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おきらく主婦のたわごと

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2008年12月23日
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テーマ:たわごと(26793)
カテゴリ:カテゴリ未分類
朝、母から電話。


「爺ちゃんが座ったままで寝ない。どうにかしてくれっ!!」


数日前、私が顔を出したときに父が下で寝かされていた。


トイレに立とうとしたらベッドから頭を下にして落ちていく。

その度に、自分はベッドにあげることができない。


だから下で寝かすのだ!!


それって・・・


自力でも母の力をもっても立ち上がることが出来ないと思うのだけど。


「お前は一緒にいないからわからないっ!」

はいはい・・・

なら、床ずれしないマットを下に敷いて寝てはどうだ?!

ベッドからマットをおろした。


「爺ちゃんがトイレに行けなくなってもいいんだね?!」


「いいっ!」


頑固な母。

「どうしても行きたかったら自分で立つだろう。」


いやいや・・・それは難しいだろ。


あれから3日。

やっぱりSOSの電話か・・・


父は横になることもままならず、お座り状態で休んでいたという。


私たちが到着すると、畳の上に寝ていた。

多分、自力で横になったと思う。

母の介護ってこんなもん・・・


自分は力がないから支えられないと強く言う。


「自分でなんとかするっ!もう2度と来るな!」

あの勢いはなんだったのかと思う。


まあ、そういう人だ。


私たちは家族で来た。姉はそのあとひとりでやってきた。

さて、それから、どうするかの話し合い。


「ほらね~。だから爺ちゃんが歩けなくなるって言ったじゃない!!

 寝て動かない状態が楽だなんて思わないことだね。

 これで分かった?」

姉が母にむかって言う。


それでも母はまだ納得しない。


父は左手が動かなくなっているので右手で柵につかまって起き上がっていた。

柵は今まで足下にあった。

それを頭の方に置くことにした。

そうすると足からなんとか降りられる。

歩き出してつまずいて転ぶことも時々あるが、それは仕方ない。


トイレに行こうとする父の気持ちを尊重してあげたいのである。

しばらく畳の上で転がっていたのか父は背中の痛みを訴えた。

電動ベッドの場所もずらした。


夫と長男、私と姉で。


こんなん、私や姉がいたってどうにもならない。

ヘルニアの夫と頼りない長男と力を合わせるしかない。


さすがに重かったがなんとか移動成功。


「爺はフカフカのベッドがいやなんだと!」

母はそういうが、私たちは聞いてはいない。


確かにフカフカだとベッドで少し移動したくても動くのは困難ではある。


父を抱き上げるような形で姉が立たせた。

すると、父はそろそろと歩き出した。


「よかった~。歩けるね!」


立つのが大変なのである。


試しに寝てみた父。


「フカフカで気持ちいい~。」


そうだよね・・・

畳の上では雲泥の差だよね・・・


これからは父に柵は見苦しくてもとらないように言った。


うんうんと言っていたがわかっているかな~


「爺ちゃん、これでゆっくり休めるね!」と私。


「これで永久に休めるわ、はっはっは・・・・」


一同、苦笑。


父は本当に笑っていた。


「今日はいっぱい笑った。」

嬉しそうである。


このところ、人恋しかったと思う。

私と母がギクシャクしたこともあって寂しかったと思う。


母は歩み寄るわけでもなかったようだ。

まあ、母らしい。


私たちが行った頃にはめずらしく父から母の苦情を聞いた。

あんまり言わない人なのに・・・


よほど、ひどいことを言われたのだと思う。


私に電話をかけてきたくらいだから、母も困ったのであろうが・・・


姉とはしみじみ語ってきた。

母を悪く言えば


「親のことは悪く言うモノではない・・・」

前に病院で父に叱られた。



そんな父の気持ちを知らない母。


あなたはほんとに幸せだね。


それに一生きがつかないかもしれない。


「やっぱり普通の親がほしかったね・・・」


姉はどうしてもそう言う。


それはどうしようもないからね・・・


子どもや孫がそろってやってきて父も母も嬉しかったと思う。


いつも良いことばかりではない。


でも、そんな中にも幸せは十分感じられる。


実際、私の魂は今日とても嬉しかったように思う。


家族がそろって、ひとつの話題に真剣に語り合えるなんて。


やっぱり父がいてくれるからだと感謝する。


母のことはあきらめの気持ちであるが、


姉の心の傷が深いのが気になる。


今も甘えられる親が欲しいと願っている。


義母さんともうまくいかず、不信感をもっている。


孤独感を感じながら嫁ぎ先で耐えていたのかと思うと可哀想な気もする。

自分の居場所がないと思うほど、寂しくつらいことはない。

もしかしたら、その原因を作っているのは姉自身なのかもしれないが・・・


そして姉も母同様、生きにくい人生を知らず知らずに生きている。


考え方ひとつである。


姉にはまだチャンスがある。


少しずつ心のすきま風をうめてあげたいと思う。


それはもしかしたら姉が人を癒すことで満たされるような気がする。


愛しかない。


私は父の慈愛に動かされたが姉にはどうしても父に対する不信感があるからそうはいかない。

私より深く傷ついている。


愛おしく感じる。



いつか楽になれると信じている。


時間はかかるだろうけどね。


これからは私が支えようと思う。


えらそうに言いながら簡単にもいかんだろうが。。。



こういう気持ちになれた自分、それも一時の自分からは考えられなかった。


希望をもちたいと思う。










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最終更新日  2008年12月23日 14時40分02秒
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