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テーマ:今、健康ですか?(254)
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昨日は父親がディサービスでお風呂に入る日。
雪が降らないのでお迎えの車も無事に来てくれそう・・・ その前の週、父は行かなかった。 雪の状況を電話で聞いてきた職員さんに、雪がひどいから来なくて良いって言ったらしい。 母の機嫌がずっと悪かったので会話らしい会話などできなかった。 「なんでディサービスに行かなかったの?」 ずっと聞きたかったのだが、聞けばまた怒鳴る。 これは放っておこうと心に決めた。 ここ数ヶ月、何か言えば噛みつくようにけんか腰だった母。 正直、近寄りたくなかった。 父の側にいれば更に機嫌が悪くなるし。。。 先週の夕方、何気なくテレビをみていた。 子どもの頃に捨てられた母に会いたいから探してくださいというような内容だった。 それも何度も何度も母に裏切られ、しまいには自分の姉までが子どもを置き去りにして 出ていき、その子を現在も育てているのだという。 その時、わずか16歳だった。 えらい・・・ 捨てられた親を許すのか・・・ ホームレス中学生の本を読んだときも思った。 主人公がもし、今も父を憎んでいる。 ぜったいに許さない!! そういう内容であったら、あの本は売れなかっただろうに・・・ 捨てられた父を捜し出し、父を慕うその姿に感動した。 そう思うと、自分、ちっこいわぁ・・・ ちょっと気になるし、電話でもしてみるか・・・・ 母がでた。 でもなんだか、声が小さく、元気がない。 「どうしたん?」 「夜になると熱が出る・・・」 お子様かよっ! 「何か食べたの?」 「何も食べたくない・・・」 「食べるもの、あるの?」 「ある・・・」 結局、次の日はバイトの日でいけなかったので1日たってから行った。 その日は土曜日、姉が朝のうちに煮物をつくっておいていってあった。 雪が多いので車をとめるスペースがあった。姉が雪をどけてくれたようだ。 ありがたい! 行くと意外に母、元気。 「夜になると熱がでる。昼は元気。」 そうなのか・・・ でも気になる熱だ。 昼ご飯を父に出し、外で2時間ゆきすかし。 これで家の前に車も入る。 月曜日のディサービスの車も入れるな?! そして昨日、母は父を見送ったあとでバスに乗って病院に向かった。 帰りは私が送った。 もともと病院が好きだから行けば治るであろう。 薬をもらえば安心して帰ってくる。 そして、ついでに実家のお向かいのお爺ちゃんのお見舞いにも行ったらしい。 83歳で車を運転していた。 1年前にお風呂に入ってあがれなくなった父をひっぱりだしてくれた。 その時に 「随分、やせてるから病院で診てもらったほうがいいんじゃないか?」 そう言って心配してくれた。 頑固な父が病院に自ら行くわけがなかった。 その数ヶ月後に結局入院したのだけど・・・ 帯状疱疹で入院。 検査で重度の糖尿病、肺ガン発覚。 一気に病人のレッテルを貼られた。 2カ月前に救急車で父が運ばれるときにも家までみにきてくれた。 なんとそのお爺ちゃん。 お見舞いに行った母に言ったらしい。 「父ちゃんは田んぼをしているか?」 「え?!もう、やめたんよ。」 母はおかしいなぁ~と思いながら答えたらしい。 3週間、入院していると認知症のようになるよな・・・ うちの父もそうだった。 お向かいのお爺ちゃんは急に足が痛くなって歩けなくなったのだそうだ。 歩かないと人はぼけちゃうんだな・・・ なんだか寂しい。 つい最近まで父よりもしっかりしていた。 畑の仕事もばりばりしていた。 本当にわからないものだ。 自分の明日だってわからない。 そういうものなんだな・・・ いつかいつか・・・ 父の病気が発覚してから私はいつも父の死を覚悟していた。 その間、思わぬ別れがいくつもあった。 近所のお婆ちゃんだったり、バイト先のお爺ちゃん、父のディサービス仲間。 そして息子の同級生のお父さん。 なんだか、考えさせられる。 死って特別なものではないんだよな・・・ いつも隣り合わせ。 生まれた以上、いつかは死ななければならない。 おびえて生きていても仕方ない。 母も最近、死を身近なものに感じているようだ。 今日も実家にごはんを持って行ってきた。 めずらしく母が台所に立っていた。 昨晩、熱はでなかったようだ。 おまけに父と同じ部屋ですごしているし・・・ 天気が良いせいもあるかな・・・ この前までのピリピリした感じが消えた。 家の中の空気、ものすごく悪かったからなぁ・・・ とりあえず、ホッ。 私も大人気なかったかもな。 ちと反省。 無理せず、ぼちぼちいきますわ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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