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おきらく主婦のたわごと

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2008年12月08日
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カテゴリ:気づき
先日、夕方に実家の母から電話があった。

「○○さんとこのお父さんが亡くなった。お前、今晩通夜に行ってくれ!」


「は~?!」


近所の人だ。だけど・・・こんな急にかよ?!


しかも、その日は夫が前日から椎間板ヘルニアの痛みで仕事を休んでいた日。

これから子どもの習い事の送り迎えがあるしなぁ・・・


「あのさぁ・・・近所の人だし、香典をことづけたらどうだろうか?」


「もう、バスが出るんよ!うちの子が行くって言ったし、行ってくれ!」


人の予定も聞かないで、何を言ってくれるのか・・・・


「それがダメなら明日の葬式に行ってきて!」


ぬぅわに~?!


「困るよ~!!勝手に・・・

 うちにも今は病人がいるから私も身動きとれないんだよ!

 爺ちゃんが寝たきりだから、行かれないことはみんな分かってくれるよ!

 お願いだから今度から、そんな勝手に決めないでよね?!」


電話口では何の応答もない。


「じゃあ、今晩は行ってくるよ・・・」


そう言って電話を切った。

よくよく考えてみれば、あの母は人を信用していない。


自分が香典を頼んで、それが本当に届くのかという不安があるのだろう。

そして普段、人に親切にしていないので頭を下げることも嫌なのだ。


結局、こどもの習い事は休ませた。


ま、今回は仕方あるまい・・・・



そして次の日。

実家に行くと、父がひとりでいた。

母の姿はない。

台所から窓をあけると遠くに母がいるのが見えた。


それまで父と会話する。

30分くらいたって母が帰ってきた。


「婆ちゃん・・・」

反応がない。耳が遠いのか?

「ばあちゃんっ!!」

声を大きくするが、まだ返事がない。


おかしい・・・

台所にいるのはわかっている。

戸をあけて、後ろから


「ねえ!聞こえないの?耳、大丈夫?」


「きこえないっ!」


おっ?!

怒ってるのか?


そのあと、隣の部屋にいってこたつに潜り込んででてこない。


「お通夜に行ってきたよ・・・」


そのあと私に怒鳴り散らす。

内容的には・・・


子どもの頃から、何も良いことがなかった、


親にお金はとられ、我慢して嫁にくればダンナは稼ぎが悪い、

女の子なんて産んでも、役にたたない、

そんな子どもならいらなかった、

おまえはお金もくれない、

さんざん、お金を払ってやったのに、

もう来るな!

孫なんかもつれてくるな!

正月にも帰ってくるな!


などと恨み節を延々と言われた。


お~お~


いつになくがんばっていたかと思えば、無理はきかないね~

ま、そんなとこか・・・


「はいはい・・・

ごめんごめん、この前はだんなの具合も悪かったからね。


悪かったよ。

寂しいんだね、泣かれ!思いっきり泣かれ!」


そう言って母を抱きしめるが、身体が拒絶。

そうとう怒ってるな・・・


「お前なんか嫌いだ!!」


はいはい・・・唯一の味方に裏切られたと思ったんだな?!

もう、聞く耳もたず、だね。


「そんなにつらいんなら病院にでも行く?」

ほんと、心療内科にでも連れていってやりたいと思った。


「お前がきちがいだ!お前がいけ!!」

私が普段から母に心療内科で診てもらったらどうだと言うのが気にくわないのだろう。


本当に子どもだ。


これは完璧に病名がつきそうだ。


まあ、泣いてすっきりすればいいのだが、父にあたられては困る。

「爺ちゃんの世話はどうするの?」


「するよっ!!お前なんか、関係ない!」

ふーん。


そうだったら、どんなにありがたいことか・・・

「じゃ、私は何もしなくていいのね?!助かるなぁ・・・

自分でできるのね?!」


「お前なんかに何もしてもらわなくてもいいっ!はやく帰れっ!!」

そうかそうか・・・

何も聞き入れない母をよしよししておでこにチューした。

どうだっ!


まいったか!!


大笑い


さぞかし驚いたことだろう。

私がおかしくなったと思っていることだろう。


その後、父のところに行く。


「ごめんねぇ・・・婆ちゃん、怒らせちゃった・・・

 また爺ちゃんにあたらなければいいんだけどね・・・」


痴呆のはいっている父に分かるかなって思いながらつぶやいた私。


「しんぱいするな・・・聞こえないふりするから・・・」


その言葉を聞いたときに涙が溢れ出た。


父はずっとそうやって耐えていたのだ。


意識がぼんやりしているときには何を言われても分からないが、

しっかりしている時には、そうやって身を守っていたのだ。

心が傷つかないように・・・


「ごめん・・・ごめんね。あの母をよく守ってきてくれたね・・・」

父はなんでもないという顔をしていた。


父の胸で泣いた。


「泣くな・・・泣いて運転すると危ないぞ・・・」


「あんな人でごめんね・・・子どもみたいな人だわ。」


「寂しいやつや・・・・」


父はほんとに何もかも分かっている。



母も今度ばかりは自分でがんばるつもりでいたのだと思う。


私も今回、タイミングが悪かった。


やらなきゃいけないとがんばっていたところに、近所の人の不幸。


まあ、これがなくても近いうちに爆発していたことは間違いない。


早かれ遅かれあったであろう。


「姉ちゃんにも来るな!って言っておけ!!」


はいはい・・・


私には全部裏返しの言葉に聞こえる。


「お前はお金をくれない!」

それにはショックを受けた。


週に数回の買い物。

入院費も今回の香典だって母からはもらっていない。


なんだよ・・・現金、欲しいのかい。

そう言って困らせたいだけなのか・・・


要はお金がなかったばかりに苦労したと言いたいらしい。


心配しなくてもあなたの性格ではお金があっても幸せになんかなれませんよ!


心の中でつぶやく。


この人には感謝という気持ちは何一つないのだ。

たまに言う

「ありがとう。」

言っておけばいい、くらいの軽いモノに感じる。





これまでの私なら、あれだけ言われれば怒鳴り返していたと思う。


もう、この人は普通の人ではない。

大人の顔をした5歳児のように思う。


本当に病気なのだから仕方ないと思った。


もう情けなさも、腹立たしさも私の中にはない。


そんなものは通り越してしまった。


さとり?!


大笑い


「私がいると婆ちゃんの機嫌が悪くなるから帰るね!」

父に言って去ろうとした。


「おまえ・・・またくるんだぞ。」

父は私が来なくなるかと思ったらしい。


「わかってるよ、また来るからね。じゃあね・・・」


ふてくされて泣いている母には声をかけずに帰ってきた。


あんな調子で姉に言わないだろうか・・・

もし言ったら大変なことになるぞ。


姉はあの母にキレて何年も出入りしていなかった。


それが父の病気でようやく週に1回、顔をだすようになったのに。


姉に急いでメールしておいた。


「婆ちゃんを怒らせたらキレてしまった。

 さんざん、言われたよ。

 爺ちゃんにあたるかと心配。

 姉ちゃんにも帰れ!と言うかもしれないけど怒らないで。

 あの人は子どもだから。逆の事を言っていると思って聞き流してね。」


姉は週末に様子をみてくるから、あんまり心配するなと返事をくれた。


姉もようやく悟ったのかもしれない。


母はどれだけ今回のことで怒っているのかと思いきや・・・


姉が来た時点で私がこの話を姉にしていないと思ったらしい。

今度は姉に甘えてきたらしい。


もう・・・・


大物やね・・・



母。


それは私の人生の学びの教材。


あなたなくして、私の成長はありませんでした・・・


これって感謝すべきなのだろうか・・・


複雑な気持ちだ。







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最終更新日  2008年12月08日 10時50分21秒
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