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おきらく主婦のたわごと

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2009年03月10日
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カテゴリ:健康
昨晩、父の様子がおかしかった。

いつもは食べている以外はぐっすり寝ている父。


肺ガンで呼吸するのもつらいんだろう・・・・


トイレに行く時、食べる時くらいしか動くことはない。

それが夕飯を食べても朦朧として起きている。


ちょっと熱い?!

熱を計るが、36度くらいしかない。


なんだかつらそう・・・


そんな父がトイレに行った後、ソファーで休んでいた夫に向かって言った。


「おとうさん・・・

 やっかいになって、すまんね。」

認知症の父が一瞬まともになった。

最近は子どもや夫がいても、眼中にはいらないのか素通りしていた。


夫も驚いた様子。


「えっ?!あ~っ、何を言ってるんだよ。父ちゃん・・・」


昨日は料理などしたこともない姪っ子がカボチャの煮っ転がしを作ってきた。

少しだけ作ったのだが、姉が是非とも我が家に持っていくようにと、姪っ子に持たせた。


「これ、○○子(姪)が作ってきてくれたんだよ~。」

そう言って父に出した。


「おお~っ、○○子は料理が上手だなぁびっくり

ものすごい普通の会話。

最近は頷くだけのことが多かった父。

姪っ子はとても喜んだ。


「ほんと?!爺ちゃん、また作ってくるね!!

 今度は何がいいっ?」

姪っ子よ・・・

おぬし、そんなにレパートリーないでしょ?!大笑い


その夜に父はなんだか呻きだした。

「どうしたの?」

そう言っても首を横にふるだけである。


母はやはり肝臓癌のせいだろうか、身体がだるくてたまらないようだ。

最近はみていられないので、睡眠薬を飲ませている。

ちっともぐっすり眠れていなかったのか、飲んだ次の日は機嫌が良い。

眠れない夜が多い。

そして暴言を吐く。

私に殺されると、また姉に言っていたらしい。

すべて病気のせいなのだと思うと仕方ないって思う。

私を頼るようなことを言っていても姉に告げ口する母を憎いと思ってしまうこともある。


今日は母の内科診察。

昨晩の父の様子でデイサービスに預けてもいいものだろうか・・・


朝方、父は爆睡した。

朝ご飯を食べられるようだったら、連れていってもらおう・・・

母の診察は午前中。


もし父の体調が悪いようだったら、少しだけおいてもらって迎えにいこう!

まるで熱のでそうな子を保育園に預けるような心境だ。


あ~

身体が2つあればなぁ・・・

姉は仕事を休めない。


姪っ子は昨日がお休み。当分、休みはない。

父と母の姉弟は頼れない。


ほんと、困る。

子ども達に朝ご飯を食べさせて学校に行かせる。


そういえば。。。


夫がのんびりしている。


「いいの?!のんびりしてて・・・」


「うん・・・身体がだるい・・・今日、やすむ・・」



ええ~っびっくり

腰と背中が痛いらしい。

風邪?

それとも椎間板ヘルニア?



お願いだから~


みんな元気でいてよ~~~号泣


結局、父をディーサービスに送り出し、夫は置き去り。

母を病院に連れて行く。


さすがに病院好きな母もだるそうだ。

余命1ヶ月だと誰が思おう・・・・


最初の宣告からいけばの話しだが・・・


肝臓の機能はとても衰えているようだ。

だるさはそこからきている。


よく歩いていると思う。


車いすを拒否する母。


「病人みたいでいやだよ!」


病人だよ・・・立派な。

尿検査で膀胱炎になっていることが分かった。


おまるのおしっこ、臭いな~とおもっていたんだよね。


もう母の身体はボロボロである。

このまま睡眠薬を飲ませると、肝臓にはよくないという・・・


眠れないっていうのはつらい。

本当にこのまま母は逝ってしまうのだな・・・


実感がわいた。


病院の待合いではいつも元気だった母。

知り合いも声をかけるのを躊躇するくらい母の顔色は悪かった。


「爺もいっしょに連れて行けば?!私がひとりで内科にいるから・・・」


無理だって~しょんぼり

まだ母の方が強いつもりでいる。


実際はどっちが良いんだろう・・・

どっちも終わりが来ているようにしか思えないのである。


終わらせてあげたい・・・


痛みがこないうちに・・・


小さな母を抱えるようにして待合いで待った。

予約から1時間半も遅れての診察。

これがどんなにつらいことか・・・


「どうして足が前にでないのかなぁ・・・」

何度も同じ事をいう母がかわいい・・・


もうすぐ治ると信じている。


数日前、母が憎いと思った。


私に殺されるとか、私が母のお金をねらっていると思われているとわかって・・・


でも、やっぱり愛しい。


少しずつぼけていく母が愛しい。


こうならないと私は母を愛しくなんか思えなかった。


私が母を愛しく思うことが私の人生の目標だったのかもしれない。


どうしても好きになれなかった。


こんな母のもとに生まれたことで悩んだ。


愛しいと思える日がくるなんて思いもしなかった。


もう・・・


終わりなのかもしれない。



その時がやってくる。



こどもの私にさようなら・・・
















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最終更新日  2009年03月10日 15時20分26秒
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