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テーマ:たわごと(26790)
カテゴリ:気づき
認知症の父。
眠って起きると最近はおもしろいことを話す。 「大阪のおっさん(父の弟)が、さっき来ていたけどいつ帰ったかな・・・」 え?! 「おっさん、来てた?何か言ってた?こっちに来いって?!」 「うん・・・・」 父方の叔父はとっくに亡くなっている。 もしやお呼びに来たか?!!Σ( ̄□ ̄汗…) 時には私がディーサービスに父を迎えにいくと・・・ 「帰るってどこに帰るんだ?」 「今の私の家だよ!」 「だってお前、北海道に行くんだろ?」 「え?!私、北海道に行っちゃうの~?(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!」 なんて会話が始まる。 昨晩は目をさまして・・・ 「孫に仕送りしないと・・・」 「え?!誰に?」 「大阪の孫・・・」 大阪に孫はいましぇ~ん。 「婆、郵便局でお金をおろさないと・・・」 「いくらくらい送るんだい?」 婆さんも悪のり。 「うーん。そんなには送れないんだが・・・」 そもそも郵便局の口座は母名義だ。 笑える。 もしかしたら将来、大阪に住む孫がいるのかもしれない。 姉の子か・・・ うちの子か・・・・ 爺さん、ちょっと先を見ちゃったか~?! それで思い出すのは・・・ 11月に父が熱を出して入院したときのこと。 ほんの4日間だった。 父にとってはとてつもなく長い時間に感じたのだと思う。 「婆は死んでしまったんだろ?」 そう言って泣き出していた。 自分は施設に預けられたと思って秘かに悲しんでいた。 その時に私と姉は、父がこれほど母のことを想っているのかと感動した。 その数ヶ月後に母の癌が発覚した。 父はそのことを言っていたのかもしれない。 さっきも姉とそのことで話しが盛りあがった。 ちょっと恐いような気もする。 まあ、あっても不思議ではないかなって気はするが・・・ この先、どうなるのか・・・ そうは言っても普段通りに過ごすしかない。 どうかなることを恐れていても仕方ない。 今日は姉一家がそろってやってきた。 こんなことは何十年ぶりだ。 父も母も喜んでくれた。 父も分かっているのか涙を流して喜ぶ。 こんな日が来るとは想わなかった。 姉がこれほど父と母にやさしく接してくれるとは・・・ 1年前には想像もしていなかった。 それが何より嬉しい。 姉の心の憎しみの部分がはがれていきますように・・・ 今日も嬉しい1日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月21日 17時47分36秒
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