行っていたと判明し夫は行く気になったらしいのだ。 その近くに義母おすすめの病院があったのだが夫の断った理由が・・・ 「遠いからいやだ!」 だった。 なのに、その遠いところに今、むかっている夫。 数年前の夫には考えられない行動だ。 仕事から帰ってきた夫にひとこと言ってやった。 「今はそんな動きだけど、帰ってくる頃には欽ちゃん走りかもね~。」 ← ふるっ! 小5の長男が欽ちゃん走りのマネをしていた。 本当にそう祈るばかりだ。 毎朝、靴下はかせ役は嬉しくない。 切らないという夫の強い信念のあらわれだな。 身体は大きくても気が小さい。 やるだけやってみなさい~ 夫の整体院での話、また今度。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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